4分音符を体で感じるトレーニング方法
まずは、口で「ワン、トゥー、スリー、フォー」と、力強くカウントする練習をしよう。その際に重要なのは、大きな声でしっかりカウントすることだ。小声の弱い4分音符では、ちょっとしたことでヨレてしまうぞ。練習中にたとえ雷が鳴っても、誰かが後ろからおどかしてきても、まったくヨレないほどのパワフルな4分音符を感じよう。そうすれば、バンドで演奏中に誰かが間違えてもそれにつられることもないし、自分の手のフレーズがヨレたとしても、足はちゃんとキープできていて、すぐに立て直せるわけだ。とはいえ、自宅で大声を出せない場合もあるよね。そんな時も気合いはしっかり入れて、巨大な4分音符を感じて練習しよう。そして4分音符をカウントしながら手足で演奏するのだ。
タイム・チェックで練習スタート

▲左:タイミングをマークで示しながらパーセントでも表示 右:8小節後に得点が出る
前置きが長くなってしまったが、カウントしながら叩く練習に、TD-4のコーチ機能のタイム・チェックを活用しよう。このタイム・チェックは、メトロノームに合わせて叩いた自分のタイミングの正確さを、目で見て確認できる練習モードだ。メトロノームより遅れていると画面中央の三角マークが「s」側に、速いと「f」側に移動するよ。そしてリズムの正確さをパーセントでも表示して、8小節叩いた後には、なんと100点満点で得点も出してくれるのだ。では、練習スタートだ。口で4分音符をしっかりカウントしながら、まずは右手だけで4分音符を叩き続けよう。この時、1発ずつメトロノームに合わせるんじゃなく、自分の中の4分音符に合わせるのがポイントだよ。
タイム・チェックの得点はどうだったかな? 何度も繰り返して安定してきたら高得点が出てくるよ! また、この時カウントを「1 and 2 and 3 and 4 and」、言いにくければ日本語で「1と2と3と4と」のように、ウラのリズムも感じるようにカウントすれば安定感が増すので、得点もかなり上がるんじゃないかな。そして次は右手だけで、8分音符も同様に練習しよう。テンポもいろいろと変えて叩いてみてね。もちろん右手だけじゃなく、左手だけ、右足のキックだけ、左足のフット・ハイハットだけなど、それぞれ同じように練習しよう。カウントに自信が出てくると、かなり安定したリズム・キープ力が自然に身につくよ。また、最初はこのような簡単なフレーズから始めて、手足でどんなフレーズを演奏してもカウントできるようになれば、鬼に金棒! どんな曲を演奏してもリズム・キープできるようになるんだ。
クワイエット・カウントで8ビートのリズム・キープ練習

▲クワイエット・カウント画面
これは一定時間メトロノームが鳴るところと、ほとんど聴こえないぐらい小さくなる部分が交互に出てくるという練習モードだ。これを使って8ビートのキープ力を強化しよう! V-Drumsで8ビートのリズム・パターンを叩いた時、メトロノームとピッタリ合っていれば、小さくなったところのメトロノームは、もうまったく聴こえなくなるんだ。メトロノームが聴こえないところも自分でリズム・キープして叩き続けることが、最高のトレーニングになるんだよね。
練習のポイント
これもやはり、体でしっかり4分音符を感じることが重要なポイントだ。メトロノームに合わせて叩くというよりは、自分でしっかりリズムをキープして、自分の中の4分音符に合わせて叩く感じ。そして自分のリズムが合っていることを確認する程度にメトロノームを聴くといいだろう。鳴っているメトロノームがもう1人のバンド・メンバーのように感じられ、自然とタイミングが一致するようになれば、かなりキープ力は良くなったと言えるだろう。

▲メトロノームがほとんど聴こえなくなる間の演奏をパーセントで表示してくれる
このクワイエット・カウントは、初期設定では3小節間メトロノームが鳴って、次の1小節間はほとんど聴こえなくなる。最初の3小節でしっかりテンポをつかんで、4小節目も自分でキープして叩こう。少々ズレても自信を持って叩くことが重要だよ。守りに入らず、自分を信じて力強くリズムに乗ろう。また、メトロノームが聴こえないところでフィルインを入れると、フィルイン中のリズム・キープ練習にもなるよ。メトロノームが聴こえない間もちゃんとキープできていたかどうかは、パーセントで表示してくれるので嬉しいよね。そして慣れてくればメトロノームが「鳴る/聴こえない」の長さ設定を変えて、2小節ずつや、4小節鳴らして4小節は聴こえなくするなど、自分でキープする時間を長くして練習してみよう。続けて練習すれば、リズム・キープに自信が出てくるはずだ!
テンポ・チェックでキープ力に自信を付けよう

▲左:テンポ・チェック画面 右:リズムの正確さをパーセントで表示
今回TD-4に新たに追加されたコーチ機能が、テンポ・チェック。メトロノームに合わせて叩く演奏がジャストであれば、メトロノームの音が次第に小さくなり、やがては完全に消えるんだけど、叩くテンポがズレてくるとメトロノームの音がまた大きくなる、という練習モードだ。これも先程のクワイエット・カウントと同様に、リズムやフィルをキープする練習にバッチリだよ。クワイエット・カウントの場合は、一定の小節でメトロノームが復活してきたけど、これはピッタリ合っていればメトロノームは消えたままだ。だから、消えていても自信を持ってリズムをキープし続けよう。クワイエット・カウントで十分キープ力が養われたら、このテンポ・チェックで、ワンランク上のリズム・キープに挑戦しよう! これも画面に出るパーセント表示で、自分のリズムの正確さを確認しながら練習できるので、やり甲斐も出てくるよね。これも良い練習になるぞ~!
踊る気分で叩けば最高のリズムが出る
さて、V-DrumsのTD-4K-Sのコーチ機能を活用した練習方法はいかがだったかな? しつこいようだが、リズム・キープに大切なのは自分自身で4分音符をしっかり感じながら叩くことだ。できればドラム・イスに座りながら、踊っているように体全体でリズムに乗っていれば、気分も楽しくなって、一層素晴らしい演奏ができるはずだ! TD-4K-Sのコーチ機能を上手く活用して、ノリノリでハッピーなグルーヴのドラマーを目指してね。ではまた次回に会いましょう!
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