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COMPUTER MUSIC SONAR 7 Producer Edition 第15回:あなたのSONARも劇的ビフォーアフター!?の巻  BLIND LOOP MASTER

タカユキ(T):夏も本番! 夏と言えば、花火にスイカに音楽フェスティバルですよ!

ヨシノリ(Y):今や"夏フェス"なんて言われちゃったりして、ちょっとしたブームにもなってますが、その夏フェスの王様「フジ・ロック・フェスティバル」に今年も行ってきましたよー!

T:俺なんか、今年で10年目だからね。初めてフジ・ロックに行った時はテント生活が辛かったけど、今は宿があるから、快適快適。ヨシノリ的ベスト・アクトは、どのアーティストだった?

Y:もちろんジェイミー・リデル!

T:俺と同じだな~! ロック・バンドだと、Foalsが良かった! う~ん、甲乙つけがたい。

Y:よし! じゃあ、フジ・ロックで得たアイディアやインスピレーションを元に曲を作るぞ!

T:でも暑くて暑くて、曲作りする気が起きないよー! ブーブー。

Y:じゃー少しでも作業を快適に作業するためにSONARをカスタマイズ(改造)して、作業中のイライラを少なくすればイイなじゃいんですか!?

T:なるほどね! カスタマイズかぁ~。さすが元ヤンキー、改造大好きなんだね!

Y:だからオレはヤンキーじゃなかったって! では今回は、SONAR 7をどのくらい自分の作業スタイルにカスタマイズできるか、まとめてみよう!

SONAR 7 Producer Edition

▲画像2:SONAR 7 Producer Edition

より使いやすく見やすく、カスタマイズで自分だけのSONARに!

便利な機能やハイ・クオリティなプラグインが多数揃っているSONAR 7ですが、各種表示、操作、マウスの動作、配色、そして右クリック・メニューまで、ありとあらゆる操作を自由自在にカスタマイズできる点も、SONAR 7の大きな魅力のひとつでしょう。

このSONAR 7のカスタマイズ機能については、これまでの連載でも軽く触れてきましたが、今回は集中的にこの「カスタマイズ」について大特集したいと思います。カスタマイズに関することで困った時は、この回を見てもらえば大丈夫! というくらい、一挙にまとめてみたいと思います。上手にカスタマイズして、より使いやすく見やすく"自分だけのSONAR"にしちゃいましょう!

ということで、今回は内容的にも音ネタはナシとなりますが、画像を盛りだくさんで紹介していきたいと思います。

では、『表示編』と『操作編』の2部構成で解説していきましょう!

SONARを見やすくカスタマイズ!!!~表示編 Part1~


●トラック・ビューのカスタマイズ

ボリューム、パン、FX、入出力など、いろいろなパーツが表示されているトラック・ビュー。ここで、よく使うパーツだけを表示するようにすれば、見た目がスッキリしてとても使いやすくなります!

トラック表示部の一番下に[All]や[Custom]などのタブが並んでいる周辺で右クリックし、メニューから[パーツマネージャ]を選択します。ここ表示されるパーツマネージャ・ダイアログで、あまり使わないパーツのチェック・ボックスを外していきましょう。新しくタブを作ることもできるので、例えば、レコーディング時によく使うパーツのみを表示する"レコーディング専用タブ"を作成したり、キーやインプット・クォンタイズにプラスして、MIDI機能のリバーブやコーラスのパーツを加えた"MIDI専用タブ"などを作ると、操作も快適になります。

▲画像2:チェック・ボックスのオン/オフで、表示/非表示を簡単に設定できます。タブを新規作成することもできるので、用途に合わせていろんなタブを作ってみてはどうでしょうか。


●ツールバーのカスタマイズ

ツールバーも、普段から頻繁に使うツールだけを表示させることで、使いやすくなります。

ツールバー上でボタンがない空白の部分で右クリックして表示されるリストの中から、あまり使わない項目のチェックを外しましょう。ツールバーは、さらにボタンまでもカスタマイズすることが可能です。詳しくは、「第11回:Q&A企画その1『魁!!SONAR塾』開講の巻」の「Q3:ツールバーがゴチャゴチャしていてよく分からない!」の項目を参照してください。

▲画像3:使わないボタンはなくして、スッキリしたツールバーを表示させましょう。


●メニュー&右クリック・メニューのカスタマイズ

ちょっと上級編かな!? メイン・メニューをはじめとする各種メニューや、いろいろなエリアで右クリックすると表示されるメニュー(コンテキスト・メニュー)の内容までカスタマイズすることができます。

