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第47回:使い勝手が大幅アップした「ブラウザ」を研究するの巻【前編】

Y(ヨシノリ):起きてる~?

T(タカユキ):起きてるよー! むしろ寝れない!

Y:何してるの!?

T:とうとうCDの棚が一杯になっちゃってさ、プラ・ケースよりも薄いソフト・ケースにCDを入れ替えてるんだけど、この作業にハマっちゃって、止められない!

Y:兄貴は「資料にする」ってことを言い訳に、ものすごい量のCDを買うからなぁ。

T:音楽制作の大切な資料なんだから、整理や管理が大変なんだよ!

Y:まぁ、聴きたい時やDJで使いたい時に、すぐ取り出せるようにしたいよね。

T:その点、SONAR X1の『ブラウザ』は、欲しい素材をすぐに取り出せるようになってるよね!

Y:え! なんか強引な展開だな……。そりゃ確かに、すごく便利だけどさ。

T:と言うことで、今回はそんな『ブラウザ』を特集してみようゼ! んじゃ、今回も頼むわ! オレ、早くCDの棚に空き作らないといけないから!

Y:あー! また逃げた……!

SONAR X1 PRODUCER

▲画像1:SONAR X1 PRODUCER

SONAR X1の新機能『ブラウザ』をチェック!

オーディオ・ファイルやMIDIファイルなどの管理や試聴(プレビュー)、プロジェクトにインポートすることができる『ブラウザ』。古くは「ループ・エクスプローラー」、そして「メディア・ブラウザ」として、SONARがアップデートされるたびに強化されてきた機能の1つです。

そしてSONAR X1で登場したブラウザでは、ファイル類に加えてプラグインFX&シンセ、シンセ・ラックを1つに統合して管理できるようになりました。しかも見やすくリスト・アップされたファイルやプラグイン群をドラッグ&ドロップ操作で、即座にプロジェクトにインポートすることが可能となりました。

▲画像2:ファイル、プラグインFX&シンセ、シンセ・ラックが統合されたブラウザ! [Media]、[Plugin]、[Synth]の3つのタブを切り替えて使い分けることができます。

ブラウザ自体は、お気に入りの場所に常駐させていつでも素早く展開できるようにしておけたり、MultiDockに収納して、これまでのSONARのようにタブ表示で扱うことも可能です。"表示場所を選ばずに、自分好みのワーク・スペースを構築しながら作業ができる"こういった自由度の高さも、SONAR X1ならではの魅力の1つです。

▲画像3:自分が作業しやすいようにブラウザを配置しておけば作業効率もアップ! 使わない時は折りたたんでコンパクトに。使いたい時は一発で展開!

GB(ギガ・バイト)単位の大容量のサンプリング・ファイルを所有することが当たり前の現代制作環境において、このブラウザは、欠かすことができない重要なツールだと思います。また、プラグインFX&シンセに関しても、今までのようにわざわざ右クリックをしてメニューを開かずとも、ファイル操作と同様の感覚でプロジェクトにインポートが可能になったことで、迷わずに次の動作に移りやすくなりました。これは嬉しいですね。

それでは、ブラウザの各機能の中から、今回は[Media]タブの中身を紹介しましょう!

[Media]タブの便利機能を紹介

[Media]タブでは、旧SONARのメディア・ブラウザと同様に、オーディオ・ファイル、MIDIファイルはもちろんのこと、Project5パターン(.ptn)、ステップ・シーケンサー・パターン(.ssp)、REXファイル(.rex)を試聴したり、インポートすることができます。

見やすくリスト・アップされたファイル表示部、さらに試聴方法や表示方法、検索機能など、細かい設定でファイルを管理することができます。求めている素材を素早く見つけ出すことができる仕組みになっているんです。

●その1:オーディオ&MIDIファイルを分け隔てなく試聴可能!

オーディオ&MIDIファイルの試聴方法は、これまでと同様。ファイルを選択した後、右上の[スタート]ボタンをクリックすると試聴できます。

[Media]タブの横にある矢印をクリックしてメニューを表示し、[オートプレビュー]を有効にしておけば、選択した素材を自動的に再生して試聴することができます。このように設定しておくと、サクサクとネタ選びができて便利ですよ。もちろん、オーディオ・ファイルとMIDIファイルが混在していたとしても問題なし。これは嬉しいですね!

▲画像4:ファイルの種類に関係なくサクサク試聴! オートプレビュー機能にチェックを入れておけばさらに試聴が楽になりますよ!

●その2:複数ファイルの同時試聴が可能!

キーボードの[Ctrl]キーを押しながらファイルを選択すると、複数ファイルの同時試聴が可能です(メディア・ブラウザ時代に追加されたこの機能は健在!)。

この機能を使えば、いちいちプロジェクトに素材をインポートせずとも、ブラウザ内でドラムのフレーズをサクサクと組み合わせて試聴していけるので、楽曲のイメージも膨らんでいくはずです。もちろん、この機能でもオーディオ・ファイル、MIDIファイル関係なく、組み合わせて同時試聴することができますよ。

▲画像5:[Ctrl]キー+ファイル選択で、組み合せたい複数の素材を同時再生! この画像は、オーディオ・ファイルとMIDIファイルの組合せを試聴しているところです。

▲ブラウザ内だけで曲が完成してしまいそうな勢い!

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Profile

BLIND LOOP MASTER(鈴木貴幸/鈴木善典)

BLIND LOOP MASTER(鈴木貴幸/鈴木善典)

2000年、岩手県盛岡市で鈴木貴幸、弟の鈴木善典、佐々木崇により結成。ヒップ・ホップ、ブレイク・ビーツを中心に様々な音楽を吸収し続け、独自のユニットに発展。2004年にCDデビュー。現在は、DJやライブのみならず、プロデュース、リミックス、CM音楽の制作、執筆など多岐にわたり活動を継続。10年以上にわたりWindowsマシンで楽曲制作を手がけ、現在は「SONAR」シリーズでレコーディングからミックスまでを行っている。鈴木貴幸と善典の両氏は、プロデュース・ユニット"OKYD(オーケーヤード)"としても活動している。

Blind Loop Master Myspace:
http://www.myspace.com/blindloopmasterdotjp