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DRUMS 第18回:V-Drums ライブ・ステージ活用レポ~2008楽器フェスティバル~ 山崎彰

10月25日(土)、26日(日)の2日間、東京・池袋サンシャインにて、「2008楽器フェスティバル」が開催されました。さまざまな楽器メーカーが出展しているブースの中でも、ローランド・ブースは最も活気もあり、いつも来場者でいっぱいの盛り上がりぶりを見せていました。そのローランド・ブースの特長のひとつでもある大きなライブ・ステージでは、今回もいろんなアーティストたちのライブが1日中繰り広げられていましたが、そこに登場した3人のドラマーが使っていたのはもちろんV-Drums。しかしながら、セッティングは個性豊かに三者三様ということで、それぞれのドラマーがどのようにライブでV-Drumsを使っていたのかなどなど、ローランド・ブースの2日間をレポートしてみましょう。

2008楽器フェスティバルのローランド・ブース

キャッチ・コピーが「弾いて、吹いて、叩いて! 気軽に楽器体験」という楽器フェスティバル。あこがれの楽器に触れてみたい、そして演奏してみたい、という人から、新製品のチェックなどが目的のプロ・ミュージシャンまでもが大勢訪れたイベントだった。その中で、ローランド・ブースには、シンセサイザー、電子ピアノ、ギター&ベース関連機材、コンピューター・ミュージック機材&ソフトウェア、そしてV-Drumsなどなど、ローランド・グループの各ブランドが集結して、溢れるほどの電子楽器が並んでいたよ。雑誌などで話題の機材から、この日初公開の新製品まで勢揃いだ。もちろん、ほとんどの楽器が自由に試奏できて、近くにいるスタッフが解説もしてくれるのだ。じゃあ、ローランド・ブース内でV-Drumsに関連するエリアを簡単にレポートするよ。


●ミニ・デモ・ステージ

ブース内には何ヵ所もミニ・デモ・ステージがあり、各楽器の具体的な使い方のデモや、楽しいパフォーマンスが1日に何度も繰り広げられていた。興味がある楽器について詳しく知りたい人はもちろん、自分が演奏したことがない楽器の知識も得ることができて、誰もが楽しめるローランド・ブースはまるで百貨店のようだったよ。


●V-Drums&電子パーカッション・コーナー

たくさん並んだ各ラインナップのV-Drumsには、試奏する人が途切れることがなかった。小さなお子さんがいるファミリーから若いカップル、そして年輩の方まで、試奏する方々の年齢層も幅広く、あらためてV-Drumsの人気ぶりが体感できたね。


●体験V-Drums! TD-9KX-Sコーナー

全く初めてスティックを握る方でも参加できる、体験V-Drumsのコーナーだ。こちらも大盛況。女性やお子さんの参加者も多かった。講師はドラマーの山本直樹氏。笑顔と真剣なまなざしが交互に出てくる参加者の表情から、V-Drumsを通して音楽を楽しんでもらっているなぁと感じたよ。


●ローランド・ブースのライブ・キャビン

このドアの中のライブ・キャビンでは、6組のアーティストたちが熱いライブ・パフォーマンスを1日中繰り広げていた。バリエーション豊かなステージを無料で好きなだけ見られるという豪華な企画だ。このキャビンも大勢の来場者でにぎわい、そしてここを出た人たちがみなさんローランドの楽器を試奏されていた。


ライブ・キャビンで3人のドラマーが使っていたV-Drumsセッティング

▲左から、五十嵐公太さん、MASAKingさん、山崎彰

ここからやっと、今回の本題だね。ローランド・ライブ・キャビンのステージで演奏していた6組のアーティストのうちV-Drumsを使用していた3組のドラマーを紹介しよう。まずは、元JUDY AND MARYのドラマーであり、ソロ・パフォーマンスDVD『ONE*NESS』をリリースしたばかりの、五十嵐公太氏。彼は普段からもV-Drumsを使って新しいスタイルの音楽を作り出しているドラマーだ。そして次は、V-Drumsやハンド・パーカッションのHandSonicを駆使し、ローランドのデモンストレーションや多くのユニットで、電子打楽器奏者として活躍するMASAKing氏。そして、3人目は筆者の山崎彰だ。

今回のステージで使っていたV-Drumsの音源は3人とも同じ。TD-20に新発売のエクスパンション・ボードTDW-20を装着したものだ。使っている楽器は同じでも、3人それぞれ性格も違えば好きな音楽のスタイルも違うんだよね。だから面白いことに、それぞれのドラマーが使っているV-Drumsの音色も全く違うものだったんだ。自分の好みだったり、演奏する曲に合わせて、それぞれが自然に選んだ音色が、自分の個性をアピールするような使い方になっていたんだね。そして3人とも、自分の使っている音色が、他のドラマーもきっと好きな音色なんだろうと思っていたところが笑えたね。こんなふうに「どんな個性のドラマーも満足させるV-Drumsってすごいよね!」 なんて言いながら楽屋での3人のV-Drums談議も盛り上がった。