タカユキ(T):明けましておめでとうございます!
ヨシノリ(Y):ついに2010年になりましたね~。
T:去年は2009年だったけど、ゼントラーディ軍は攻めて来なかったねぇ。宇宙戦争に発展しなくて、よかったよかった!
Y:それ、マクロスの話でしょ! そもそも1999年に巨大宇宙戦艦が墜落して来てないから! っーかそれ、アニメの話だからね!
T:でもなー、あと4年でセカンド・インパクトが起きちゃうよー。地球がヤバイことなるよー! どうしよー!! ちゃんとネルフはエヴァンゲリオンを作ってるかなー。
Y:作ってねーよ! アニメの設定を真に受けるなよー! あくまでフィクションですから。
T:まー、確かに1998年になっても、実際にパトレイバーは作られなかったからねぇ。
Y:現実のロボット技術は、アニメのように進化してないから!
T:でも、SONARの技術はものすごく進化してるぞー! なんたって、MatrixViewっていうすごい機能が追加されたゼ。
Y:たまにはイイこと言うじゃないの!
T:……と、前フリが長くなりましたが(笑)、今回はそのすごい新機能MatrixViewを紹介いたします。まさに「デカルチャ!」ですよ。
Y:マクロスのネタ、無理に引っ張らなくていいからw。
MatrixViewとは?
前回、前々回と2回にわたりSONAR 8.5の新機能や、新たに加わったプラグインなどをザッと紹介してきましたが、いよいよ今回は、それらの新機能をさらに踏み込んで解説していきたいと思います。
まずは今回と次回の2回連載で、SONAR初となるライブ向きの新機能「MatrixView」について紹介します。基本的な設定&操作方法から、MIDIキーボードを使ったライブでの演奏法や実践的活用法まで、じっくりと取り上げていきます!
とにかく、操作していると1時間でも2時間でも楽しめちゃう面白い機能なので、「まだ使ってないや~」って方はもちろん、「興味はあるけど......」という方も、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
このMatrixView、前々回でも軽く紹介しましたが、一体どんなツールなのか、ここで一度おさらいしておきましょう。
MatrixViewは、オーディオ&MIDI素材(パターン・フレーズ)を"セル"と呼ばれるマトリクス状の四角い枠の中に配置(インポート)していくことで、各素材の再生/停止を自由自在に操れるというツールです。
これを使うことで、フレーズを瞬時に組み合わせたり、切り替えたりできるので、ライブはもちろんのこと、より感覚的に曲の構成を練ることが可能です。また、実際に演奏した行程をプロジェクトにクリップとして記録(録音)できるので、とりあえず演奏してみて、後から細かい修正を加えて楽曲を仕上げるといった、これまでなかった手法で音楽制作を行うことも可能となりました。
数曲分の素材をセルに配置しておいて、徐々に曲を展開させていくDJ的な使い方や、MIDIキーボードの鍵盤を利用して、サンプラー感覚でセルを操作しながら演奏することも可能です。使う人によってさまざまな用途で使えるツール! それがMatrixViewなんですね~。
操作方法をマスターしよう~その1
まずは、MatrixViewの操作画面を見てみましょう。
MatrixViewは、「行」と「列」から構成されていて、これらが交差することによって作られる四角い枠が"セル"です。このセルにオーディオ&MIDI素材を配置(正確には、インポート)して、フレーズの再生や停止を行います。
どのような目的でMatrixViewを使うかにもよりますが、私は「行=(プロジェクトで言うところの)トラック」、「列=小節」と考えて使っています。
●セルについて
繰り返しになりますが、セルはオーディオ&MIDI素材をインポートする場所で、セルごとに「どのように再生するか」を設定できます。いろいろな再生方法を設定できるんですが、ここでは画像4に示した3つの方法について確認しておきましょう。
【A】『素材をループ再生させる』or『一度だけ再生して停止する』
【B】『セルをクリックすると再生する』or『クリックしている間だけ再生する』
【C】『セルにリモート・コントロールが割り当てられている場合に点灯させる』

▲画像4:インポートした素材の再生方法を細かく設定できます。
パソコン上でのマウス操作だけを考えている方は、【A】の設定だけでいいでしょう。
MIDIキーボードなど、外部ハードウェアでコントロールしたいなら、【B】と【C】の設定がポイントになります! なお、MIDIキーボードを使ったMatrixViewの操作方法は、次回紹介したいと思っていますので、お楽しみに!
●素材を配置する(インポート)
MatrixViewには、オーディオ&MIDIファイル(グルーブ・クリップ)はもちろんのこと、Project5パターン(.ptn)、ステップ・シーケンサー・パターン(.ssp)のインポートが可能です。
インポート方法は、メディア・ブラウザから素材をセルにドラッグ&ドロップします。他にも、プロジェクトで制作したクリップを直接ドラッグ&ドロップしても、簡単にインポートすることが可能です。
その際、オーディオ・ファイルがインポートされた「行」には波形アイコン、MIDIファイルだとキーボード・アイコンが表示されます。
また、「行」ごとに出力先のトラックを設定できます。MIDIファイルの場合、プロジェクトに挿入されているプラグイン・シンセを自由に変更することも可能。ですから、「行」ごとにプラグインFXをかけたい場合などは、出力先のトラックを指定してあげるといいですねッ!
▲元素材のままの音
▲FXが挿入されたトラックに設定。シンセの音色も変えてみました。
ワンポイント:MatrixViewにはグルーブ・クリップ&REXファイルがオススメ!
MatrixViewにインポートするオーディオ素材は、プロジェクトのBPMに追従する「グルーブ・クリップ」か「REXファイル」を利用するのがオススメです! これらの素材をインポートして構成すれば、BPMを自由に変更できますし、素材間でリズムがズレる心配がありません。
ちなみに、グルーブ・クリップやREXファイルを使用しなかった場合、BPMは変更できません。素材の組み合わせ方によってはテンポがズレてしまったりする原因になりますので、気をつけましょう。
▲プロジェクトのBPMを130、150、170、110という順番で変更してみました。
※注意:64ビット版ではREXファイルは扱えません。32ビット版のみ対応です。
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