パターンを組み合わせて速攻ドラム・トラック制作!
Session Drummer 3は、高品位なサウンド&パターンを、簡単に楽曲制作に取り入れられることも大きな魅力です。それでは、実際にパターンを組み合わせてドラム・フレーズを作ってみましょう。
今回使用するプログラムは、プリセットで用意されている『StebenSlate_OldZepKit_Wet1』です。ここで使うパターンは、あらかじめ用意されている8つのうち、【D】~【H】の4つ。まずは、この順番でパターンを聴いてみてください。

▲画像6:『StebenSlate_OldZepKit_Wet1』は、ダイナミックなロック・ドラム。4つのパターンをクリップとしてSONARのトラックに貼り付けてみました。

▲画像7:貼り付けたいパターンのアルファベットを指定⇒[♪マーク]をクリック⇒クリップ表示部へドラッグ&ドロップ。たったこれだけ!
同じ手順で、他のパターンを貼り付けていくことも可能です。貼り付けたパターンは、MIDIクリップとして追加されます。当然、グルーブ・クリップ化されているので、いくらでもループさせることが可能です。フィルなどでクリップの一部しか必要のない場合は、クリップを縮めて、使いたい部分だけを残して組み合わせてくといいでしょう。
実際にやってみましょう。画像8をご覧ください。パターン【F】に、パターン【D】のフィルの部分だけを加えます。同様に、パターン【H】にパターン【G】のフィル部分だけを加えてつなげてみました。つまり、単にパターンをループさせるだけではなく、パターン内のフレーズの一部のみを使用することも可能なわけです。

▲画像8:貼り付けたパターンのクリップを編集しました。パターンとパターンが切り替わる時にフィルが入ると、フレーズにメリハリが出ますね。
......と、こんな感じでサクサクッとパターンを組み合わせてくことで、簡単にドラム・トラックが作れちゃうんですよ!
ちなみに、用意されているパターンはMIDIクリップなので、「ここにクラッシュ・シンバル入れたいなぁ」「このフレーズだけ、ちょっとアレンジしたいなぁ」なんて時でも、ピアノロール画面などでフレーズを書き換えることが可能です。
その他にも便利な新機能が満載!
●4つのパーカッション用パッドが新搭載
Session Drummer 3では、新たに4つのパーカッション用パッドが搭載されました。バージョン2では、パーカッションはカウベルとタンバリンのみだったのに対して、クラップ、ビブラ・スラップ、シェイカー、そしてTRシリーズのパーカッション・キットなど、多彩な種類のパーカッションが豊富に用意され、それらを4つのパッドで再生することができます。それでは、これらのリアルなサウンドを聴いてみましょう。

▲画像9:新たに加わったパーカッション用パッド! シェイカー、コンガ、ボンゴ、カウベルなどなどパーカッション系の楽器も豊富です。
●ドラム・キットを自在にエディット
ミキサー画面では、各パート(楽器)の音量、定位(パン)、チューニングが簡単にエディットできます。試しにキック、スネア、ハイハットのサウンドを、いろいろといじってみましょう。効果が分かりやすいように、ちょっと極端にエディットしてみました。広がり感のあるドラム・サウンドが得られますね!

▲画像10:ミキサー画面がプラスされたことで、緻密なエディットが可能になりました。
●独立した出力先を設定可能
さらに、パートごとに独立した出力先を、最大12パートまで設定できるようになりました。イチからドラムをミックスしたい時や、スネアなど一部のパートだけにディレイやリバーブといったエフェクトをかけたい時に、非常に便利な機能です。
実際に、スネアにディレイ、キック&ハットにリバーブをかけてみました。これで、細かいミックスもバッチリですね!

▲画像11:スネアを【出力2】、キック&ハイハットを【出力3】に設定し、2つオーディオ・トラックを用意して、それぞれにディレイとリバーブをかけています。そして、各々のオーディオ・トラックのインプットをSession Drummerの【Output(出力)】に合わせれば、設定完了!
ステップ・アップ! 自分仕様のドラム・キットを組むべし!
Session Drummer 3のプリセット・プログラムの音色をそのまま楽曲で使うというのもいいですが、一部のパート(楽器)だけ違う音色に変えたい時や、自分好みのドラム・キットをイチから組みたい時は、各パートの音色を変更することが可能です。
各パートのアイコン上で右クリックをし、表示されるメニューから[Load Instrument...]を選びます。「1 - Bass Drum」、「2 - Snares」という形で楽器の種類ごとにフォルダが別れているので、その中から任意の音色を選んで使用することができます。

▲画像12:各楽器の音色も、ファイルを読み込むだけで簡単に変更可能。オリジナルのドラム・キットが組めますよ!
T:我々は、これまでサンプリング素材を主体にビートを組んでたので、いざ生のドラム・サウンドを使いたいと思っても、なかなかイイ素材が見つからなかったんですよねぇ。
Y:でも、今ではSession Drummer 3があるので、強力に助かってます!
T:プログラムが豊富だし、パターンを組み換えたり、音色を変更したりと、自由度が高いのもいいですね!
Y:さらにバージョン3になって、我々が待ちに待ったエレクトロ&ヒップ・ホップ系のプログラム/プリセットも追加! これは嬉しかったですね。
T:何台ものドラム・キットと、融通の効くプロ・ドラマー数人が、我が家にやって来たようなもんですよ!
Y:......それは、ちょっと大げさでしょ(笑)。
T:でも、第36回で紹介したPX-64を合わせて使うと、より一層、迫力のあるドラム・トラックに仕上げられて、オススメですよ!
Y:これは、間違いなし! それでは、また!
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