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COMPUTER MUSIC SONAR 7 Producer Edition 第6回:SONAR 7、襲来の巻  BLIND LOOP MASTER

タカユキ(T):さすがに寒くなってきましたね。冬といえば、鍋の季節だーね(志村けん風)。

ヨシノリ(Y):初っ端からドリフのコントやる気かっ! 我々的には冬と言えば、SONARのアップデートの季節じゃないですか!

T:そうですよ! 今回で、SONARは7回目のバージョン・アップです。「7」とは縁起がいい数字! 特典として、変身用メガネがついてきます。

Y:ついてこねーよ! ウルトラセブンと関係ありません。

T:実は我々、ちょいと早めにSONAR 7 Producer Edition を触らせてもらったばかり! 今回は、ファースト・インプレッションのままに、新しくなったSONARのレポートをしたいと思います! シュワッチ!

SONAR 7

▲SONAR 7 Producer Edition

MIDI入力機能が大幅に進化したSONAR 7

「MIDIがもっと強力だと、言うことないんだけどなぁ……」。度々、そうささやかれてきたSONARのMIDI機能ですが、ついに逆襲の時がやってきたようです。SONAR 7 Producer Edition(以下、SONAR 7)には、一度使い始めると後には戻れない、そんな便利な機能が一挙に増えました! 「ステップ・シーケンサー」という新しい入力画面も追加され、さらにMIDIの入力方法のバリエーションも豊富になっているのです! そんな新しいMIDI機能をいくつかピックアップして紹介しましょう!

●ダンス・ミュージックで大活躍間違いなしのステップ・シーケンサー

ハードウェアのシンセやサンプラーでの制作に慣れている人には、このステップ・シーケンサーはとても便利に感じるでしょう。最大64ステップ、16ビートのフレーズの制作が可能で、スウィングの設定も簡単にできる点もいいですね。ループするベース・ラインやリズム・パートの制作など、ダンス・ミュージックにもってこいの入力ツールです。ちなみに、最初からグルーブ・クリップの状態になっているので、クリップ表示部内で簡単に反復させられます。

ステップ・シーケンサー画面

▲画像2:ステップ・シーケンサーの画面。ドラム・マップにも対応しているのでリズムの打ち込みもバッチリいけます。各ノートのベロシティーの変更も簡単。「スネアだけベロシティーを上げる」みたいなことが、簡単できるわけです。

●さらに使いやすく進化を遂げたピアノロール

今や、どんなマウスにも付いているホイールのボタン。これを使って、MIDIノートの削除や分割、連結、イベント・ミュートなど、様々な操作をサクサク行うことができるようになりました! ホイールのボタンで分割&連結ができるようになったのは、とてもうれしいっす!

これまで和音を「ジャ、ジャ、ジャ」とリズムカルに演奏したように打ち込みたい! と思っても、これがナニゲに大変だったんです。それがSONAR 7では、まず長めのMIDIノートで和音を作り、それを分割して、あとは1つ1つの音の長さを調節すれば、あっと言う間に完成してしまうのです。また、複数のMIDIノートを一度に消したい時も、ホイールのボタンを押しっぱなしにして消したいMIDIノートへ移動させれば、簡単に消していけるんです。まるでペインティング系ソフトを操作するように、MIDIノートの編集が行えるにようになったというわけです。これは使いやすいわぁ~。

進化したピアノロール画面

▲画像3:まっさらな状態から全音符の和音を作り、それを分割すると、画面のような和音のフレーズが簡単に作れます。これが、以前はかなり面倒な作業だったのですよ。

 
・ワンポイント

マウスの動作については、「ピアノロール ツール設定」画面で、マウスのどのボタンにどの動作を割り当てるのかを設定することができます。

ピアノロール ツール設定画面

▲画像4:ピアノロール ツール設定の画面。Cubase、Digital Performer、Logic pro7という、他DAWソフトのマウス動作を再現したプリセットも用意されています。これで、他のDAWソフトからSONARに移行したい人もひと安心!?

 
●マイクロスコープでMIDIデータを拡大表示!

大画面の液晶ディスプレイを2台使って、優雅に音楽制作が行えればいいのですが、ノートPCで作業しなきゃいけない、という環境の人も多いはず。そんな人が重宝するであろう新機能が、「マイクロスコープ」です! ピアノロール画面を小さく表示している時でも、ポインターを当てたところが拡大表示できるのです。

マイクロスコープ画面

▲画像5:3~4小節目のMIDIデータをマイクロスコープで表示させた状態。マイクロスコープは、新聞をルーペで見る感じ!? 特にノートPC派には、非常に助かる機能ですよ!

●複数のMIDIイベントも楽々エディット!

MIDIイベント(音量や音色などの情報)が複数になると、すべてが一緒に表示されるので、そのままではどのパラメーターを操作しているか分からなくなってしまいがちでした。これまでは、このような状態にならないように、操作したいMIDIイベントのみを表示して編集作業を行っていましたが、SONAR 7では、複数のMIDIイベントのパラメーターを、並行に表示させて編集することができるようになりました。 例えば、ベロシティ(音の強弱)とパン(定位)の両パラメーターを表示して、お互いの動きをチェックしながらMIDIの編集が行えるというわけです。複数のMIDIイベントを同時に扱いたいという人にとって、この新機能はまさに朗報といえるでしょう。

MIDIイベント編集画面

▲画像6:MIDIイベント編集画面。左端の[+]、[−]のボタンで、表示の出し入れも自由自在に行えます。