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> 第51回:SONAR X1のエース機能!? トラック・インスペクタを研究しよう!~後編の巻~

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AudioSnapセクション

AudioSnapも、トラック・インスペクタでコントロールできるんですよ! ……と、ここで声高らかにアピールしたかったんですが……実はすでに、バックナンバー『第49回:復活!Q&A企画 魁!SONAR X1塾』で、紹介してしまいました……(苦笑)。

ですので、表示の仕方については、この第49回をご覧ください。なお、Audio Snap 2.0については、バックナンバー『第41回:進化系オーディオ編集機能「Audio Snap 2.0」』で詳しく解説しています。こちらも併せてご覧ください!

Audio Snap 2.0は、グルーブクリップと同様に以前からある機能とはいえ、SONAR X1では常に画面の左エリアに表示できるようになったので、これはかなり作業性が向上したと感じています。これまで、AudioSnapパレットの出し入れが面倒と感じていた方は、これからはクリップ・プロパティ・インスペクタを中心に編集作業を行うといいでしょう。

▲画像9:Audio Snap 2.0もトラック・インスペクタでコントロールできます。AudioSnapパレットと併用することで、より細かな編集が可能となります!

エフェクト・セクション

これまでもクリップ単体にエフェクトを挿入できましたが、その管理がなかなか面倒でした。具体的には、クリップ右上にある[FX]ボタンをクリックすることで、挿入されているエフェクト(FX)を表示できたのですが、ボタンが小さいうえに、どのクリップにどのエフェクトが挿入されているのかを、把握しづらかったわけです。

▲画像10:かつてのエフェクト表示のしかた。なかなか面倒な作業でした。

SONAR X1では、トラック・インスペクタのエフェクト・セクションを見れば、クリップ単体で何のエフェクトが挿入されているかが一目了然になりました。さらにここから、エフェクトを呼び出して、操作することもできます。

▲画像11:エフェクト・セクションによって、クリップ単体でのエフェクト管理がやりやすくなりました。

▲画像12:「ブラウザ」の[Audio FX]から、インスペクタのエフェクタ・セッションに、エフェクターをドロップ&ドラッグで挿入できます。

トラック情報もトラック・インスペクタで管理しよう

トラック・インスペクタ上部の[Track]タブを選択すると、トラック・プロパティ・インスペクタが表示されます。ここでは、前回紹介したトラック・インスペクタを補足するようなトラック情報が表示されます。トラックの名前、AudioSnap使用時のアルゴリズム、配色、そして、トラックに関するコメントを書き込める項目で構成されています。

SONAR X1を使い始めた当初は、AudioSnapのアルゴリズムはどこで設定するのかな……と思ってましたが、ここにありました!

▲画像13:[説明]の項目は自由にコメントを書けるので、ちょっとしたことでもメモしておくと、後の作業で意外に役に立ちます。

もちろんProChannelもインスペクタで!

トラック・インスペクタの[ProCh]タブを選ぶと、「ProChannel(SONAR X1 PRODUCERのみ)」のコントロールが行えます。

ProChannelについては、SONAR X1の超目玉機能だったこともあって、先に紹介しちゃいました! そこで、ProChannelに関しては、バックナンバー『第46回:SONAR X1 PRODUCERの中核を担う新機能「ProChannel」の巻』をご覧ください。

ライブに最適!? アサイナブルコントローラー

新機能ってわけじゃないんですが、これまでに紹介しそびれていた機能で、トラック・インスペクタ上で使える小技なので、今回紹介しておきます。

まずは任意のトラックにエフェクトを挿入します。ここでは「Classic Phaser」を挿入してみました。

▲画像14:ビートのトラックにエフェクター「Classic Phaser」を挿入しました。

トラック・インスペクタの下部にある[Display]をクリックします。するとメニューが表示されるので、[モージュールオプション]→[Fx]→[アサイナブルコントローラーの表示]を選択します。

▲画像15:[Display]のメニューでは、各項目の表示/非表示が設定できます。ここでは、アサイナブルコントローラーを表示。

すると、FXエリアの下に、4つほどパラメーターが表示されます。これによって、いちいちエフェクターを呼び出さなくても、インスペクタ上でエフェクターのパラメーターを操作できるのです。

▲画像16:FXエリアには4つパラメーターが表示されます(左)。表示されるパラメーターを変更したい場合は、変えたいパラメーター上で右クリック→[パラメーターの割り当て]から、表示させたいパラメーターを選択します。

さらに、MIDIコントローラーと連動させて使うことも可能です。操作したいパラメーター上で[右クリック]→[リモートコントロール]と進み、接続しているMIDIコントローラーを少し触って[ラーニング]をクリック。これによって、MIDIコントローラーから任意のパラメーターを操作できるようになります。MIDIコントローラーを駆使したライブを考えてる方は、この手法は取り入れてみるといいかもしれませんよ!

▲画像17:リモートコントロールで任意のMIDIコントローラーとパラメーターを連動させることができます。ラーニングを使えば、アサイン(割り当て)も簡単!

▲画像18:ここでは、MIDIコントローラーに【Depth】のパラメーターを割り当て、フェイザーの【Depth】が上下するサウンドを作ってみました。この機能を上手に活用すれば、ライブ・パフォーマンスもバッチリ!

T:2回に渡ってトラック・インスペクタを紹介しましたが、このトラック・インスペクタがSONAR X1で行う作業の中心となるべく改良されたことが、分かってもらえたでしょうか?

Y:トラック・ビューでは、少々見づらかったようなパラメーターなどが、トラック・インスペクタによって見やすくなって、さらに効率的に作業できるようになったと思います!

T:ショート・カット・キー[I]で、表示/非表示が選択できるので、必要ない時は隠しておくことで、トラック・ビューを広々と使えるしね。ドッキングを解除すれば、左エリアだけではなく、右エリアに配置するということも可能なんですよねぇ。

Y:使えば使うほど、やはり視認性の高さがSONAR X1の最大の特徴だったと感じさせられましたね。次回も、SONAR X1をより一層深く研究してみたいと思います! では、また!

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Profile

Blind Loop Master(鈴木貴幸/鈴木善典)

Blind Loop Master

ヒップホップ・ユニットBlind Loop Masterとして2004年にデビュー。その後トラック制作、執筆、CM音楽、DJ など多岐にわたる活動を行う。近年ではThe LASTTRAKというリミックス・ユニットを始動。DJ仕様にリミックスした作品が好評を受け注目を集めている。同時にアーティストとの交流も活発となり、元韻踏合組合のMINT氏とはコラボレーションが実現。「だぶすてEP」としてリリースされ話題となる。リミックスやDJのオファーも多く、DJとしては2011年7月に歌舞伎町で行われた野外イベント 「Re:animation」でプレイ。リミキサーとしては同年6月に発売となった覆面HIPHOPユニットMIDICRONICAのRemix盤「改」「混」に参加したほか、ダブ・ステップ専門ネット・レーベルLowfer Recordsの「HARUTA.EP」にも参加している。

Blind Loop Master Myspace:
http://www.myspace.com/blindloopmasterdotjp

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