mnavi Academy

DRUMS 第11回:TD-9KX-S/TD-9K-Sのキット・サウンドを聴いてみよう! 山崎彰

みなさん、こんにちは。この春に環境が変わった人も、変わらない人も、楽しい出会いはありましたか~? それは人であれ、物であれ、出来事であれ。いつも新しい出会いにワクワク、そして何事にもポジティブな気分でいたい今日この頃です。

さて前回、ざっと全体の特長を紹介したNew V-Drums TD-9KX-S/TD-9K-S。実際にはどんな音がするのかが気になるところ。自分の耳で聴いてみたいよね。ということで、今回はこのNew V-Drumsの音を聴きながら、その音の良さ、個性、リアルな表現力に迫ってみたいと思います。

上位機種TD-20/TD-12ゆずりの表現力

TD-9

▲Percussion Sound Module TD-9

ドラマーの微妙なスティック・コントロールの変化をしっかり再現するという、基本的な部分が良くできているところが、V-Drumsが音の表現力に優れている、と言える理由のひとつであるんだけど、この新しいV-Tour Seriesの音源TD-9も、上位機種TD-20/TD-12同様、パッドを叩く強さやタイミングなどを伝達するトリガー性能がとても優れているのだ。弱打から強打への変化などの音楽的な表現力も上位機種ゆずり。このクラスにして上位モデルに近い表現力とは嬉しい限りだよね。

50種類のドラム・キット

俗に言うドラム・セットのことをV-Drumsではドラム・キットと呼んでいるんだけど、TD-9には、50種類のドラム・キットが入っているのだ。ナチュラルなアコースティック・ドラムからブレイク・ビーツ系、そしてパーカッションやユニークなサウンドなど、まさに使える音色のキットが満載! じゃあ、早速いくつか紹介してみよう。


●DRUM KIT No.1:V-Tour Studio

このキットは1番に入っているナチュラルなアコースティック・ドラム・サウンドだ。まずは各楽器それぞれの音を聴いてみよう。小さく叩けば優しい音。強く叩けば力強く。音が変化していくその表現力もかなりのもんだ。タムのリムだけを叩いた音も出ちゃうよ。ライド、クラッシュ、そしてハイハットも良い表現力してるでしょ。


今度は同じキットをフレーズで叩いてみたよ。もはやV-Drumsは音が良いのは当り前。その上にこの自然なメリハリだ! このキットの音色は、ナチュラルだけど存在感もしっかりあるサウンドなんだよね。シンセやギター、ベースなど、他の楽器と一緒に演奏した時にも埋もれない音の太さがTD-9の頼もしいところだ。


●DRUM KIT No.4:Compact 18”Kick

キック、スネア、シンバルなどすべてが小口径の小さなドラム・キット・サウンドだ。これもリアルで叩いていて超気持ち良いキットなんだ。ハイ・ピッチで抜けの良いスネアや、サイズは小さいけれど余韻の長いキック。これがまた良いんだよな~! タムを回すフレーズはヘッドとリムを交互に叩いてみたよ。リム側は音色が派手になるところも面白いね。筆者も小口径のアコースティック・ドラムを使っているけど、こういうサウンドって、個性が強いわりには押し付けがましいところがなくて、意外といろんな音楽にマッチするんだよね。ジャズ、ファンク、ラテン、などなど、いろんなジャンルの音楽に合わせて叩いてみよう!