Session Drummer 2の使い方を復習しよう!
SONAR 6 PRODUCER EDITION以降を使っている方は、もちろんSession Drummer 2の使い方はご存知ですよね!? でも、「これからSONAR 8を導入したい!」という方も多いでしょうから、まずSession Drummer 2の使い方を簡単に紹介しておきましょう。もちろん、「まだ使ったことがない......」っていう方にも、こっそり教えちゃいます(笑)。
まず[Program Browser]を表示して、ライブラリー(すなわち、ドラム・キット)を読み込みます。あとは、楽器の絵が描かれたアイコンをクリックすれば、サウンドがチェックできます。アイコンの上の方をクリックするとベロシティーが強い音、下の方をクリックするとベロシティーが弱い音が鳴らせますよ。さらに、アイコンの下に用意されたツマミで、楽器ごとのパンやチューニングなども簡単に変更できます。「スネアはもっとキーを高めにしよう!」とか、「ハイハットは左寄りに!」など、思ったことやこだわりが、すぐにサウンドに反映できるのです。
またSession Drummer 2は、音源としてだけではなく、リズムマシンの機能も持っています。キットごとに[A]から[H]までの8つのリズム・パターンが用意されており、スタンダードなフレーズからフィルまでが豊富に取り揃えられています。どれも躍動感あふれるリズム・パターンになっていて、キットによっては、かなり複雑なものまで用意されています。
さらにこれらのリズム・パターンを、SONAR 8のMIDIトラックに貼り付けることが可能です。手順は簡単。リズム・パターンを選んでMIDIトラックにドラッグ&ドロップするだけ。たったこれだけで、リズム・トラックを完成させることができるんです!
ライブラリーを聴いてみよう!
それでは各ライブラリーの音色とフレーズをチェックしてみましょう。実は、「readme.txt」に書かれている各音色の解説が、とても面白いんです。そこで今回は、その解説から抜粋した文章(一部、手を加えています)と共に、ライブラリーを聴いて楽しんでみてください。
......とは言え、音色が山のようにたくさんあるので、今回は各ライブラリーの中から5つの音色をピックアップしました。ちなみに、用意したサンプル音は、先に説明した方法で、Session Drummer 2の[A]から[H]のリズム・パターンを画像8のように組み合わせてフレーズを作りました。
Acoustic編
●OpenRock
【解説】
ビンテージ・アコースティック・ドラムのふくよかな鳴りを活かして作りました。まさにオープンな鳴りのロック・キットです。
●J-Ballad
【解説】
ミドル以下のテンポの、ダイナミックなバラードに合うでしょう。
●ModernRock
【解説】
ミクスチャー系のドラム・サウンドを意識して作りました。現代的でダイナミックな音は、用途を選ばず使いやすいでしょう。
●OldJazz
【解説】
倍音を含みつつも、あまり密度感のないスネアと「トトン」というタムと「ドワン」というキックの組み合わせ。
●ExtraLow
【解説】
すべてのヘッドが、デロンデロンに緩めてある。昔のイギリスのパンクとかの雰囲気です。
どれも活き活きとした生ドラムの音色ですよね。さらに細部まで緻密に音作りがされています。さすが、ドラム・チューナーとして活躍し、幅広いジャンルの音楽に精通している三原さんならでは! といった感じです。
今回は紹介しきれませんでしたが、「OldR&B」や「Lovers&Police」、「ModernFusion」なども収録されており、多彩な音楽ジャンルをカバーしています。どの音色も、即戦力として威力を発揮してくれるものばかりです!
Electric編
●CRPower
【解説】
ローランドの"CRシリーズ"の一部を抜き出し、現代の電子音楽にも流用できるようにコンプレッサーやイコライザーを使い処理されています。このサンプル音は、音色に合わせてリズム・パターンを新たに作り、BPMを速めに設定して細かなフレーズを入れてみました。
●LD80spops
【解説】
80'sディスコ・サウンドにはなくてはならない太いPCMサウンドをコンプレッションさせ、現代の音圧に負けないように工夫されています。
●TR-808_ELECTRO
【解説】
初期のエレクトロ・ヒップホップで使用されたTR-808のサウンド。最近のメジャー・ヒップホップでよく使われているリズム・パターンを作ってみました。
●TR-808_KLAFT
【解説】
TR-808にフィードバックの強いフランジャーやフェイザー等のモジュレーションをかけたキット。
●TR-909_hardtechno
【解説】
過激なディストーション処理をしたハードなテクノ用のキット。僕なりの"ハード・テクノ"のイメージで、フレーズを作ってみました。
とても貴重なビンテージ・リズムマシンのサウンドが、当時のトレンドで音作りがされていたり、現代の音楽でも十分に利用可能なように細かい処理がされているので、非常に使いやすい内容となっています。
最近では、USメジャー・ヒップホップをはじめ、このようなビンテージ機材を使用したビートが主流となっています。しかしながら、実際にはオリジナル・モデルの出音そのままでは、少々物足りない部分もあって、そこの音作りに関しては、それぞれのアーティストが試行錯誤を繰り返しながら、独自のサウンドを作り上げているようです。そういう意味でも、このライブラリーのように、最初から最高の音作りが行われている点は、ユーザーにとっては嬉しいことです。このサウンドは、まさしく今が旬! 世界的に需要が高まっているライブラリーですし、ダンス・ミュージックにおけるリズムマシンの歴史を網羅している、貴重な内容となっています。これも間違いなく、即戦力ですよ!
Y:最近、我々はエレクトロ・ミュージックに特化した新ユニットを始動したので、齊藤さんの"Expansion Kit Electric"は、すぐにでもまるまる拝借させてもらいたいくらい、カッコいいサウンドだったよね。
T:三原さんの"Expansion Kit Acoustic"も、ドラマーならでの視点によるグルーヴィなフレーズばかりで、ドラムを叩けない我らとしては、本当に頭が下がるものばかりでした。
Y:ちなみに、我々の新ユニットは、『The lasttrak(ザ・ラストトラック)』って名義なんですけど、すでに2曲ほど、某女性グループをプロデュースさせてもらいました。リリース時期とか正式に決まったら、また報告いたします!
T:では、次回なんですが、去年もやりました大好評Q&A企画『魁!!SONAR塾』を今年も開講したいと思います。ビギナー向けのネタを中心に、SONARを使っていてつまずきやすいトピックを集めて、じっくりと解説してみたいと思います。この次も、サービス、サービス!
- 1
- 2






