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第49回:復活!Q&A企画『魁!!SONAR X1塾2011』 第49回:復活!Q&A企画『魁!!SONAR X1塾2011』

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Y(ヨシノリ):もう夏目前というか、すでに暑くて暑くて大変だよー!

T(タカユキ):クーラーをガンガンかけるわけにもいかないしね。

Y:むしろクーラーは、ノイズを出して音楽制作に悪い影響を与えるから使わなくていいんだよ!

T:お! ストイックだね~。なんか電気を使わないアイディアでもあるの?

Y:氷の柱を作業机の周りに置きまくるしかない。昔の映画の撮影所は、そうしてたらしいし……。

T:そんなことをやったら、すぐに水浸しになってパソコンの電源周りに悪影響をおよぼすよ!

Y:大丈夫だ、問題ない!

T:半年前の流行語を今使ってるのが問題だよ!

Y:んじゃ、冷却ジェルを貼る。

T:一気にスケール小さくなったな(暑さのため、不毛なやりとりが延々と続く……)。

▲画像1:SONAR X1 PRODUCER

『魁!!SONAR塾』2年ぶりの復活!

SONAR X1が登場し、グラフィカルな見た目だけでなく、使い勝手もガラっと変わったので、以前のバージョンからSONARを愛用されているユーザーの中には、戸惑っている方もいらっしゃるんではないでしょうか? 正直、長年のSONARユーザーである我々ですら、使い始めた当初はつまずきまくりました(笑)。

そこで今回は、久しぶりにQ&A企画『魁!!SONAR塾』を復活させて、旧バージョンからSONAR X1に移行した方や、SONARビギナーの方がつまずきやすいと思われるポイント(というか、自分たちがつまずいたポイント・笑)をQ&A方式でまとめてみたいと思います!

それにプラスして、以前に特集したz3ta+について、読者の方からいくつか質問をいただいていましたので、それも今回、一緒に回答させていただこうと思います。それでは、SONAR塾開講です!!!

まずは、z3ta+について。バックナンバー第42回での記事『LFOでPitchをコントロール!』の内容について質問が来ているので、そちらから回答いたしましょう!

z3ta+編:どの音をLFOでコントロールしてるの?

●Q1:音が重なり合っているけど、実際にはどの部分にLFOがかかっているの?

A:LFOを使った効果音だけを聴いてみましょう!

バックナンバー「LFOでPitchをコントロール!」の冒頭にある2つのサンプル音に対しての質問です。

記事中では、LFOを使ってどんどんピッチ(Pitch)が上がっていくブレイク部分の効果音を作り、その使用例としてサンプル音を紹介しました。ここで改めて、そのサンプル音を聴いてみましょう。

『ピッチ・コントロール例その1』として紹介したサンプル音は、ドラムン・ベースの楽曲で、LFOによってシンセ(効果音)のピッチを徐々に上げていき、ブレイクを演出しています。

▲ピッチ・コントロール例その1

『ピッチ・コントロール例その2』は、ダブステップの楽曲です。サビへ移る展開のブレイク部分で、LFOを使ってピッチとカットオフをコントロールしています。

▲ピッチ・コントロール例その2

ここで分かりやすく、LFOを使った効果音と楽曲そのものを個別に聴いてみましょう。どの部分がLFOを使った効果音なのか、これで一目(耳?)瞭然ですね。シンプルな素材ですが、楽曲にどのような効果をもたらしているのか、確認してみてください。

▲画像2:『ピッチ・コントロール例その1』のLFOを使ったシンセ・トラックです。

▲例その1:LFOを使った効果音

▲例その1:それ以外のオケ・サウンド

▲画像3:『ピッチ・コントロール例その2』のLFOを使ったシンセ・トラックです。

▲例その2:LFOを使った効果音

▲例その2:それ以外のオケ・サウンド

●Q2: 音源はz3ta+だけ? 他の音源も使用してるの? 詳細を教えて!

A:上の画像2&3をチェック!

このLFOを使った効果音以外の音色に関してですが、『例その1』では、ベースにPentagon1、シンセ・リード&パッドにz3ta+などを使用しています。『例その2』では、ベースとシンセ・リード、パッドにz3ta+やRaptureなどを使用しています。詳しくは、画像2&3をご覧ください!

z3ta+編:どうやって音を作っていくの?

●Q3:どんな音色を選んで、どのパラメーターをどうすれば、こんな音が作れるの?
具体的に説明して!

A:まずはイメージに近いプリセットを見つけよう!

z3ta+には、ご存知の通りたくさんのプリセットが用意されています。z3ta+に限らず、私の場合はまずプリセットを試聴して、イメージに近いプリセットを選び、そこから各パラメーターをいじって音を作っていきます。

▲画像4:まずは、とりあえず欲しい音に近いプリセットを見つけること! ここでは、プリセット『Trance Sequecer3』をセレクト。

 

イメージに近い音色を見つけたら、そこから"不必要な効果"をカットしていきます。そして、オシレーターやフィルターをいじりながら、好みの音色に近づけていきます。ここではLFOを使ってピッチをコントロールしたいので、『modulation matrix』で「LFO1がすべてのオシレーターのピッチをコントロールする」ように設定します。あとは、LFO1の細かい調整を行えば完成です。

▲画像5:『modulation matrix』でオシレーター(oscillators)、フィルター(filters)、LFO(low frequency ocillators)などを設定して、思い通りのシンセ・サウンドを作ります。

 

正直に言うと、私もシンセについては、それほど詳しいほうではありません。ですが、プリセット音色をとにかく聴き、触ってみることで、各パラメーターが音色にどのような影響を与えているのか、どんな効果を生み出しているのか、どういう仕組みで音が鳴っているのか、そういったことが、だんだん分かってくるはずです。

さらに、modulation matrixを理解すれば、ホントにいろいろな音を作り出すことができるようになります。バックナンバー第42回『z3ta+(ゼータ)・刻(とき)を越えて...の巻』で、modulation matrixの活用法を紹介しています。さまざまな音作りに必ず応用が利くものですので、ぜひもう一度、読んでみてください。

それでは、次のページからはSONAR X1編です!

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Profile

BLIND LOOP MASTER(鈴木貴幸/鈴木善典)

BLIND LOOP MASTER(鈴木貴幸/鈴木善典)

2000年、岩手県盛岡市で鈴木貴幸、弟の鈴木善典、佐々木崇により結成。ヒップ・ホップ、ブレイク・ビーツを中心に様々な音楽を吸収し続け、独自のユニットに発展。2004年にCDデビュー。現在は、DJやライブのみならず、プロデュース、リミックス、CM音楽の制作、執筆など多岐にわたり活動を継続。10年以上にわたりWindowsマシンで楽曲制作を手がけ、現在は「SONAR」シリーズでレコーディングからミックスまでを行っている。鈴木貴幸と善典の両氏は、プロデュース・ユニット"OKYD(オーケーヤード)"としても活動している。

Blind Loop Master Myspace:
http://www.myspace.com/blindloopmasterdotjp

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