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COMPUTER MUSIC SONAR 8 Producer Edition 第19回:エイトだよ!全員集合!~SONAR 8レポートPart1の巻~  BLIND LOOP MASTER

タカユキ(T):SONAR 8が、我が家に、キタ~~!!(織田裕二風)

ヨシノリ(Y):毎年この時期の楽しみといえば、SONARのアップデートだよね。使ってみた率直な感想は?

T:(涙ぐんで)すいません。何も言えねぇ~~。

Y:はぁ......。とりあえず、感動したのね。でもさ、あんた長年SONARを使ってんだから、何か言ってくださいよ!

T:グぅ~~!!

Y:ふざけるなぁー! SONAR 8を楽しみにしている人たちに謝れ!!

T:(小声で)えー、頭がまっ白になりまして、責任逃れな発言をしてしまいました......。

Y:それって、あの女将?! 反省の色が見えないぞ!!

T:もっと今年の流行語を言いたかったところですが、そろそろ真剣に、SONAR 8の新しくなった部分を今回と次回の2回連載で紹介していきましょう!

Y:今回は、新しいプラグイン・シンセとプラグイン・エフェクターに焦点を絞ってご紹介しましょう!

SONAR 8 PRODUCER

▲画像2:SONAR 8 PRODUCER

さらなる快適さと膨大なライブラリが魅力のSONAR 8

年に一度のペースでアップデートされ、現状でもかなり充実した内容となっている"SONARシリーズ"。正直言うと、「SONAR 7でもうネタは出つくしたんじゃないかなぁ......」という若干の不安と、「いやいや、きっとまた驚かせてくれるに違いない!」という期待が入り混じりつつ、最新のSONAR 8にお目にかかれる日を心待ちにしていたのですが、いざ触ってみてホッとひと安心! 見事に新しいSONARになっています!

特筆すべき点は、新たに仲間入りしたプラグイン・シンセ、プラグイン・エフェクターが超強力だということ。いずれもより幅広く、よりハイ・クオリティな音作りが実現できるものばかりです。今までラインナップされていたプラグインの中で「もっと強化して欲しい!」と思っていた分野が、見事にカバーされています! 「たけし軍団」、「石原軍団」と並ぶ、鉄壁の「新銀河系プラグイン軍団」になったといえるでしょう! ......ちょっと大袈裟過ぎるか(笑)

機能面では、過去のアップデートで追加されたようなV-Vocal、AudioSnapのような特大目玉機能はないもの、「コレ欲しかった!」と思う実用的な機能が数多く加わり、ますます操作が快適に。「かゆいところに手が届いているなぁ~」という印象が強く、長年SONARを使い続けている我々にとっては嬉しい限り。アップデートが年に1回というペースだけに、ユーザーの声がしっかりと反映されているように感じます。もちろん、これからSONARを使ってみたいという人にとっても、とっつきやすくなった機能もたくさんありますよ。

まずは、新しく加わったプラグイン・シンセとプラグイン・エフェクターについての紹介してみましょう。

※★印はSONAR 8 PRODUCERのみ搭載のプラグイン

超本格派サンプラー&ピアノ音源が仲間入り!


●BEATSCAPE(★)

4GB以上という、膨大なライブラリを収録した本格サンプラー。左エリアのライブラリから16個のパッドに、次々にオーディオ・クリップを読み込ませているだけで、あっという間にカッコいいビートを組み上げることができます。簡単に言うと、SONAR 4時代にバンドルされていたCyclonが、メチャメチャ進化したような感じと言えるでしょう。

パッドに読み込ませたオーディオ・クリップをスライスして組み替えられたり、内蔵エフェクターが豊富に装備されていたりと、サンプラー系ソフトウェアに求められることは、ほぼすべて実現しています。この紹介だけで1回分の連載が書けるくらいの、実に面白いプラグイン・シンセなのです。ぜひとも近いうちに、BEATSCAPEの特集を組みたいと思います!

▲画像2:BEATSCAPEの画面。シンプルな画面で操作しやすく、ライブにも向いてそうです。

▲オーディオ・クリップを組み合わせてビートを作ってみました。


●D-PRO(★)

SONAR 7でLE版がバンドルされていたプレイバック・サンプラーD-PROを使ってみて、「フル・バージョンが欲しい!」と思った人は多かったでしょう。朗報です。なんとSONAR 8では、フル・バージョンが搭載されてしまいました! こんな大盤振る舞いしちゃっていいんでしょうか!?(笑)

収録されているライブラリは8GB以上と膨大で、ピアノ、ストリングス、ベース、ギター、ブラス、フルートなど、とても生々しいサンプルばかりです。すでに単体でも販売されているD-PROですが、SONAR 8では「Digital Sound Factory Volume 2 Classic Keys for D-PRO」、「Hollywood Edge FX for D-PRO」、「D-PRO拡張パック」による新たなプリセットが追加されており、これもまた1.39GBとボリュームたっぷりです。

▲画像3:D-PROの画面。LE版と比べると見た目もゴージャス! 操作できるパラメーターの数も増えているので、より深いサウンドメイクが実現できます。

▲SONAR 8から追加された拡張パック「Expansion Pack1」より"Clusters and Harmonies-RGC Dreamy Background"

▲同じく「Expansion Pack1」より"Guitars/RGC Fluid Git"


●TRUE PIANOS AMBER(★)

7種類のプリセットが用意されているハイ・クオリティのアコースティック・ピアノ音源。まずは、その音の良さにビックリ! しかも、ベロシティーを細かくコントロールできるので、プレイヤーの演奏スタイルにマッチさせた設定が行えます。リバーブやルーム・サイズまでも設定可能。ピアノ・サウンドが欲しい時には、これからはこちらにお世話になるでしょうね。

ちなみに、TRUE PIANOSのWebサイトで、TRUE PIANOSを使ったデモ曲が聴けます。

▲画像4:TRUE PIANOS AMBERの画面。本格派ピアノ音源が欲しかった人も、これで大満足でしょう!