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第57回:「ProChannel」に強力2大モジュールが仲間入り!の巻 第57回:「ProChannel」に強力2大モジュールが仲間入り!の巻

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Y(ヨシノリ):今回、ProChannelに2つも強力なモジュールが追加されたぞ!

T(タカユキ):まさにセーラーウラヌスとセーラーネプチューンが登場した時を彷彿とさせるな!

Y:例えが古いわ! リアルタイムでセーラームーン読んでるキモさがにじみ出てるぞ!

T:最近だと、何だろ? キュアサンシャインとキュアムーンライトだな!

Y:もっとキモいぞ!!!

T:とにかく、強力な仲間が加入したってことを伝えたいと思います!

Y:相変わらず雑な説明ですいません……。

▲画像1:SONAR X1 Production Suite

モジュールの追加で、ますます充実の「ProChannel」

前回は、ダイジェスト・レポートとしてSONAR X1 Production Suiteについて駆け足で紹介ましたが、今回から数回に渡って、新しい各機能にフォーカスを当てて解説していきましょう。それと同時に、SONARの基礎的な機能についても改めて紹介していきますので、SONAR入門者の方々にも参考にしてもらえるような連載にしていきたいと思います。

では早速、今回は新モジュール「Softube Saturation Knob」と「PC4K S-Type Expander/Gate」が追加されたProChannnelを取り上げたいと思います。

まずはProChannelについてのおさらい

ProChannelは、SONARが「X1」にバージョン・アップされた際に新しく登場したチャンネル・ストリップです(SONAR X1 PRODUCERのみに搭載)。サウンド・メイキングに重要なイコライザーやコンプレッサーなどの機能を集約したもので、SONAR X1を代表する目玉機能でもあります。

ProChannelは各トラックに標準装備されており、しかもインスペクタ内に表示可能なため、トラック・ビューやクリップ・ビューで作業しながら、すぐに画面の脇でProChannelを操作できるという利便性の高さも、大きな魅力のひとつです。

ちなみに、PCの[I]キーが、インスペクタ内でのProChannel表示/非表示のショート・カット・キーですので、これを覚えると、作業がとても楽になります!

▲画像2:チャンネル・ストリップProChannel。基本的な機能を改めて紹介すると、イコライザーと、2種類のコンプレッサー「PC76 S-Type」&「PC4K U-Type」、そしてチューブ・サチュレーターが搭載されていました。

●イコライザー

「Pure」、「Vintage」、「Modern」というキャラクターが異なる3種類のEQタイプが選べます。4バンド仕様で、ツマミ操作のみならず、マウス操作でグラフィカルに調整することも可能です。ロー・パスとハイ・パスも専用のツマミが用意されており、低域や高域をザクっとカットできるので、とても便利です!

▲画像3:イコライザー。グラフィカル表示も見やすく、EQカーブを直接マウスでコントロールすることもできるので、感覚的に操作が行えます。

●コンプレッサー

コンプレッサーには、「PC76 S-Type」と「PC4K U-Type」という、操作性もサウンドも異なる2種類が用意されています。それぞれがプロフェッショナルの現場で活躍してきた名機をモデリングしています。

▲画像4:コンプレッサー「PC76 S-Type」

▲画像5:コンプレッサー「PC4K U-Type」。サイド・チェイン機能を搭載しています。

SONAR X1 Production Suiteでは、これまで上部にあったコンプレッサー・タイプの切り替えスイッチがなくなりました。タイプの切り替えは、上部の「COMPRESSOR」と表示されたバー部分で右クリックし、コンテキスト・メニューから[モジュールを置き換え]を選びます。

▲画像6:このようにコンテキスト・メニューでコンテキスト・メニューから切り替えを行います。

●チューブ・サチュレーター

真空管が生み出す特有の飽和感を再現する機能なんですが、そう言っても、ピンとこない人も多いはず。メチャクチャ強引な言い方をすると、「音がノイジーにプチプチと割れることなく、音楽的な音量オーバー感を作りだせる」、「音をズ太くすることができる」という感じをイメージするといいかと思います。チューブ・サチュレーターを極端にかけて音を歪ませることもできますし、程よくかけることで、音の暖かみと太さを演出することもできます。

使い方としては、[Input]ツマミを上げていくことで効果が得られ、歪み具合は[Drive]ツマミで調整していきます。

▲画像7:チューブ・サチュレーター。サチュレーションがかかると、右側の真空管アイコンがピカピカと光ります。

ProChannelのコンプレッサーやチューブ・サチュレーターのサンプル音、そして詳しい説明は、バックナンバー『第46回:SONAR X1 PRODUCERの中核を担う新機能「ProChannel」の巻』で解説していますので、SONARを使い始めたばかりの方は、こちらもぜひ参照してください!

カスタマイズ機能が強化! 自由な配置で作業が可能!

SONAR X1 Production Suiteでは、ProChannelに内蔵されているイコライザーやコンプレッサーなどの各機能がモジュール化されました。つまり、プラグイン・エフェクトのように、自由にオン/オフにしたり、接続順を変えることが可能となったのです。ProChannelの上から下に信号が流れていくので、好きなルーティングで作業を行うことができます。さらに、モジュールの最小化や上下スクロールにも対応していますので、ノートPCなどの小型モニターでも効率よく作業ができると思います。

▲画像8:左はコンプ→EQ→チューブ・サチュレーター→Softube Saturation Knobのルーティング。右はコンプをルーティングの最終段に移動した状態。このように各モジュールを好みの順番で並べたり、モジュールを最小化できるようになりました。

カスタマイズした配置は、各モジュールのパラメーターを含めた状態でプリセットとして保存できます。作業内容に合わせたプリセットを作っておけば、作業の効率アップは間違いありません!

▲画像9:ProChannnel内のデータ(配置やパラメーター)を丸ごと保存でき、すぐに読み込みが行えます。

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Profile

BLIND LOOP MASTER(鈴木貴幸/鈴木善典)

Blind Loop Master

ヒップホップ・ユニットBlind Loop Masterとして2004年にデビュー。その後トラック制作、執筆、CM音楽、DJ など多岐にわたる活動を行う。近年ではThe LASTTRAKというリミックス・ユニットを始動。DJ仕様にリミックスした作品が好評を受け注目を集めている。同時にアーティストとの交流も活発となり、元韻踏合組合のMINT氏とはコラボレーションが実現。「だぶすてEP」としてリリースされ話題となる。リミックスやDJのオファーも多く、DJとしては2011年7月には歌舞伎町で行われた野外イベント 「Re:animation」でプレイ。リミキサーとしては同年6月に発売となった覆面HIPHOPユニットMIDICRONICAのRemix盤「改」「混」に参加したほか、ダブ・ステップ専門ネット・レーベルLowfer Recordsの「HARUTA.EP」にも参加している。

Blind Loop Master Myspace:
http://www.myspace.com/blindloopmasterdotjp

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