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第55回:先進技術で『音』が見える!?「R-MIX」後編の巻 ~エフェクト&応用編~ 第55回:先進技術で『音』が見える!?
「R-MIX」後編の巻 ~エフェクト&応用編~

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Y(ヨシノリ):ネットでの評判も上々のR-MIX。今回も取り上げますよ!

T(タカユキ):ツイッターやブログでR-MIXに関する投稿を頻繁に見かけるようになったよね。注目度が高いんだなぁ。

Y:我々はひと足先に使わせてもらってるけど、R-MIXのおかげで、リミックスがすごく作りやすくなった!

T:ウチの娘に「すごい……親父が熱中するわけだ」って思われるだろーなー。

Y:何で3歳児がアムロみたいなこと言うんだよ!

T:そのくらい「スゴいソフトですよ」ってことですよ!

Y:今回も、例えが分かりづらいから!

▲画像1:R-MIX

まだまだ語り尽くせないR-MIXのスゴさ!

前回では、R-MIXの代表的な使用方法である「耳コピー」と「マイナスワン制作」を紹介しました。「耳コピー」では、既存の楽曲から特定の音(パート)だけをピンポイントで抜き取り、「マイナスワン制作」では、その真逆の効果、つまり楽曲の中で特定の音だけをピンポイントで消し去って"カラオケ"を作る手順を解説しましたね。

今回は、前回に紹介したR-MIXの基本的な機能説明の続きとして「エフェクト(EFFECT)」を取り上げます。さらに応用編として、R-MIXとSONAR X1を利用した曲のリミックスを実践します!

「耳コピー」や「カラオケ制作ツール」としてだけで終わるのはもったいない! そこから、さらに一歩も二歩も踏み込んだR-MIXの活用法や楽曲制作手法を提案したいと思います!

▲画像2:R-MIXのメイン画面。簡単に特定の楽器をソロで鳴らしたり、2ミックスの楽曲から目的のパートを抜き取ったりできるスグレモノ!

エフェクト・セクションを活用しよう!(EFFECT)

エフェクト・セクションには、2種類のコンプレッサー、3種類のディレイ、3種類のリバーブの計8種類の定番エフェクトが用意されています。1つのスライダーを上下させることで効果を調整するだけというシンプルな操作で、誰でもすぐに活用できるようになっています。特筆すべき点は、こちらも「耳コピー」&「マイナスワン制作」と同様に、任意の音に対してだけ、ピンポイントでエフェクトをかけられるということです! 

▲画像3:左側に用意されたエフェクト・セクション。[TYPE]から8種類のエフェクトをセレクトできます。

では、今回使用するサンプル音の加工前の状態を聴いてください。

●ステップ1:

まずは、前回に紹介した「耳コピー」と同様の手順で、エフェクトをかけたい音を探しましょう(参照:第54回:先進技術で『音』が見える!?「R-MIX」前編の巻/R-MIXで快適な「耳コピー」!)。[OUTSIDE]レベルをゼロにして、窓(赤い枠)内の[INSIDE]だけの音が鳴るように設定して、窓を動かしながら目的の音を探します。ここでは、ボーカル・パートを探してみましょう。

▲画像4:「耳コピー」と同じ手順で、ボーカルの音だけを探し出してソロにした状態です。

●ステップ2:

エフェクト・セクションの[TYPE]から、好きなエフェクトを選択します。ここでは【ロング・ディレイ(L.Delay)】を選んでみました。エフェクトを選択後、[DEPTH]スライダーでディレイのかかり具合を調節しましょう。

▲画像5:エフェクトの種類を選んで、スライダーでかかり具合を調整するだけ!

通常は、2ミックスにまとめられた音源に対してエフェクトをかけると、音源全体にエフェクトがかかってしまいます。それがR-MIXを使うことで、特定の音/パートにだけ、ピンポイントでエフェクトをかけることが可能なのです。

もちろん、[OUTSIDE]のレベルを元に戻しても、窓以外の音に対してエフェクトはかかりません。R-MIXだからこそできる処理なのです。

▲画像6:ミックスダウンしてしまった後のトラックでも、後からパートにエフェクトをかけられちゃう!

【ちょっと脱線】パンが面白い!

やや話が脱線してしまいますが、R-MIXを使っていて予想外に面白かったのが、パン(PAN:定位)のコントロールです!

特定のパートを窓で囲み、[PAN]スライダーを左右に動かすと、その音の定位を変えることが可能なんですね。これ、すごく地味ですけど(笑)、我々にとって、これはとても面白い機能でした!

▲画像7:元々はセンターに定位していたボーカルを左右に動かすことができます! もちろん、どの音(パート)に対しても、同じことができますよ!

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Profile

BLIND LOOP MASTER(鈴木貴幸/鈴木善典)

Blind Loop Master

ヒップホップ・ユニットBlind Loop Masterとして2004年にデビュー。その後トラック制作、執筆、CM音楽、DJ など多岐にわたる活動を行う。近年ではThe LASTTRAKというリミックス・ユニットを始動。DJ仕様にリミックスした作品が好評を受け注目を集めている。同時にアーティストとの交流も活発となり、元韻踏合組合のMINT氏とはコラボレーションが実現。「だぶすてEP」としてリリースされ話題となる。リミックスやDJのオファーも多く、DJとしては2011年7月には歌舞伎町で行われた野外イベント 「Re:animation」でプレイ。リミキサーとしては同年6月に発売となった覆面HIPHOPユニットMIDICRONICAのRemix盤「改」「混」に参加したほか、ダブ・ステップ専門ネット・レーベルLowfer Recordsの「HARUTA.EP」にも参加している。

Blind Loop Master Myspace:
http://www.myspace.com/blindloopmasterdotjp

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