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第55回:生まれ変わったサンプリング・パッドSPD-SX ~中編~ 第55回:生まれ変わったサンプリング・パッドSPD-SX~中編~

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自分で自由にサンプリングができる、パーカッション・パッドSPD-SX。これは、バッキング・フレーズやパーカッション、そして効果音など、どんな音でもライブのステージで鳴らせちゃう便利で楽しい楽器なんだ。前回、その全貌を紹介してみたけど、今回は搭載されたサウンドや、ライブでの具体例も紹介してみよう。

▲画像1:SPD-SX

音を聴いてみよう

それぞれに違う音を当てはめられる9個のパッドで構成されているSPD-SX。その9個のパッド全体で「1キット」として、100キットを保存できるんだね。好きな音を本体に直接取り込むことが簡単にできるわけだが、最初からカッコイイ音もたくさん入っているんだ。まずはどんなサウンドが入っているのか聴いてみよう。いちばん最初のキットに入っているバッキング・フレーズのサウンド、「Kit No.001 FuseBeat」のキットだ。

各パッドを順番に叩いてみるよ。ループ・フレーズなので、1打叩くとずっとフレーズが鳴り続けるんだ。4小節聴いたら次のパッドだ。最初は「フレーズA」からスタート、そして「キック・パターン」→「スネア・パターン」→「フレーズB」→「フィル・フレーズ」パッド4ヵ所で順番に軽いフィルを→そして「エンディング・フレーズ」。

▲画像2:「Kit No.001 FuseBeat」

いや~、楽しいね! これだけでも音楽になってるし、これをバッキングにV-Drumsやアコースティック・ドラムを叩くと盛り上がるよね。ループのドラムはあくまでもバッキングと考えて、それとはタイプの違う音色にして、フレーズも4分打ちではない違ったアプローチをすれば、サウンドが広がっておもしろくなるよ。またギターやボーカルが入ってもカッコよくなるだろう。

バッキングで使えるキット その2

クラブ系の音楽で使えそうなループ・フレーズのキットがいくつか入っているけど、こんなラテン系ループ・フレーズのキットもあるよ。「Kit No.006 Montuno」だ。

このキットでもパッドを順番に叩き分けてみよう。「ピアノのモントゥーノ・フレーズ」から始まり、次は「ベースが重なったフレーズ」→「ボイスとコンガ」&「ベルのメロディ」のパッドを同時に叩き→「倍テンポ・フレーズ」→「展開フレーズ」&「ブラス・フレーズ」→そして3つめに叩いたパッドをもう一度叩いて「ボイス」でエンディング。

▲画像3:「Kit No.006 Montuno」

それぞれずっと繰り返すループ・フレーズなので、これに合わせてドラムを叩けば、場面展開しながらいつまででも演奏できるでしょ。ライブではもちろん、ラテンのドラム・パターンの練習にもバッチリだよね。

打楽器として使える単音のキット

次はSPD-SXをパーカッションとして使えるキットを紹介しよう。今度はフレーズではなくV-Drumsのように単音が鳴るキット、「Kit No.015 LatinPrc」だよ。

アコースティック・ドラムや、クラブ系のドラム・キットなどいろんなタイプが入っているんだけど、コンガとティンバレスのラテン・パーカッションのキットで演奏してみよう。

▲写真4:「Kit No.015 LatinPrc」

これらのキットは最初から用意されたものだけど、自分でサンプリングすれば、使えるフレーズや音色は無限に広がるんだよね。

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Profile

山崎 彰(やまざき あきら)

山崎 彰(やまざき あきら)

大阪府池田市出身。熱いファンク・グルーヴを得意としながらも、宮本亜門のミュージカルから、LOVE PSYCHEDELICOの全米ツアーなど、ジャンルの壁を越えて活躍するドラマー。また、V-Drumsのデモ・パフォーマンスを日本全国及び海外でも公演するV-Drumsの伝道師?!でもある。自己のバンドLIFE ON EARTHで、2006年、日本人アーティストで初めてザ・ローリング・ストーンズ中国・上海公演のオープニング・アクトで演奏するなど、現在も様々なアーティストのレコーディングやライブでも活躍中。

Akira Yamazaki Official Website:
http://home.catv.ne.jp/nn/akira/

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