ヨシノリ(Y):晴れるとすんごく暑かったり、雨が降ると一気に寒くなったりと、体調管理が難しい時期だよね。
タカユキ(T):さらにこの前まで、新型インフルエンザが流行するとかしないとかで、世の中騒然としてたよね。道行く人や、電車内でみんながマスクしていて、ちょっと異様な光景だったねぇ。
Y:そのマスクが飛ぶように売れてたみたいで、近所のドラッグストアでも、しばらくは品切れだったよね。
T:その辺、ウチは大丈夫! マスクを常備してるから。タイガーマスクと獣神サンダーライガー、どっちがいい?
Y:そっちのマスクじゃないから! そんなの被って、街中を歩けないから! っーか、そのマスク、口の部分が空いてるんですけど。
T:ふーん。難しいことは抜きにして、今回の連載の説明をしようぜ!
Y:難しいって……、まぁいいか(この人、パンデミックになったら真っ先に感染しそーだ)。今月は、SONAR 8で新規搭載されたプラグイン、"Channel Tools"についての大特集! オーディオ・トラックの左右チャンネルのバランスやポジション、正相/逆相などを自由にコントロールできてしまうツールです!
T:それでは早速、紹介していきましょう!
Channel Toolsをもっと活用してみよう!
Channel ToolsはSONAR 8から新たに加わったエフェクターなので、すでに『第19回:エイトだよ!全員集合!~SONAR 8レポートPart1の巻~』でも簡単な紹介をしましたが、今回は、もっと踏み込んで、詳しく紹介したいと思います。
トラック・ビューやコンソール上でもパンニング(音像の定位)を調整できますが、Channel Toolsを使えば、もーーーっと踏み込んだ調整ができてしまうんですよ! 第19回の連載では、Channel Toolsを使って音の定位を左右で反転させてみましたが、もちろんChannel Toolsの真の力は、それだけではないんです!
それでは、基本的な使い方からちょっと変わった使い方まで、順に紹介していきましょう。
テク1:ステレオのオーディオ・ファイルのLとRを逆にしてみよう!
まず、下のサンプル音を聴いてみてください。再生すると、L(左)からはビート、R(右)からはシンセ・ベースがそれぞれ鳴っているのが分かりますね。

▲画像3:【Before】左と右で別々の音が鳴っています。
ここで、Channel Toolsの右下にある[L]と[R]の各フェーダーの位置関係を、それぞれ真逆となるように操作してみると......。
簡単に、左右の音を反転させることができましたね!
テク2:片方の音だけをモノラルで鳴らそう!
次に、ステレオ素材の左右一方だけの音を、両方のスピーカーから鳴らす方法を紹介します。《テク1》で使用したステレオのオーディオ・ファイルを引き続き使用して、L側のビートだけを鳴らしてみましょう。
[L]フェーダーをセンターに合わせて、[R GAIN]を0に設定すると......。
L側で鳴っていたビートが、左右両方のスピーカーから聴こえてきましたね!
ちなみにこの操作は、あらかじめプリセット・プログラムとして用意されており、"Left Panned Center"もしくは"Right Panned Center"を選択すると、同様の効果を得ることができます。
テク3:広がり(ワイド感)を調整してみよう!
《テク2》で作ったビートだけのモノラル・サウンドに、広がりを持たせてみましょう。[L]フェーダーの左右に用意されている、小さいフェーダー[Width]を開いていき、これを100%にすると......。
ちょっと分かりづらいかもしれませんが(苦笑)、《テク2》のサンプル音と聴き比べると、広がり感が加わっていますね!
さらに注目! Channel Toolsを使えば、ワイド感を広げられるだけではなく、狭めることも可能なんです。そこで、もともと広がり感のあるステレオ素材を、あえてワイド感を抑えて、センター寄りの音像にしてみたいと思います。
まず、[L]&[R]フェーダーを元の位置に戻して、通常のステレオ再生ができる状態にします。

▲画像7:【Before】通常のステレオ再生のサウンドです。
そこから、L/Rともに[Width]を0%に近づけてみると......。
最後の余韻部分の響き方を聴くと分かると思いますが、ワイド感が狭くなって、センター寄りのサウンドになりましたね。[L]&[R]フェーダーや[Width]を調整するだけで、簡単にワイド感を加えたり、逆に抑えたりすることができるのです。
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