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DRUMS 第14回:TD-9の録音機能で自分の演奏をチェックしよう! 山崎彰

ハイ、チーズ! カシャッ! 写真の撮影って最近ではデジカメが主流だけど、僕にとってのデジカメの利点は、何より撮ったその場で確認できること。以前はフイルムをDPEに出して、やっとでき上がったと思ったら良い写真がほとんどなかった、なんてこともあったけど、撮ったその場で確認できるデジカメのお陰で失敗が少なくなったのだ。そう、その場で確認できると言えば、楽器の演奏も録ってすぐに聴けると嬉しいよね。ということで今回は、TD-9KX-S/TD-9K-Sの音源部TD-9に搭載された、自分の演奏を録音して、すぐその場で聴けるクイック・レック&クイック・プレイ機能を紹介してみましょう。

客観的に聴いてチェックする重要性

カラオケ・パーティなどで自分の歌声に酔いしれて歌っている時はかなり気持ち良いんだけど、録音した自分の歌を後から聴いてガッカリ、なんてことはよくあることだよね。それと同様に、ドラムに限らずどんな楽器も、録音して聴いてみると印象が違うものなのだ。例えば、バンド演奏などで、自分の演奏に集中し過ぎてしまい、周りの音をちゃんと聴けなかったり、あるいはまた、客観的に聴いてみないと、どういう演奏がいいのか、判断がつかないことはたくさんあるのだ。我々プロのミュージシャンでもリハーサルや本番の演奏を録音して、グルーブや表現力、そして他の楽器とのアンサンブルの状態やバランスなどもチェックしているんだ。みなさんもぜひ、日々の基礎練習やバンドのリハーサルなどを録音して、自分の演奏をチェックしてみよう。自分の演奏を客観的に聴くことはとても重要なことなんだ。

さらに言えば、なるべく早いうちに録音を聴くようにしたほうがいいよ。すぐに聴いたほうが、演奏した時の気持ちなどを覚えているからシビアにチェックできるんだ。時間が経てば経つほど、チェックは甘くなってしまうものなんだよ。上達の早道として、自分の演奏を録音してすぐに聴くことを習慣にしよう!

本体で簡単に録音できるTD-9

だけど……、演奏を録音して聴くことは大切だと分かっていても、特にドラムの場合など、録音する機材を用意したり、録音できる状態にすることは結構手間もかかるし面倒。だから分かっちゃいるけど、これがなかなかやれないんだよね。そこでそんな人にも心強い助っ人になってくれるのがTD-9なのだ。このTD-9には、ボタン1つで録音できて、またボタン1つですぐに再生できる、クイック・レック&クイック・プレイ機能が搭載されているのだ。だから録音機材の用意も必要なく、本体だけで録音して、そしてすぐにチェックできるんだ。こりゃ便利でしょ。

▲[QUICK REC]ボタンを押して録音開始。

▲[QUICK PLAY]ボタンを押して再生開始。

[QUICK REC]ボタンを押して、叩き始めれば録音が開始される。叩いたフレーズがそのままリアルタイムで録音されるのだ(リアルタイム・レコーディング)。タイミングのズレや強弱の表現もそのまま録音されるので、自分の演奏をいろんな面からチェックできるのだ。レベル・アップにかなり役立ちそうだね。そして[QUICK PLAY]ボタンを押せばすぐに再生できる。それだけ。簡単でしょ。これなら自分の演奏のチェックも習慣にできるよね。

クリックを使って録音

▲例えば、テンポ=120でクリックが鳴る。

[QUICK REC]ボタンを押すと、テンポ感をつかんで叩きやすいようにクリックが鳴り始めるんだけど、もちろんテンポもその場で変えられるよ。[+/−]ボタンかダイアルを回すだけでOK。クリックが邪魔なら鳴らさないようにもできるから、いろんな練習の録音ができるよね。また[QUICK PLAY]で再生した時にはクリックは鳴らないんだけど、[CLICK]ボタンを押してクリックを鳴らせば、自分の演奏がクリックと合っているかも聴いてチェックできるんだね。