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第32回:TD-20KX-S  ローランド浜松本社工場見学レポート ~V-Drumsができるまで~

みなさん、こんにちは。さて、毎回V-Drumsのさまざまな使い方や機能を紹介しているこのコーナーですが、今回はちょっと趣向を変えてみよう。V-Drumsはどうやって作られているの? ドラマーだったら興味があるし、のぞいてみたいところだよね。ということで、今回はV-Drumsが工場で製造されている様子をお伝えするよ。

2009年9月1日に全世界同時に発表された新しいV-Drums、TD-20KX-S。その発表直前の8月某日、静岡県浜松市にあるローランド本社工場におじゃまして来ました。その時、V-Drumsのパッドなどが組み立てられている工場の様子も見学してきたので、ドラマーの目線から見て感じたことをレポートしてみるね。

TD-20KX-S

▲写真1:TD-20KX-S

ローランドの本社工場を訪問

今回訪問したのは、ローランド本社工場。静岡県浜松市には、ここの他にもいくつかの工場や研究所を持つローランド。また、国内だけではなく海外にも多くの工場があるんだよね。

ローランドは、いろんな電子楽器を作っているんだ。シンセサイザー、電子ピアノ、ギター&ベース関連エフェクター、DJ機器、コンピューター・ミュージック関連機器、そしてV-Drumsをはじめとする電子打楽器、などなど。だから工場もたくさん必要なんだね。

▲写真2:浜名湖の近くにある本社工場

●明るい印象の工場

工場を訪れて最初に感じたのは、広い工場内に各セクションが綺麗にレイアウトされていて、通路も広く、清潔感があるっていうことだ。いわゆる一般的な「工場」のイメージとは随分違い、とても明るい印象だった。そして、何よりも人が温かいのだ。新製品を開発・設計している人から、いろんな電子楽器を組み立てる担当の人まで、かなり大勢の方が働いているが、みなさんの表情が明るく、楽器作りに対する熱意が伝わってきたよ。さすが、世界のローランドです。

▲写真3:綺麗にレイアウトされた工場内の様子

●広々としたV-Drums組み立てエリア

シンセやコンピューター・ミュージック関連製品の組み立てスペースよりも、かなり広いV-Drumsの組み立てエリア。ローランドの数ある製品の中でも、V-Drumsが主力商品のひとつであることがうかがえるよね。この広い工場が、海外も含め数ある工場の1つとは、規模の大きさを感じるなぁ。

▲写真4:通路の右側は、シンセとコンピューター・ミュージック関連製品の組み立てエリア。そして通路の左側全部がV-Drums組み立てエリア。

いい楽器が生まれてくるワケ

V-Drumsのパッド類を組み立てているエリアだ。他の関連工場などで作られたいろんな種類のパーツ類を、ここで組み合わせて完成させるのだ。これらは単純な流れ作業ではなく、1つのセクションで同じ種類のパッドの組み立てから梱包までを、1人の担当者が行うシステムになっている。各セクションが独立し、専門知識をしっかり持った方々が、責任を持って仕上げる。早さよりも品質を最優先しているわけなんだね。

▲写真5:写真左は、Vハイハットを製造している様子。写真右は、タムのパッドを梱包中。

徹底された品質管理

慣れた作業といえどもミスがないように、ディスプレイに映った作業行程や、細かい数値などを確認しながら作業を進める。これは機械ではできない、熟練された担当者による手作業ならではの工程だね。これだけ細かくチェックしながら組み立てるので、ローランド製品はバラつきのない高い品質が保たれているんだと実感したよ。

▲写真6:パッドにセンサーを取付ける緻密な作業。細かい各工程はディスプレイで確認しながら行っている。

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Profile

山崎 彰(やまざき あきら)

山崎 彰(やまざき あきら)

大阪府池田市出身。熱いファンク・グルーヴを得意としながらも、宮本亜門のミュージカルから、LOVE PSYCHEDELICOの全米ツアーなど、ジャンルの壁を越えて活躍するドラマー。また、V-Drumsのデモ・パフォーマンスを日本全国及び海外でも公演するV-Drumsの伝道師?!でもある。自己のバンドLIFE ON EARTHで、2006年、日本人アーティストで初めてザ・ローリング・ストーンズ中国・上海公演のオープニング・アクトで演奏するなど、現在も様々なアーティストのレコーディングやライブでも活躍中。

Akira Yamazaki Official Website:
http://home.catv.ne.jp/nn/akira/