タカユキ(T):前回の最後に告知させていただいた2作品、反響がたくさんあって、夢見心地で1ヶ月を過ごしました!
ヨシノリ(Y):『だぶ☆すてEP』は、リリース直後に話題のDOMMUNEでも流れちゃったからね。あの瞬間、数千人が聴いていたかと思うと、これはスゴイことだよー!
T:たくさん反応があると、ヤル気も出るよね! もっと頑張って、アイドルのプロデュースとかして、にぎやか町で噂になりたい!
Y:動機が不純すぎるだろーッ!
T:アイドルと言えば"ボーカル"だけど、ちょうど今回は、SONAR 8.5の新しいボーカル用エフェクターを取り上げるんだったね。しっかり勉強して、アイドルからいつオファーが来ても大丈夫なようにしなければ!
Y:邪な考えを持ってるヤツなんかには、オファーなんて来ないって。
T:とりあえず、アイドルのプロデューサーってのは「○○P」って名前が付くみたいなだから、今日からオレは、「タカユキP」、お前は……。
Y:おーいッ! だんだんトークの雲行きが怪しくなってきたから、この辺で本編スタートしまーす。前回のリズム・パート専用プラグイン「PX-64 Percussion Strip」に続いて、今回はボーカル用プラグイン「VX-64 Vocal Strip」を紹介します!
今回はVX-64 Vocal Stripをご紹介!
前回の「PX-64 Percussion Strip」に引き続き、今回はボーカルの音作りに特化したエフェクター「VX-64 Vocal Strip」を紹介します。キーワードは、もちろん「1台で何役もこなしてしまう、とってもステキな多機能&高性能エフェクター!」。
PX-64同様に、VX-64も1台でボーカルの音作りに最適なエフェクターを7つ(5モジュール)も搭載したスグレモノであり、前回の繰り返しとなりますが、こちらも、扱いやすい! そして軽い!
VX-64は、ケークウォークV-STUDIO 100の専用ソフトウェア「SONAR VS」に搭載されて評価の高かったエフェクターなので、SONAR 8.5にプラスされて喜んでいる方も多いのではないかと思います。我々にとっても、すでにVX-64は、トラック制作における定番エフェクターとなっております。まだ使ったことがない方も、この機会に導入してみてはどうでしょうか。

▲画像2:ボーカルに特化した多機能&高性能エフェクター! VX-64!
ボーカルのことなら、すべてVX-64におまかせ!
まずは、VX-64 Vocal Stripの機能を確認しましょう。簡単な内容は『第30回:SONAR 8.5へゴーゴゴー!』で紹介していますが、ここで改めておさらいです。
VX-64は、ボーカル専用に最適化された7つのエフェクト、コンプレッサー/エクスパンダー/チューブ・イコライザー/ディエッサー/ダブラー/ディレイ/チューブ・サチュレーションを1つのプラグインに搭載した高品位マルチ・エフェクトです。今までボーカル・トラックに何台ものプラグインFXを立ち上げていましたよね!? それがこの1台で解決しますよ! PX-64と同様に、右エリアで音の変化がグラフィカルに表示されるので、音作りに不慣れな方でも扱いやすいですし、プロのエンジニアさんが手がけた豊富なプリセットもあるので安心して導入できます!
それでは、VX-64に搭載されているエフェクターを、順番に紹介していきたいと思います。今回は、歌とラップの2タイプのボーカル素材を用意しました。どちらも男性によるものですが、歌とラップでは、エフェクト処理の特徴がかなり違ってきます。
歌のサンプルは、仙台を拠点に全国各地でライブを行っているシンガー・ソング・ライターKGMさん。レゲエをルーツにしていますが、温かい歌声と力強い歌詞で幅広いリスナーを魅了しています。一方のラップのサンプルは、岩手を代表するラッパー写楽さん。一大ムーブメントになったライムスター『ワンス・アゲイン・リミックス』の中でも、再生回数3万以上という高い注目を受けた「イワノテノラッパーRemix」に参加しています。
ということで、お2人に提供していただいた歌&ラップの元素材をまずは聴いてみてください。

▲画像3:上のトラックが歌素材、下がラップ素材です。
▲KGM「君が泣く」
▲写楽「ONE」
プリセットを使ってみよう!
PX-64の場合もそうでしたが、VX-64でも、まずはプロのエンジニアさんが作ってくれた豊富なプリセットを使って、その効果の違いを聴いてみましょう!
●Lead Vocal Percussive
基本的な音作りにピッタリなプリセットですねっ。声の存在感がグッと増しました!
▲歌
▲ラップ
●Male RnB Vocal
軽くコーラスがかっていて、歌に広がり感が加わりました。
▲歌
▲ラップ
●Dub Slap
KGMさんの歌唱法にしっくりくるダブ処理です!
▲歌
●Cacophony
その名のとおり、ちょっと違和感のある歪んだ残響感が面白いですね! 歌処理の方法として、こんな変わり種もあったりするんです。
▲ラップ
以上、ざっと4種類ほどを紹介しましたが、「Lead Vocal Percussive」のように単純に基本的なボーカルの音作りが行えるプリセットから、「Cacophony」のようなエフェクティブなタイプまで、本当に多種多様なプリセットが搭載されています。今回はラップ素材を使いましたが、中には「HipHopVocals」なんていうプリセットもあったり、はたまたコーラス専用のものなど、ボーカルのタイプに合ったプリセットが選べます。とにかく、すぐに活用できるプリセットが揃ってますので、ぜひとも実際に触って、そのサウンドを確かめていただきたいです!
それでは、次のページからは、各エフェクターについてじっくりと紹介していきましょう!
- 1
- 2







