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第46回:SONAR X1 PRODUCERの中核を担う新機能「ProChannel」の巻

(某深夜、またまたSkypeで連載原稿の打ち合わせ中)

Y(ヨシノリ):最近、お尻の調子はどうなの?

T(タカユキ):だいぶよくなったよー! 痔はやっぱり手術するしかないよ! 入院中は、もう痛くて痛くてシンドかったけど……。

Y:DAW作業はどうしても座りっぱなしになるから、気をつけないと。オレもだいぶ危ないからな~。

T:いつかSONAR X2にバージョン・アップしたら、寝ながら作業できるようにして欲しいよ。

Y:それはもう、ソフトの問題じゃない気が……。それ以前に、確実に寝落ちするだろ!

T:自慢じゃないけど、オレは横になったら数分で寝るからね。今も寝ながら、ヘッドセット・マイクで喋ってるから、もう既に眠いし……zzz……。

Y:あー! 言ってるそばから寝ちゃったよ! あー、また今回もオレが書かないといけない感じか……。それでは、まずはSONAR X1の目玉機能の『ProChannel』から紹介してみようかな……。

SONAR X1 PRODUCER

▲画像1:SONAR X1 PRODUCER

SONAR X1 PRODUCERの目玉機能『ProChannel』登場!

前回前々回と、2回に渡りSONAR X1の新機能をザーッと勢いよく紹介してきましたが、いよいよ今回からは、さらに一歩踏み込んでSONAR X1の魅力をお伝えしていきたいと思います。

まず今回は、SONAR X1 PRODUCERの目玉機能! 各チャンネルに搭載された強力な新チャンネル・ストリップ『ProChannel』を紹介したいと思います。

ProChannelは、名機と呼ばれている歴史的アナログ・コンソールの特性をモデリングで再現したチャンネル・ストリップです。2種類のコンプレッサー、3種類のEQ、そしてチューブ・サチュレーターが統合されており、それが各チャンネルに装備されているというスグレモノ!

これらの各モジュールは、自由にルーティングを組むことが可能です。操作性や見た目も、SONAR 8.5に搭載されているPX-64 Percussion StripやVX-64 Vocal Strip の、まさに"いいところどり"といった感じで、シンプルな操作で扱いやすいのも大きな魅力です。

▲画像2:コンプレッサー、EQ、チューブ・サチュレーターが統合されたProChannel。アナログっぽい見た目の質感も、グッときますね!

ProChannelあるある~その1:コンプレッサー

スタジオ定番の名コンプレッサーをモデリングした、キャラクターの異なる2種類のコンプレッサー【76】と【4K】を切り替えて使用することができます。

▲画像3:【76】と【4K】の2種類のコンプレッサーを選択可能!

【76】は、【Input(インプット)】、【Attack(アタック・タイム)】、【Release(リリース・タイム)】、【Ratio(レシオ)】、【Output(アウトプット)】、【Dry/Wet(ドライ/ウェット)】というパラメーターで構成されています。

【4K】には、【Input】と【Output】がなく、その代わりに【Thresh(スレッショルド)】と【MakeUp(メイク・アップ)】というツマミが搭載されているなどの多少の違いはありますが、どちらもシンプルな構成になっていて、その効果も思いのほか分かりやすくて、しかも扱いやすいです。

この2タイプは、画面左上のスイッチで簡単に切り替えられるので、サウンドの傾向に合わせて使い分けることができます。

それでは、実際のサウンドを聴いてください。(ヘッドホンで聴くと、より違いが分かりますよ!)

●【76】をドラムにかけてみよう

▲ビフォー

▲アフター

●【76】をピアノにかけてみよう

▲ビフォー

▲アフター

●【4K】をドラムにかけてみよう

▲ビフォー

▲アフター

●【4K】をギターにかけてみよう

▲ビフォー

▲アフター

【4K】には、【S.Chain(サイド・チェイン)】スイッチが装備されている点が特徴的です。スイッチをオンにして、トリガー(コンプを動作させるきっかけ)となるトラックのセンド、又はインプットに『Built in Channel~』と設定するだけで、簡単にサイド・チェイン機能を有効にすることができます。これは、非常にうれしい!

【S.Chain】スイッチ横にある【HPF(ハイパス・フィルター)】というツマミで、トリガーとなる音の帯域をコントロールすることも可能です。

これまでは、サイド・チェイン機能を使うためには、プラグインFXをインプットして細かい設定を行う必要がありました。でも、新しいProChannelなら、誰でも簡単に導入できると思います。個人的にも、楽曲制作の中で揺らぐフレーズを作ったり、ビートの輪郭をくっきりとさせたりとサイド・チェインを活用する場面がたくさんあるので、これはかなり重宝しそうです。

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Profile

BLIND LOOP MASTER(鈴木貴幸/鈴木善典)

BLIND LOOP MASTER(鈴木貴幸/鈴木善典)

2000年、岩手県盛岡市で鈴木貴幸、弟の鈴木善典、佐々木崇により結成。ヒップ・ホップ、ブレイク・ビーツを中心に様々な音楽を吸収し続け、独自のユニットに発展。2004年にCDデビュー。現在は、DJやライブのみならず、プロデュース、リミックス、CM音楽の制作、執筆など多岐にわたり活動を継続。10年以上にわたりWindowsマシンで楽曲制作を手がけ、現在は「SONAR」シリーズでレコーディングからミックスまでを行っている。鈴木貴幸と善典の両氏は、プロデュース・ユニット"OKYD(オーケーヤード)"としても活動している。

Blind Loop Master Myspace:
http://www.myspace.com/blindloopmasterdotjp