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COMPUTER MUSIC SONAR 7 Producer Edition 第9回:ステップ・シーケンサーでリズム・パート以外も打つべし!打つべし!の巻  BLIND LOOP MASTER

ヨシノリ(Y):前回にも書きましたが、年末年始を返上して作業を行ったアルバム制作は、ホントに大変でした。それがやっと落ち着きまして、ようやく「明けましておめでとうございます!」という気分です! って、もう2月も終わりですよ~。

タカユキ(T):歳を取るたびに、1年が過ぎるのが早く感じるとはよく言われていますが、「ホントだなぁ」と、つくづく思う年頃になりましたね~。音楽制作だけでもそう思うのに、さらにXBOX360が面白過ぎて、本当にアッという間に、時が過ぎていきますね~。

Y:どちらかと言うと、毎日ゲームばかりやっているからだと思うのだが……。運動もせずにコーラばかり飲んでるし、メタボリック街道まっしぐらだぞ!!!

T:よーし、それじゃあSONAR 7のステップ・シーケンサーを使ってビリーズ・ブート・キャンプみたいな曲を作って、携帯オーディオ・プレーヤーで毎日聴きながらランニングすれば完璧だ! ビクトリ~!

Y:いつもに増して、フリがめちゃくちゃだぞっ! グッズ雑誌の"2007年ヒット商品ベスト30"の上位商品をテキトーに並べたようなこと言いやがって。えー、そんな残念な兄のフリがありましたが、前回に引き続き、今回もSONAR 7の新機能であるステップ・シーケンサーを取り上げたいと思います。

T:ステップ・シーケンサーは、前回に紹介したリズム・パートだけでなく、それ以外のフレーズの制作にも大活躍! では、よりディープにステップ・シーケンサーの可能性に迫ってみましょう!

SONAR 7 Producer Edition

▲画像1:SONAR 7 Producer Edition

リズム以外のフレーズを打ち込んでみよう!

ステップ・シーケンサーは、前回紹介したリズム・パート作りのみならず、シンセを使ったリフ作りや、ベースのフレーズ作りにも活用できるのです! SONAR 7で新たに加わったプラグイン・シンセのZ3TA+のフル・バージョン、D-ProRaptureのLE版は、ダンス・ミュージックの制作に向いているので、ステップ・シーケンサーとの相性はバッチリなんです!

●ステップ1:ベース・フレーズを打ち込む!

まずは、Z3TA+を使ってベース・パートを打ち込んでみましょう。リズム・パートを打ち込む際には、ステップ・シーケンサーの左側にキックやスネアといった楽器(音色)名が表示されていましたが、今回は、リズム音色ではなく、シンセ音色を選択したので、音階が自動で表示されます。

キー(音階)を増やしたい時は、右下のプラス・ボタンで追加、逆に必要ないキーはマイナス・ボタンで削除ができます。キーは自由に削除できるので、打ち込むフレーズのスケール上使わないキーを消してしまうと、作業が楽になるかもしれません。こういう使い方は、通常のピアノ・ロールではできないことですよね。

前回のリズム・パート作りでは、エレクトロなヒップホップ・ビートを組んでみたので、それにマッチしたベース・サウンドで打ち込んでみましょう。今回のZ3TA+では、クランク・ヒップホップのようなシンセ・リード系の音色の中から、べース・パートに使えそうな『You Want That Stack』というプリセットを選んでみました。

Z3TA+とステップ・シーケンサーの画面

▲画像2:Z3TA+とステップ・シーケンサーの画面。必要なキーだけを残して、フレーズに必要ないキーは削除してみました。

●ステップ2:音符と音符を"タイ"でつなぐ!

リズム・パートと同様に、2小節(8拍)のフレーズを作りたいので、「BEATS」は「8」ですが、主に8分音符で入力したいので「STEPS」を「2」に設定します。ここの「BEATS」と「STEPS」の設定方法は、前回の『第8回:ステップ・シーケンサーでリズム・パートを打つべし!打つべし!の巻』をチェックしてください!

入力した音符と音符の間を[Ctrlキー]+[左クリック]して点灯させると、"タイ"で音符をつなぐことができます。ここでは、最初の音符と最後の音符だけは4分音符にしたいので、タイでつなげてみました。

音符と音符をタイでつないだ状態の画面

▲画像3:ステップ・シーケンサーでは音符の長さを変えられないの? と心配だった人もいると思いますが、まったくご心配なく! 音符と音符の間を点灯させるとタイにできるんです。

▲Lil Jonをはじめとする南部産クランク・ヒップホップでよく使われるようなシンセ・リードを使ったベース・パートができました!

●ステップ3:和音でハモらせる!

次は、和音を入力してみましょう。引き続きシンセにはZ3TA+を使用して、プリセット『Noise in the house』を選択してみました。

ここでは和音とタイを使い、さらに前回紹介した"スウィング"を利用して、ティンバランドっぽいフレーズを作ってみました。最近のメジャー・ヒップホップでは、もろにトランス系プリセット音色を使うことが多くなってきているんです。

和音を入力した状態の画面

▲画像4:和音を入力した状態の画面。和音部分でもタイが使えるので、これなら自由自在にフレーズ制作ができますね。

以上のように、SONAR 7のステップ・シーケンサーでは和音でさえも問題なく入力することが可能です。しかも、まるで模様を描くかのように視覚的に入力していけるのもステップ・シーケンサーの大きな魅力です。これなら、通常のピアノ・ロールでの入力や、楽譜の状態では思い付きもしないような、ユニークなフレーズが生み出せるかもしれませんね!