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第50回:SONAR X1のエース機能!? トラック・インスペクタを研究しよう! ~前編の巻~ 第50回:SONAR X1のエース機能!? トラック・インスペクタを研究しよう!
~前編の巻~

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T(タカユキ):どうも! “mnavi Academy”Computer Music担当の、ハンバーガーは潰して食べる方、タカユキです!

Y(ヨシノリ):どうも! “mnavi Academy”Computer Music担当の、間接照明はこだわる方、ヨシノリです。って、いきなり某ヒーロー・アニメのパロディーで始まっていいのか!?(笑)

T:俺たちもSONARユーザーを増やすために、服にSONARのロゴを入れて、ヒーローとして闘おうぜ!

Y:逆にローランドさんに迷惑かけるよ! 闘うとかって、DAWに全然関係ないじゃん!

T:闘ってる姿がYouTubeやUSTREAMEで配信されたら、それなりに注目受けるだろ~。

Y:そんなことより、SONARで曲を作ってネットにアップすればいいだろ!

T:曲だけでは注目されないんだよ! 要するに、インパクトのある映像が必要なんだってば!

T:確かに、動画と組み合わせたほうが、再生回数が伸びるからな。

Y:んじゃ、“mnavi Academy”Computer Music担当総選挙をやろう! これは数字が取れるぞぉ~

T:総選挙って、2人しかいねーよ! そんないい加減なことばっかり言ってたら、ここからさき、読まない人が増えそうだぞ……。

T:BLMが嫌いでも、SONARは嫌いにならないでください!

Y:やってられんわ!

▲画像1:SONAR X1 PRODUCER

ありとあらゆる操作が可能となったトラック・インスペクタ

トラック・インスペクタは、選択したオーディオ/MIDIトラックに関する、ありとあらゆるパラメーターを操作できる優れたツールです。PCやDAWソフトウェアの性能アップに伴って、楽曲制作におけるトラック数は、どんどん膨大になっていくはずです。そのようになればなるほど、トラック・インスペクタはDAWの中心的な役割を担う機能だと言えます! AKB48で例えるなら、エースのあっちゃん的なポジションと言えるでしょう(無理矢理ですが・笑)!

このトラック・インスペクタの機能は、実は以前のバージョンにもありました。しかし、SONAR X1になって、劇的な進化を遂げたのです。バックナンバー『第46回:SONAR X1 PRODUCERの中核を担う新機能「ProChannel」の巻』で紹介したPro Channelも、このトラック・インスペクタに内蔵されています。もちろん、優れた点はそれだけじゃありません!

では、SONAR X1と旧バージョンのSONAR8.5を比較してみましょう。SONAR X1のトラック・インスペクタで、新たに操作および表示が可能となった機能を、大まかに箇条書きで挙げていくと、次のようになります。

・リバーブ&コーラス(MIDI)
・インプット・クォンタイズ(MIDI)
・アルペジエーター(MIDI)
・バス/マスター(MIDI)
・クリップのプロパティ
・グルーブクリップ
・Audio Snap 2.0
・クリップのエフェクト
・トラックのプロパティ

ざっと並べただけでも、これだけできることが増えたんです!

プラグイン・シンセをインポートした時に作られるインストゥルメント・トラック(オーディオ・トラックとMIDIトラックが合体したもの)のトラック・インスペクタでは、オーディオとMIDIの両方を、ほぼ一緒にコントロールできるようになり、とても便利になりました! さらにトラックのパラメーターのみならず、クリップに関する操作も行えるようになり、ひと回りもふた回りも強力なツールに進化したと思います。

▲画像2:SONAR 8.5(左)とSONAR X1(右)のトラック・インスペクタの比較。見た目から大幅に変更されているのが分かります。SONAR X1では2つのエリアにスプリット表示されており、左エリアに選択したトラック、右エリアにバスまたはメインのトラック、そしてアルペジエーターなどMIDIに関する機能も表示することができます。

出力先のバスまで操作できる!

そもそもトラック・インスペクタとは何か? 「ミキサーから、選択したトラックの該当チャンネル部分だけを抜き出したもの」と考えてもらえれば、分かりやすいと思います。従来のオーディオのトラック・インスペクタと大きく違う点は、前述した「選択しているトラック」のみならず、「バスやメインのトラック」も同時に表示できるようになったことでしょう。

選択したトラックと同時に、バスの情報も管理できるので、トラックやバスの数が多くなってしまっても、どのトラックがどのバスに出力されているかが、とても分かりやすくなっています。もちろんバスだけではなく、画像3右側のように、マスター・トラックも表示が可能です。

▲画像3:左の画面のように、オーディオのトラック・インスペクタは、選択したトラックのみならず、出力先のバス・トラックも同時に表示できます。バス・トラックを選択した際、出力先がオーディオ・デバイスの場合、右の画面のようにメインのトラック・インスペクタが表示されます。

トラック・インスペクタでは、さまざまなパラメーターの操作ができます。SONAR X1から追加された『Pro Channelモジュール』も装備されており、画面を切り替えなくても、簡易的な操作がすぐに行えます。コンプレッサー、EQ(イコライザー)、サチュレーションのオン/オフが設定できるうえに、EQに関しては、ダブル・クリックすることで、小さい画面ながらもグラフィカルな表示でのコントロールが可能です。

▲画像4:トラック・インスペクタ内の「Pro channel」部分。サチュレーションが動作すると、真空管のアイコンが光ります。

アルペジエーターやインプット・クォンタイズも内蔵したMIDIのトラック・インスペクタ

以前は、多少の物足りなさを感じていたMIDIのトラック・インスペクタでしたが、SONAR X1では、かなり充実したものになりました!

オーディオのトラック・インスペクタでは、右エリアに出力先のバスが表示されていましたが、MIDIのトラック・インスペクタの右エリアには、さまざまなパラメーターが表示されるようになりました。

「SNAP TO SCALE」、「INPUT QUANTIZE」、「ARPEGGIATOR」のほかにも、リバーブ/コーラス/キー/タイム/パッチ・ブラウザと、オーディオ・トラックに隠れがちだった多くの機能が、見やすい場所に表示されるようになりました。これは、非常にありがたい! これらの各種パラメーターは、特にプラグイン・シンセを使う際に大活躍するものですので、次のページでまとめて紹介しましょう!

▲画像5:MIDIのトラック・インスペクタ。右エリアに表示される項目が増え、MIDIに関わる機能が集結しています。

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Profile

BLIND LOOP MASTER(鈴木貴幸/鈴木善典)

BLIND LOOP MASTER(鈴木貴幸/鈴木善典)

2000年、岩手県盛岡市で鈴木貴幸、弟の鈴木善典、佐々木崇により結成。ヒップ・ホップ、ブレイク・ビーツを中心に様々な音楽を吸収し続け、独自のユニットに発展。2004年にCDデビュー。現在は、DJやライブのみならず、プロデュース、リミックス、CM音楽の制作、執筆など多岐にわたり活動を継続。10年以上にわたりWindowsマシンで楽曲制作を手がけ、現在は「SONAR」シリーズでレコーディングからミックスまでを行っている。鈴木貴幸と善典の両氏は、プロデュース・ユニット"OKYD(オーケーヤード)"としても活動している。

Blind Loop Master Myspace:
http://www.myspace.com/blindloopmasterdotjp

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