音圧を上げたい!
●Q4:制作した曲をCDにしてみたら、市販のCDより音圧が低い。どうすればいいの?
A:マスタリング用プラグインBOOST 11 PEAK LIMITERで、簡単に音圧を上げられます!
下のBOOST 11 PEAK LIMITER処理前後のサンプル音を聴き比べていただくと、音圧の有無による違いを感じてもらえると思います。音圧は、画面左側の[BOOST]ツマミで、簡単に上げ下げすることができます。
▲BOOST 11処理前
▲BOOST 11処理後
音が遅れて聴こえる!?
●Q5:ギターやベースを録音しようとしたら、弾いたタイミングより遅れてモニターから音が聴こえてくる。また、MIDIキーボードの鍵盤を弾いてから、音が出るまでのタイミングが遅れる。
A:ミキシングレイテシの[再生バッファ数]と[バッファサイズ]の値が大きくなっている可能性があります。
前回のSONAR塾でも近い内容の質問がありましたが、このトラブルはよく質問されることなので、ここで改めて紹介しようと思います。簡単に説明すると、ミキシングレイテシとは「楽器を弾いてからSONAR上でその音が再生されるまでの応答速度」のことです。
設定の仕方は、メニューの[オプション]から[オーディオ]を選択すると、オーディオオプション・ダイアログが表示されます。この画面から、[設定]タブの[ミキシングレイテシ]で応答時間を調節できます。
もちろん、応答速度は最速にしておくことが理想的ですが、実際には、応答速度を速く設定するとSONARの動作が極端に重たくなることもあるので、自分の用途とパソコン環境に見合った設定をすることがポイントです。
個人的な意見を言わせていただくと、経験上、録音や演奏時には3~12msecの範囲で設定し、それ以外では21msec程度に設定しておくのがいいかと思います。実際の反応速度はパソコンのスペックによる影響が大きいので、この数字はあくまでも参考としてお考えください。
なお、[再生バッファ数]と[バッファサイズ]を調整してもレイテンシーが詰まらない(応答速度が最適とならない)場合は、[詳細設定]タブでドライバモードを切り替えてみてください(例えば、現在【WDM】に設定している場合は【ASIO】へ、【ASIO】に設定している場合は【WDM】へ切り替え/ドライバモードがWDM&ASIOに対応しているオーディオ・インターフェースを使用の場合に限ります)。この方法により、お使いのパソコンやオーディオ・インターフェースの組み合わせによっては、レイテンシーを縮めることが可能な場合があります。
【参考】
第11回:Q&A企画その1『魁!!SONAR塾』開講の巻
Q2:再生するとドロップアウトする/ノイズが出る/頻繁に発音タイミングがズレる!
トラックごとにエクスポートしたい!
●Q6:楽曲の全トラックをパラ(ソロ)のオーディオ・ファイルとしてエクスポートするには、どうしたらいいの?
A:エクスポートを選択した後に表示されるオーディオのエクスポート・ダイアログで、[バウンス設定]-[ソースの種類]を【すべてミックス】から【トラック】に変更することで可能となります。
このようにしてエクスポートされた各ファイルは、「プロジェクト名」と「トラック名」がファイル名として記入されます。
これは、SONARで制作した曲を他のDAWソフト環境に取り込む際に、とても便利な方法です。我々も、自宅でトラックを制作して、スタジオでミックスしてもらう時に、この手法でトラックごとにパラでオーディオ・ファイルを作成して、それをエンジニアさんにお渡ししています。全トラックのオーディオ・ファイルを一括で書き出ししてくれるので、これはかなり実用的かつ現場で重宝する機能ですね。
T:今回は、ビギナーからよく聞かれる質問を中心にまとめてみましたが、さすがに1回では収まりきれず......。ということで、来月も引き続き『SONAR塾』を行います! 今年も2回連載決定!
Y:初心者向けの内容をやって欲しいっていう要望も多かったしね、来月以降も、定期的にこのような企画はやっていければと思ってます。
T:ずっと前からSONARにあった機能だけど、最近使ってみたら面白かった、っていうこともよくあるしね、そういう小技も、いずれ紹介したいよね。
Y:「何で今まで気付かなかったんだろう?」っていう(笑)、何気にすごい機能も多いからね。ぜひ『SONAR塾小ネタ編』も企画してみたいと思います。
T:まずはその前に、『SONAR塾2009』第二弾をお楽しみに!!
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