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第26回:V-Drums ~自分のV-Drumsにシンバルやタムを増設してみよう!~

さあ、季節は夏本番だ! これからは夏フェスティバルなどの音楽イベントも盛り沢山だね。ライブと言えば、ステージで映えるのは、やっぱりドラム。キック、スネア、タム、シンバルなど、たくさんの楽器の集合体だから見栄えがするよね。さらに、ドラマーの演奏自体にも、両手足に動きがあるから目立つんだよね。特にシンバルやタムを移動する手の動きが、ステージを盛り上げていると言っても過言じゃないだろう! 自宅でV-Drumsを叩く時も、シンバルやタムを拡張してみると楽しみが倍増するし、ステージ気分で熱くなれるよ!

TD-4K-S

▲写真1:TD-20KS

V-Drumsは後からパッドを増設できる

V-Drumsの各ラインナップは、タムやシンバルの枚数が決まった形でセットになっているけど、後からタムやシンバルなどを増やせるようになっているんだ。基本セットからパッドを拡張すれば、今までと違ったアプローチができるようになって、演奏の幅も広がるよ。さあ、自分のV-Drumsのパッドを増設してみよう!

▲写真2:V-Drumsラインナップ勢ぞろい!

まずはシンバル1枚から増やしてみよう

ドラム・セットに使うシンバルの枚数に、特に決まりはないんだよね。1枚~10数枚と、ドラマーの演奏スタイルや好みによって枚数はさまざま。一般的にはライド・シンバルが1枚で、クラッシュ・シンバルを数枚、そして場合によってはチャイナやスプラッシュなどのエフェクト・シンバルをセットすることもあるんだ。

▲写真3:CY-14C

下の写真のV-Drumsはシンバルが2枚あるけど、1枚はクラッシュ・シンバル。そしてもう1枚はライド・シンバルだ。一般的には左がクラッシュ・シンバル。アクセントとして「ジャーン」と鳴らすシンバルだ。そして右にセットされているのはライド・シンバル。ハイハットと同じようにリズム・パターンを「チャン・チャン・チャン・チャン」と叩くシンバルだね。ライド・シンバルでも、エッジ(ふち)の方を叩けばクラッシュ・シンバル的な使い方もできるけど、基本的にはそれぞれ役割が違うんだ。

▲写真4:TD-9KX-Sのシンバルの配置

●クラッシュ・シンバルが1枚増えると演奏の幅が広がる

シンバルやタムは、ただ数が多ければいいってもんじゃない。でも、クラッシュ・シンバルが1枚だけよりは、2枚あった方が演奏の幅がぐ~んと広がるんだよね。例えばキックやスネアの音は、リズム・パターンの中で核になる存在なので、ある程度一定の音色で鳴り続けていることが安心感を生むんだ。でもそれとは逆に、シンバルやタムはそこに変化を加える役割があるから、連続して同じ音が続くと、かえって単調に聴こえてしまう。もっと音に変化が欲しくなるんだよね。

だから、クラッシュ・シンバルが8小節に1回だけ「ジャーン」と出てくるようなシンプルなリズム・パターンの演奏なら、クラッシュ・シンバルは1枚で十分。でも、曲が盛り上がってクラッシュ・シンバルが1小節に何度も出てくるようなフレーズを叩く場面なら、音色の違うクラッシュ・シンバルを交互に叩くなどして、シンバルのサウンドに変化を付けた方が音楽的な広がりを感じられるんだ。しかも、手の動きも派手になるから、見た目もカッコイイ。また、両手で2枚同時に叩けば、パワー感も出るから、演奏にメリハリを付ける手段としても使えるんだ。だから、クラッシュ・シンバルは2枚ぐらいあると演奏が楽しくなるんだよね。

自分のV-Drumsはいくつパッドを増やせる?

V-Drumsの音源には、クラッシュ・シンバル用に2つの端子と、TD−9から上のグレードの製品には、その他の追加パッド用の[AUX(オグジュアリ)]端子が用意されているんだ。基本セットでクラッシュ・シンバルが1枚のキットは、[CRASH2]端子でもう1枚を追加できるし、もっと追加したければ、そのパッドを[AUX]端子に繋げばいい。しかも、この[CRASH2]や[AUX]の端子には、パッドの追加を想定して、あらかじめ音色が割り振られている点が嬉しいね。もちろん、後から自分好みの音色に変えることもできるよ。

▲写真5:音源モジュールTD-12のCRASH2とAUX端子

●各音源の拡張できるパッド数

各機種によって増やせるパッドの数が違うので、それぞれの音源に対する拡張可能数は、以下の表を参考にしてね。

▲写真6:機種ごとの拡張パッド数一覧

各音源の[CRASH1]と[CRASH2]入力には、それぞれ違う音色のクラッシュ・シンバルが割り当てられているんだ。[AUX]端子は、TD-9では4つ目のタム、TD-12では4つ目のタムとスプラッシュ、チャイナなどのエフェクト・シンバル。TD-20はそれらに加えて、サイド・スネア(2台目スネア)やドラムに組み込めるパーカッションなどが、あらかじめ設定されているんだよね。他にも、基本キットには使われていない音色が出てきたりして楽しいよ。

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山崎 彰(やまざき あきら)

山崎 彰(やまざき あきら)

大阪府池田市出身。熱いファンク・グルーヴを得意としながらも、宮本亜門のミュージカルから、LOVE PSYCHEDELICOの全米ツアー、エアロスミスとの共演など、ジャンルの壁を越えて活躍するドラマー。また、V-Drumsのデモ・パフォーマンスを日本全国及び海外でも公演するV-Drumsの伝道師?!でもある。自己のバンドLIFE ON EARTHで、2006年、日本人アーティストで初めてザ・ローリング・ストーンズ中国・上海公演のオープニング・アクトで演奏するなど、現在も様々なアーティストのレコーディングやライブでも活躍中。