ヨシノリ(Y):6月下旬発売予定のSONAR V-STUDIO 100の発表会に行ってきたので、まずはそのレポートです!
タカユキ(T):俺は行けなかったから、どうだったか詳しく教えてよ。

▲写真1:SONAR VSとハードウェアを統合したレコーディングシステム、SONAR V-STUDIO 100
Y:当日は、SONAR V-STUDIO 100を使ったレコーディング、ミックス、マスタリングといった一連の作業がデモンストレーションされて、その使い勝手のよさが紹介されていたよ。なかでも目を引いたのは、このシステムだとSONAR 8のようなDAWソフトを使わずに、ハードウェア単体でレコーディングができるということ!
T:スタジオにパソコンを持って行かなくても、レコーディングができるっていうこと???
Y:できますできます! 専用ハードウェアでレコーディングした素材はSDカードに記録されるから、それを自宅に持ち帰って付属のソフトウェア"SONAR VS"に取り込んじゃえば、パソコン上でミックスやエディットができる、っていうわけ。
T:それはすごいなー!!! 合体、分離ができて、単体でも活躍できるってのは、まさにガンダムとコアファイターみたいな感じだな!
Y:その例え、よく分からないけど! 発表会では、SONAR VSで仮ミックスした楽曲をSDカードに取り込んで、専用ハードウェア単体でその仮ミックス音源を再生しながらギターとボーカルをダビングした後、それを再びSONAR VSに戻して最終ミックスといった作業が披露されていたよ。
T:入出力も豊富そうだし、SONAR VSのコントローラーとしても使えるんだね。しかもモーター・フェーダー付き!
Y:これがあれば、オートメーションも書き込みまくれるじゃない! さらにオーディオ・インターフェースとしても使えるそうだし、リニアPCMレコーダーやデジタル・ミキサーとしても機能する優れものなんだよね。

▲写真2:単体でも録音できる専用ハードウェア
T:ところで付属されているSONAR VSだけど、これはSONAR 8をシンプルにしたような感じ?
Y:基本的な操作感はSONAR 8とほとんど同じだけど、よりレコーディングやミックスに特化していて、見やすくて分かりやすいデザインだったね。トラック表示部なんて、従来のSONARシリーズ以上の工夫が感じられたよ。
T:エフェクターやソフト・シンセも、豊富に揃っているみたいだなぁ。
Y:ボーカルのミックスに必要なエフェクトを1台に詰め込んだ「VX-64 Vocal Strip」や、ベースやストリングス、エレクトリック・ピアノの音源として使える「Studio Instruments」など、SONAR 8にはないプラグインもいっぱいあって、SONAR 8ユーザーの俺たちですら、嫉妬してしまう内容だったよ。
T:でもね、今回はSONAR VSユーザーが嫉妬してしまいそうな、SONAR 8の強力プラグイン・ソフトを紹介するんだもんねー!
Y:何、ムキになってんの! 確かに強力なプラグイン・ソフトには違いないけどさ。
T:ということで、今月は従来のライト版から、ついにフル・バージョンとなったD-PROを特集したいと思います!
Y:相変わらず、本編への入り方が無理矢理だなぁ......。
D-PRO LEからフル・バージョンD-PROに進化!
新しいプリセットもチェックしてみよう!
SONAR 7には、機能やプリセットが限定されたライト版、D-PRO LEがバンドルされていましたが、SONAR 8では、フル・バージョンD-PROがついにバンドル! この大盤振る舞いぶりに狂喜乱舞したSONARユーザーも多かったことでしょう。
そこで改めて、ライト版とフル・バージョンを比較し、「D-PROは、こんだけスゴイ!」ということを紹介してみたいと思います。
●1:まずは見た目を比較しよう!
D-PROは、D-PRO LEと違って「EQ」、「FX」、「MODULATORS」セクションがあり、これらのパラメーターを操ることによって、プリセット音色をそのまま鳴らすだけではなく、自分好みの音色を柔軟に作り出すことが可能になりました。
●2:ライブラリを比較しよう!!
D-PROのライブラリの豊富さは、一目瞭然! 試しにElectric Pianosグループの中を覗いてみると、ライト版のプリセット数が12個に対して、フル・バージョンでは約3倍の30個が用意されていました。
●3:プリセットを聴いてみよう!!!
『第19回:エイトだよ!全員集合!~SONAR 8レポートPart1の巻~』でD-PROを紹介した際に、一部のプリセット音色を聴いてもらいましたが、もっといろんなプリセットを聴いてもらいましょう! 特に今回は、SONAR 8で追加された新規プリセットを中心に選んでみました。
・Digital Sound Factory Classic Keys
「Digital Sound Factory Classic Keys」には、Electric PianosやOrganなど12グループがあります。その中から3つのプリセットを聴いてください。

▲画像7:Digital Sound Factory Classic Keys
▲Atmospheresグループ"Animatic"
▲Stringsグループ"Beauty Section"
▲Synth Leadsグループ"Distorted Repeater"
この他にも"GrandPiano"や"Organ"などのアコースティック系のプリセットもありますが、SONAR 8から新規搭載されたプリセットは、全体的にシンセっぽいエレクトリックな質感の音色が多いようです。
・Expansion Pack 1&2
「Expansion Pack 1(以下、Exp1)」&「Expansion Pack 2(以下、Exp2)」も、SONAR 8から新たに追加されたプリセット集です。
▲Exp1:Dimensionsグループ"RN Native Dimensions"
▲Exp1:Clusters and Harmoniesグループ"RGC Analog Pfiew"
▲Exp2:Dimensionsグループ"FG Resonant Disruption"
▲Exp2:Sweeps,Analogs&Padsグループ"FG Aint She Pretty"
Exp1と2の両方ともに、これだけで1曲が作れてしまうくらいのカッコいいシンセが膨大に用意されています。特に、Exp2はFX(効果音)系の音色が充実しています。もちろん、生々しいアコースティック系のリアルな音色もありますよ!
プリセットだけで1曲完成!
このように、プリセット音色を1つずつ単体で聴くのもいいですが、複数のD-PROを立ち上げて1曲を作ってみました。
使用したプリセットは、以下の通り。パーカッション以外は、すべてSONAR 8で新規搭載された音色です。
【ピアノ&ストリングス】
Exp1:Splits&Layersグループ"RN A Piano&Strings"
【ベース】
Real Bassesグループ"RGC JazzBazz"
【リード・シンセ】
Synth Bassesグループ"RGC Mix Eater"
【効果音】
Dimensionsグループ"RN Evenings"
Exp2:Dimensionsグループ"FG Dust Mites"
【パーカッション】
Percussionグループ"Bombo Leguero"
▲D-PROのプリセットのみで作った曲
改めてプリセット音色をチェックしてみると、その音のよさに驚きました。このくらい音のクオリティが高いと、自然とイマジネーションが湧いてきますね。冒頭で述べている通り、とにかくプリセット数の多さはハンパない! これは曲作りの際に力強い味方となってくれること、間違いナシですね!!






