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第33回:新機能「MatrixView」を紹介!~後編

タカユキ(T):前回の最後にちょこっと書きましたけど……ますますTwitterにハマッテおります!!

ヨシノリ(Y):まだTwitterを知らない人もいると思うんですけど、簡単に言うと140文字という少ない文字数で投稿するブログやSNSのようなものですね。気になる人は検索してみてください。

T:投稿することを"つぶやく"って言うんだけど、ふと思ったことをつぶやいてみると、すぐに誰からか反応があったりして、これが楽しいんだよね。

Y:「○○なう」といった形で、今、何をしてるか、どこにいるのかを教えてくれる人も多いよね。

T:「映画館なう」とか「タクシーなう」とかね。しょーもないことでもつぶやいてみると、意外と反響あったりするから面白いんですよね。 じゃ、そろそろ「SONARなう」しましょうか!?(ニヤリ)

Y:ウマイこと言ったつもりか!

T:MatrixViewの解説の後半を"つぶやき"ます。

Y:140文字じゃ、絶対収まらないから!

SONAR 8.5 PRODUCER

▲画像1:SONAR 8.5 PRODUCER

MatrixViewを使い倒そう!

前回の『新機能「MatrixView」を紹介!~前編』では、MatrixViewの基本的な使い方と、マウスを使った演奏方法を紹介しました。今回はそこからもう少し踏み込んで、MIDIコントローラーを使った演奏のしかたや、演奏の録音方法、そして実践的なMatrixView活用例を紹介したいと思います! みなさん、この機会にMatrixViewの使い方を覚えて、ライブや楽曲制作にどんどん取り入れちゃいましょーッ!

MIDIキーボードを使って演奏しよう!

前回にも少しだけ触れましたが、「セル」を再生/停止するには、マウスのクリックでトリガーする方法と、MIDIキーボードなどのMIDIコントローラーを使う方法があります(トリガーとは、クリックなど素材を再生する"きっかけ"のこと)。

トリガーさせたいセルや「列」に、鍵盤やパッド、ボタンなどをアサインすれば、MIDIコントローラーでトリガーすることが可能となります。そうすることで、前回で紹介したクリックによる演奏方法とはまた違い、MatrixViewをサンプラー感覚で楽器のように演奏できるのです。

●MIDIコントローラーへのアサイン方法

トリガーしたいセルの上で右クリックをして、表示されるプルダウン・メニューから[MIDI Learn]を選択します。すると、セルに黄色い枠が出るので、あとはトリガーさせたい鍵盤やパッドを叩けば、アサイン完了です。ここで、セルの左上に「MIDIマーク」が表示されていることを確認しましょう。

▲画像2:トリガーしたいセル&列を選択して、簡単にアサインできます。

セルに限らず、「列」に関しても同様の方法でMIDIコントローラーをアサインし、トリガーすることができます。

▲画像3:「列」全体をMIDIコントローラーにアサインすることも可能です。

それでは、試しに3つのドラム素材をMatrixViewにインポートして、MIDIキーボードでトリガーしてみました。サンプル素材は、メインのビート【beats】と2つのフィル【Fill 1】&【Fill 2】です。

▲画像4:3つのドラム・フレーズを用意しました。

まずは、3つの素材を個別に聴いてみましょう。

それでは、この3つを組み合わせて、1つのフレーズを演奏してみます。

こんな感じで、MIDIコントローラーを使って演奏すれば、別々の素材を瞬時に組み合わせて、まったく新しいフレーズを簡単に演奏してしまうことができるんですねッ!

●セルの設定

MIDIコントローラーのアサインが完了したら、次は演奏方法に適した「トリガー方法」を設定しましょう。ここでのポイントは「ラッチ・モード」です!

▲画像5:セルの各設定を見直しましょう。

ラッチ・モードでは、『セルを押すと再生する』と『押している間だけ再生する』という2種類のトリガー方法を選択できます。

キーボードを演奏しているような感覚でMatrixViewを扱いたい場合は『押している間だけ再生する』を選んでみましょう。サンプラー的に、あるフレーズを鳴らしながら、その上に別のフレーズを重ねていく場合は、『セルを押すと再生する』も面白いでしょう。

この2種類のトリガー方法をうまく併用することで、さらに演奏の自由度が増していきます。

MatrixViewをMIDIキーボードで演奏

それでは、MIDIキーボードを使って、実際にMatrixViewを演奏してみたいと思います。先ほど紹介したドラムのフレーズに、新たにギターとベース、シンセのフレーズをさらにインポート。そして、セルの設定を行えば準備完了です。それでは、画像6に示している番号順にセルを再生(トリガー)していきましょう。

▲画像6:番号が重複しているセルは、同時にトリガーしているという意味です。キーボードを使うからこそ可能な演奏ですね!

画像の数字だけでは、実際に演奏した感じがイメージしにくいとは思いますが、MIDIコントローラーを使った演奏は、マウスを使った場合とは大きく違って、複数の離れたセルを同時に再生できたり、フレーズを瞬時に切り替え&組み合わせることができるので、よりフィーリングを重視したプレイが行えます。1人でパフォーマンスを行ったり、他のプレイヤーとのライブ・セッションにもピッタリなツールだと思いますッ!

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Profile

BLIND LOOP MASTER(鈴木貴幸/鈴木善典)

BLIND LOOP MASTER(鈴木貴幸/鈴木善典)

2000年、岩手県盛岡市で鈴木貴幸、弟の鈴木善典、佐々木崇により結成。ヒップ・ホップ、ブレイク・ビーツを中心に様々な音楽を吸収し続け、独自のユニットに発展。2004年にCDデビュー。現在は、DJやライブのみならず、プロデュース、リミックス、CM音楽の制作、執筆など多岐にわたり活動を継続。10年以上にわたりWindowsマシンで楽曲制作を手がけ、現在は「SONAR」シリーズでレコーディングからミックスまでを行っている。鈴木貴幸と善典の両氏は、プロデュース・ユニット"OKYD(オーケーヤード)"としても活動している。

Blind Loop Master Myspace:
http://www.myspace.com/blindloopmasterdotjp