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第58回:さぁZ3TA+ 2の時間だ!の巻 前編 第58回:さぁZ3TA+ 2の時間だ!の巻 前編

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ヨシノリ(Y):今回は、ここ数年使い倒して来たプラグイン・シンセ「Z3TA+」のニュー・モデルを紹介しますよ!

タカユキ(T):その名もダブルゼータです!

Y:おい! 間違った情報流すな! 「Z3TA+ 2」です!

T:ゼータの次は、ダブルゼータに決まってるだろ!

Y:何でもガンダム基準にするなよ!

T:歯を食いしばれ、そんな大人、修正してやるー!

Y:しょーもないボケで文字数稼ごうとするなー!

▲画像1:SONAR X1 Production Suite

ウェーブ・シェーピング・シンセサイザー「Z3TA+ 2」

ハイ・クオリティなサウンド、かつ、ダンス・ミュージックに最適なプリセットの数々が魅力だったZ3TA+の最新モデルZ3TA+ 2が、SONAR X1 Production Suiteに搭載されました。

ツマミやフェーダーなど各操作部が大きくなり、操作性もアップ。ユーザー・インターフェースが向上し、画面がとても見やすくなりました。プリセットも一新しましたが、相変わらずの豊富さ! ちょっと聴いただけでも“Beatport”や“wasabeat”のような最新クラブ・ミュージック配信サイトのランキングを試聴したような気分になります(笑)。要するに、ダンス・ミュージックのトレンドを強く意識したであろうプリセットが多数用意されているのです!

▲画像2:ウェーブ・シェーピング・シンセサイザーZ3TA+ 2

豊富なプリセットがカテゴライズされて素早くアクセス可能に!

まずは、上のパネルよりプリセットを選んで聴いてみましょう。大きく分けて、新しく追加された「Factory Content」と、前のバージョンに用意されていた「z3ta+ Classic Content」の2つがあり、さらにそれぞれプリセットが、カテゴリーごとに分類されています。

▲画像3:プリセットがカテゴリーごとに分かれているので、欲しい音にたどり着きやすい!

「Bass」、「keyboards」、「Pads」、「Sound FX」という感じに分類されており、用途に合わせて探しやすくなっています(以前は、カテゴリー分けされていなかったので、結構大変でした……)。

楽曲のメロディなどを演奏するリード系の音色も、「Leads Hard」や「Leads Soft」など、読んで字のごとく、ギンギンのハード系と、柔らかく音色が変化するソフト系に分かれてます。

▲画像4:リード系シンセ「Leads Hard」だけでも、こんなにプリセットが用意されています。圧巻……!

これほどまでにプリセットがたくさんあると、以前に使ったプリセットをまた使いたいと思っても、再び探すのが面倒クサイと感じるかもしれません。そんな時は、虫眼鏡のマークをクリック! ここで文字入力による検索ができます。

試しに、以前のバージョンで使っていた「Trance Anthem」っていうプリセットがどこにあるのか分からなかったので、検索してみました。

▲画像5:キー・ワード「trance」で検索してみました。

検索すると、「trance」という言葉が入ったプリセットがグループごとに分けられて表示されます。ずーっと下を見ていくと、[z3ta+ Classic contents]-[Textures]-[Trance anthem]が見つかりました! 

こんな感じで、もしプリセット名をフル・ネームで思い出せなくても、単語ひとつくらいを覚えてれば、見つけることができます。

オススメの新プリセットを紹介!

それでは、新たに加わった「Factory contents」より、各カテゴリーでプリセットを数点ピックアップし、どんなジャンルの音楽に使えるか想像しつつ聴いてみましょう。

●Bass 1

・Bouncey Bio Stab BC

数年前からジワジワと来ている、レイブ・リバイバルっぽい音色で、ベースっていうよりも、リード・シンセとして使えそうです。ノートが重なる(鍵盤を押しっぱなしで、次の鍵盤を弾く)と“グィン”となる感じも、なかなかいいですね。

・Dubstep Wobble 1 XS

バックナンバー(第42回:「Z3TA+(ゼータ)・刻(とき)を越えて...の巻」&「SONAR PREMIUM DAY 2010レポート」)で作り方を紹介した“wobble bass”。Z3TA+ 2では、わざわざ作らなくてもプリセットで用意されていました! あの時もダブ・ステップやドラムン・ベース、ベース・ライン・ハウスで定番のベース音色として紹介しましたが、より一層、広く使われるようになってきた感がありますよね。

●Leads Hard

・Dominate 1 FG

エレクトロ・アーティスト「Skrillex」や「xlent」、「nero」のような、アッパーでダイナミックなダブ・ステップ(ブロ・ステップ)でよく耳にする、ピッチが“ビューン”と落ちるシンセ音色もプリセットで用意されています。このような音は、一度フリーズして、オーディオ・クリップにしてから切り刻む(カット・アップする)と、よりカッコよくなりますよ!

●Leads soft

・Disto 2 FI

あまり変った音色ばかり紹介していると、Z3TA+ 2が特殊なソフト・シンセかと誤解されてしまいそうなので(笑)、このような汎用性の高いリード・シンセも紹介しておきましょう。実戦的な音色がたくさん用意されています。

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Profile

BLIND LOOP MASTER(鈴木貴幸/鈴木善典)

Blind Loop Master

ヒップホップ・ユニットBlind Loop Masterとして2004年にデビュー。その後トラック制作、執筆、CM音楽、DJ など多岐にわたる活動を行う。近年ではThe LASTTRAKというリミックス・ユニットを始動。DJ仕様にリミックスした作品が好評を受け注目を集めている。同時にアーティストとの交流も活発となり、元韻踏合組合のMINT氏とはコラボレーションが実現。「だぶすてEP」としてリリースされ話題となる。リミックスやDJのオファーも多く、DJとしては2011年7月には歌舞伎町で行われた野外イベント 「Re:animation」でプレイ。リミキサーとしては同年6月に発売となった覆面HIPHOPユニットMIDICRONICAのRemix盤「改」「混」に参加したほか、ダブ・ステップ専門ネット・レーベルLowfer Recordsの「HARUTA.EP」にも参加している。

Blind Loop Master Myspace:
http://www.myspace.com/blindloopmasterdotjp

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