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COMPUTER MUSIC SONAR 7 Producer Edition 第8回:ステップ・シーケンサーでリズムパートを打つべし!打つべし!の巻  BLIND LOOP MASTER

タカユキ(T):明けましておめでとうございます!

ヨシノリ(Y):今年もよろしくお願いいたします!

T:去年の暮に、思い切って大型液晶テレビを購入したので、この年末年始は正月特番とXBOX360を満喫じゃ~! と思っていたら……、まったくもって、それどころじゃなかったのですよー(泣)。

Y:そうなんですよ! 90年代J-POPの名曲をスウィートなレゲエ、いわゆる"ラバーズ・ロック"のスタイルでカバーするという企画の楽曲制作で、もう連日連夜、不眠不休で作業しておりました。

T:スケジュール的にもまったく余裕がなく、本当にギリギリでの完成だったのですが、SONAR 7の新機能&プラグイン・シンセが大活躍してくれて、ホント助かりましたよ!

Y:既存の曲をカバーするという企画だったので、大量のMIDIデータやコード表とニラメッコする日々の連続でしたが、前回紹介したピアノ・ロール・ビューの新機能が、もう、大・大・大活躍! 基本的なコード進行をMIDI入力してから、それを他のパートに応用していくという作業が、実にスムーズに行えました。特にノートの分割と結合の作業は、本当に多用しましたよ。

T:それと、新たに加わったプラグイン・シンセのZ3TA+のフル・バージョン、D-ProRaptureのLE版もフル活用しましたよ。ハードウェアに負けず劣らずの、高品質のぶっといサウンドを鳴らしてくれるので、ほとんどの曲で使いました。それでいて、場所を問わずに使えるというソフト・シンセのメリットも大きかったですねぇ。

Y:なんたって、ミックスをしているスタジオの隣の部屋で、土壇場まで作業していましたからねぇ~。特にD-Pro LEのオーケストラ・サウンド・ライブラリー「Garritan Pocket Orchestra」のストリングスは、もうメチャクチャ音がよくて、他のパートともよく馴染んでくれるので、実に使いやすかったですね。

▲写真1:SONAR 7をインストールしたノートPCとオーディオ・インターフェースUA-101をスタジオに持ち込み、ミックスの作業を行った時の写真です。目を閉じているように見えますが、決して寝ているわけではないのです。……いや、一瞬、寝てたかも……。

T:ミックス作業は、本当に時間がなかったこともあって、通常は各パートをパラレルにオーディオ・ファイルとしてエクスポート(出力)するんですが、今回は必殺技を使いました。スタジオのモニター・スピーカーを持ち込みのUA-101につないでもらって、まずSONAR 7上でボリュームやパンを調整するんです。そして、ドラムや上モノなどをバスでまとめて、グループ単位でエクスポートしたんです。このようにして出力した素材をエンジニアさんにお渡しして、事前にレコーディングしておいたボーカル素材とバック・トラックをミックスしてもらったんです。

▲写真2:ミックス完成時に撮影した、記念写真的な一枚。疲労困憊で、2人とも肌の色がおかしくなっております。……目線もヤバイ……。

T:こうして完成したアルバムは、3月26日にインペリアル・レコードから『LOVERS STYLE』というタイトルでリリースされます! 詳しくは、我らのBLMのブログで近々紹介しますので、よかったらチェックしてくださいね!

Y:そんなこんなで今回は、珍しく何ひとつボケもなくスタートしましたが(笑)、前回予告したようにSONAR 7の新機能、ステップ・シーケンサーを紹介いたします! 昨今のダンス・ミュージックに特化したDAWソフトでは、このステップ・シーケンサーを搭載しているモデルも多くなってきましたが、その機能がついにSONARにも搭載されたんです!

T:SONAR 7から仲間入りした、テクノ/トランス系に強いプラグイン・シンセ、Z3TA+やRapture(LE版)と組み合わせて使えば、ダンス・ミュージックの制作が格段にはかどること間違いなし、ですよ!

SONAR 7 Producer Edition

▲画像3:SONAR 7 Producer Edition

リズム&ベース作りの強い味方! ステップ・シーケンサー登場!

前回は、大幅にパワー・アップしたピアノ・ロール・ビューについて紹介しましたが、今回は、SONAR 7から新たに加わったMIDI入力ツール、ステップ・シーケンサーを紹介いたします。ピアノ・ロール・ビューが進化したことによって、SONAR 7は随分とMIDIデータの打ち込みがしやすくなりましたが、このステップ・シーケンサーを使うことで、リズム・パートの打ち込みが、より簡単に、サクサクと行えるようになりました。しかも、ループ・フレーズ作りにも最適! こんなところからも、SONAR のMIDI入力機能が大きく強化されたことが実感できますね。

ステップ・シーケンサー画面

▲画像4:ステップ・シーケンサーの画面。これが今回の主役となる新MIDI入力ツールです。ピアノ・ロール・ビューや楽譜とも違った感覚で、サクサクとMIDIデータを入力できるのがとても楽しい!

それでは早速、リズム・パートを入力しながら、魅力的な機能の数々を細かく紹介していきましょう。

Roland Groove Synth画面

▲画像5:プラグイン・シンセ、Roland Groove Synthの画面。プリセットからリズム・セットとして「TR-808」を選択しました。この素材をもとに、説明を進めいていきます。