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DRUMS 第12回:TD-9:豊富で多彩な音色をEDITしてみよう 山崎彰

今月もMusic NaviのDRUMSコーナーをご愛読ありがとうございます。だんだん夏の気配を強く感じられるようになってきたけど、この調子じゃ今年の夏も暑くなりそうだよね!

さて前回は、TD-9KX-S/TD-9K-Sに内蔵された50種類のドラム・キットの中からいくつか僕が選んで、実際にキットを演奏した音を聴いてもらったんだけど、今回はキット単位からもっとクローズ・アップして、スネアやシンバルなどの各音色に焦点を当ててみました。ドラム初心者から、音へのこだわりを持つ上級者までが満足できる、New V-Drumsのサウンドに迫ってみよう。

音色を変えてみよう

TD-9

▲Percussion Sound Module TD-9

V-Drumsは最初から音を作ったりする必要はなく、ダイヤルを回してドラム・サウンドを切り替えるだけで、さまざまなタイプのサウンド・スタイルを楽しめるドラムなんだよね。音楽ジャンルというのは、ほんとに幅広いものなんだけど、このV-Drumsは初めからセットされたプリセットのキットのバリエーションがとても豊富だから、どんなジャンルでも合わせられちゃうんだ。とは言っても、自分の好みやこだわりでそれぞれの音色を変えてみたくなった時のために、単体の音色もプリセット音色としてたくさん用意されているんだね。そしてさらに、それらの音色を調整して好みのサウンドにすることもできるんだ。 コリャまたこだわり派も嬉しくなっちゃうよね。

音源TD-9の新音色

プリセット音色の数はかなりのバリエーションだよ。スネアだけでも75種類、キックは57種類、タムが128種類、ハイハット&シンバル類で101種類、そしてパーカッションや効果音などが158種類。なんと全部で522音色も入っているんだね。このTD-9は最新モデルということで、上位機種には入っていない新しい音色も多数入っているのだ。では早速、どんな魅力ある音が入っているのか、それぞれの音色を切り替えながら聴いてみよう。

スネアの音色

まずはアコースティックなスネアのサウンドで、叩きながら途中で音色を切り替えてみるね。最初はVintMaple S、次にSolidMaple S、そして最後が30’sBrass Sの音色だ。 スネアのヘッドだけを叩いたヘッド・ショットと、ヘッドとリムを同時に叩いたオープン・リムショットも叩き分けているよ。各フレーズ後半のアクセント部分がオープン・リムショットだね。いや~、どれもリアルでイイ音してるし、まさにタイプの違う3台のスネアを叩き分けているようでしょ。こんなふうに曲に合わせて使い分けられるんだね。

アコースティック以外のスネア音色

次はアコースティック・ドラムじゃないV-Drumsだからこそ出せる、いわゆる打ち込み系のスネア・サウンドだ。クラブ系の音楽で使えそうな音もイッパイあるね。6種類の音色を順番に叩いてみたよ(BreakBeat S→House S→Reverse S→Industrial S→TR909 Xstick S→Elct2 S)。

次はキックの音色だ

じゃあキックもいくつかの音色を切り替えながら一気に聴いてみよう。ナチュラルなキックから余韻が長いもの、そしてパワフルなサウンドまでいろいろだね。アコースティックな音楽からハードなロックまで、叩く曲のジャンルに合わせて変えたり、好きなドラマーに似た音にするなど、いろいろ楽しめちゃうよ。使用した音色はこれら8種類(Maple K→Custom K→Birch K→Shallow K→Medium K→26”Deep K→Dance K→80’s Hard K)。

今度はタムの音色だ

タムのサウンドも表情が豊かでしょ。V-Drumsは叩く強さによって音が変化するから、演奏が自然と音楽的になるんだよね。音色のバリエーションもこのように豊富なんだね。今叩いた音色は、Maple T、Roto T、ElecBend Tの3種類だよ。

ハイハットも聴いてみよう

ナチュラルなCustom HHと打ち込みっぽいClub HHで叩いてみたよ。ハイハットをスティックのチップやショルダーで叩き分けた音色もリアルでしょ。ハイハットの開閉は足で踏むコントロール・ペダルで操作するんだけど、クローズからだんだん開いていく感じもリアルなんだよね。

そしてシンバルだ

じゃあ、シンバルもどんどん続けて切り替えてみよう。ライド、クラッシュ、そしてチャイナやスプラッシュなどのエフェクト・シンバルを順番に叩いてみるよ。一般的によく使いそうなシンバルの音で叩いてみたけど、まだまだ種類はイッパイあるのだ。

例えばライブの時に、チャイナやスプラッシュを持っていなくても、音源TD-9とパッド1枚だけ持って行けば、アコースティック・ドラムと一緒にセットして曲ごとにいろんなシンバルを使い分ける、なんてこともできちゃうよね。