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第46回:V-Drums バージョン・アップしたTD-9 ~新しいドラム・サウンドを聴いてみよう~

V-Drumsのラインナップの中で、V-CompactシリーズとV-Tourシリーズがリニューアルされた。そこで前回は、これらに搭載された新開発のキック・パッドやシンバルなど、新しくなったハードウェア類を詳しく紹介したね。ハードウェアの次は、ソフトウェアだ。今回は、V-Tourシリーズの音源モジュールTD-9の、進化したサウンドを聴いてみよう。

TD-4KX2-S(左)とTD-9KX2-S(右)

▲写真1:TD-9K-S(左)とTD-9KX-S(右)

音源モジュールがアップ・グレード

これまでも多彩な機能が好評だった音源モジュールTD-9。自分の演奏を録音してその場で聴ける「QUICK REC/PLAY(クイック・レック/プレイ)機能」。叩いたタイミングを目で見てチェックできる「SCOPE(スコープ)機能」。臨場感のあるオーディオ・データで構成された練習曲の「SONG(ソング)」、などなど。楽しく効果的にドラムを練習するための工夫が満載のV-Drumsなんだね。

この音源モジュールTD-9のプログラムが、バージョン2.0にアップ・グレードされたんだ。

新たに40キット、スネアとキックを30音色追加。音抜けの良いサウンドや高い表現力を実現しているんだね。

外見は変わらないけど、叩いてみるとかなりパワー・アップしていると感じるよ。

▲写真2:バージョン2.0にアップ・グレードした音源モジュールTD-9

30種類の新音色が追加

新しくなったTD-9には、旧バージョンにはなかったタイプのキックとスネアの音色が合計30種類追加されたんだ。キックの新音色で、「ドーン」と音が長くてオープンなサウンドのものは、ヘッドが揺れる感じがたまらなく気持ちいいよ。スネアでは、スナッピーの鳴りのよいものが入ったんだ。よりスネアらしく、明るいサウンドが僕もお気に入りだ。それらによって、アコースティック系のドラム・サウンドのバリエーションがさらに広がったんだね。こりゃ、ドラマーにはとってもうれしいことだよね。

じゃあ、新しい音色の中から特徴のあるものを聴いてみよう。KIT No.2 「Funky(Jazz)」で使われているキックのサウンドだ。これはキック・ペダルの打撃部分であるビーターを、ヘッドに押さえつけた奏法のミュート・サウンドと、叩いた後にビーターをすぐに離すオープン・サウンドを使い分けられる音色なんだ。実際には、ペダルを踏む強さで2つの音色をコントロールするんだね。軽く踏めばミュート・サウンドになり、さらに強く踏むとオープン・サウンドになるよ。

新開発のキック・パッド「KD-9」の、抜群によくなった踏み心地と共に、表現力のあるキック・サウンドを楽しめるよね。

▲写真3:KIT No.2:Funky(JAZZ)の画面。

▲キックの音色の変化をよく聴いてみよう。

ドラム・キットは40種類追加

今までなかったジャンルを中心に、40種類のキットが新たに追加されたんだ。オルタナティブ系のロックや、アコースティック・サウンドを用いたクラブ系など、最近の流行を反映してくれたんだね。

キット・ナンバーの1から40が新しいキット。その後には今までも好評だった50キットも搭載されているよ。そして、自分のオリジナル設定用のユーザー・キットも9キット用意され、合計で99キットだ。もちろん、すべてのキットは自分の好みで自由に変更可能。プリセットのキットはそのまま残しながら、オリジナル設定のキットをたくさん作りたいドラマーにとって、ユーザー・キットがたくさんあるのは、とってもうれしいんだよね。ライブで使う時にも重宝しそうだよ。

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Profile

山崎 彰(やまざき あきら)

山崎 彰(やまざき あきら)

大阪府池田市出身。熱いファンク・グルーヴを得意としながらも、宮本亜門のミュージカルから、LOVE PSYCHEDELICOの全米ツアーなど、ジャンルの壁を越えて活躍するドラマー。また、V-Drumsのデモ・パフォーマンスを日本全国及び海外でも公演するV-Drumsの伝道師?!でもある。自己のバンドLIFE ON EARTHで、2006年、日本人アーティストで初めてザ・ローリング・ストーンズ中国・上海公演のオープニング・アクトで演奏するなど、現在も様々なアーティストのレコーディングやライブでも活躍中。

Akira Yamazaki Official Website:
http://home.catv.ne.jp/nn/akira/