メニューの[オプション]から[メニューエディタ]を選択します。ここで表示されるメニューエディタ・ダイアログの[メニュー]からカスタマイズしたい項目を選びます。不要なメニューは、[メニュー項目]で削除したり、非表示にすることで、メニュー操作がしやすくなります。

ちなみに、下の画像4で選択している[メニュー]は、オーディオ・クリップやMIDIクリップ上で右クリックをした際に表示される「クリップ表示(コンテキスト)」です。これらは頻繁に使うメニューなので、しっかりとカスタマイズしておくことで、作業をサクサク進められるようになりますよ!

▲画像4:右クリックで表示されるメニューまでカスタマイズできるとは驚き! クリップ上での右クリック・メニューは頻繁に使うので、ぜひカスタマイズして欲しい部分です!


●プラグインFXのカスタマイズ

これは重要!!! 初期設定状態でのプラグインFX(エフェクト)は、画像5を見ても分かる通り、本当にたくさんのプラグインFXが表示されて一見嬉しく感じますが、実際に作業してみると、この中から使いたいプラグインFXを探すのがもう大変! さらに、SONAR 7では使わない動画系プラグインなどもFXと拡張子が同じため、これらまでもが誤って認識されると、リストアップされてしまうこともあります。これでは、まったくもって使いづらいので、カスタマイズしましょう!

▲画像5:プラグインFXがたくさん並んでいると、これは見づらい!!!

メニューの[プロセス]-[オーディオFX]-[プラグインレイアウト]-[レイアウトの管理]コマンドを実行します。すると[Cakewalk Plug-in Manager]ダイアログが表示され、ここでプラグインFXの表示のカスタマイズが行えます。

▲画像6:Cakewalk Plug-in Managerの画面。メニューの[ツール]-[Cakewalk Plug-in Manager]でもダイアログを開けます。

基本的には、一番右側のリストがSONAR上で表示されるプラグインになりますので、ここで必要に応じて表示を消去したり、並び変えたり、フォルダを作ったりして整理してください。先ほどの動画系のプラグインですが、これらは作業中に間違って選んでしまうとSONARがフリーズしてしまう可能性があるので、ここできちんと不要なプラグインを削除しておきましょう。

新しく購入したり、フリーウェアとして入手したプラグインFXも、このCakewalk Plug-in Managerでリストに追加できます。追加する際は、左(プラグインの種類)と中央(登録済のプラグイン)のリストからプラグインFXを選択して、[プラグインを追加]をクリックしてください。

こうしてプラグインFXの整理が終わったら、右上の[プラグインメニューレイアウト]の部分でプリセット名を入力し、[保存]を実行すれば、いつでも自分のセットを呼び出すことができます。もちろん、何度でもカスタマイズし直すことも可能です。

ちなみに下の画像7は、僕がカスタマイズした状態です。とても見やすい!!! ......と思うのは、僕だけかなぁ......(笑)。まさに、自分だけのSONAR! ってわけです(強引な結論)。

▲画像7:エフェクターのメニューもスッキリ! 最近ではフリーウェアのプラグイン・エフェクトもたくさんあるので、インストールし過ぎてリストがゴチャゴチャになっている人もいるのでは!? そんな時には「カスタマイズ」ですよ!


●プラグイン・シンセのカスタマイズ

SONAR 7にはプラグイン・シンセもたくさん搭載されていて、初期設定の状態では、使い慣れるまでに時間がかかったり、ビギナーの方だと何が何だか分からなくなってしまったりするかもしれません。これに加えて、独自に入手したソフト・シンセを含めると、大変なことになります!

▲画像8:かなりたくさんのプラグイン・シンセが表示さている状態です。しかし、筋金入りのプラグイン好きの方のSONAR環境だと、この数倍は表示されるんでしょうねぇ......(汗)。

カスタマイズ方法は、プラグインFXと同様です。[プラグイン・シンセ]-[レイアウトの管理]で[Cakewalk Plug-in Manager]ダイアログを起動させます。手順はプラグインFXと同じなので、自分好みにレイアウトして保存しましょう! 下の画像9がレイアウト後です。

▲画像9:あまり使わないシンセなどは、フォルダにまとめてしまいましょう。