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第56回:生まれ変わったサンプリング・パッドSPD-SX~後編~ 第56回:生まれ変わったサンプリング・パッドSPD-SX ~後編~

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みなさんこんにちは。前回前々回と取り上げた新製品のサンプリング・パッドSPD-SX。世の中に存在するありとあらゆる音を簡単に本体に取り込めて、そしてその音をライブのステージに持ち込むことができるなんて、どんなに楽しいことだろう!

スティックで叩いて演奏するパーカッション的な使い方から、長いフレーズをまるごと鳴らして演奏のバッキングにしちゃう使い方まで、その用途はアイデア次第で無限に広がるんじゃないかな。ドラマーのみならず、ボーカリスト、クラブDJなど、あらゆるアーティストが気軽に使えるアイテムだ。

▲画像1:SPD-SX

サンプリングしてみよう

自分で好きな音をサンプリングして、ステージでそのまま使えるのがSPD-SXの魅力。とは言っても、どうやってサンプリングすればいいの……? サンプリングは特殊なことじゃなくて、簡単にできるよ。まず自分の声や自然界の音、生楽器などはマイクをSPD-SX本体に直接繋いで、そのまま録ればOK。CDの音は、CDプレーヤーとラインで繋げば録れるし、パソコンともUSB接続できるから、YouTube等の動画サイトをはじめ、パソコンで扱うどんな音でも取り込めるんだ。こりゃ可能性が広がるよね。

▲画像2:USB端子(左)とAUDIO IN端子(右)。

ただし、一般の音楽CDなどの著作権物からサンプリングした音を、趣味で使う範囲では問題ないんだけど、CDなどの作品にして販売する場合には許可が必要だったりするので注意しよう。そういう問題が起こらないように、著作権フリーの音源もたくさんあるんだね。楽曲や効果音などCDとして販売されているものから、ネット上から無料でダウンロードできるものも多数あるようだ。検索してみよう!

同梱のパソコン用専用ソフトを使うと超簡単

SPD-SXには、サンプル音の管理に役立つ専用ソフト「SPD-SXウェーブ・マネージャー」が付属されているんだ。このソフトは、膨大な種類のサンプル・ファイルを一括管理できるうえに、どのサンプル音を、SPD-SXのどのパッドに割り当てるかも指定できる優れものなのだ。画面の左側のリストから選んで、パッド部分にドラッグ&ドロップするだけ。簡単でうれしいよね。これを使えばライブで使うキットを作る作業もあっという間だよ。

▲画像3:SPD-SX専用ソフト「SPD-SXウェーブ・マネージャー」。

マルチ・パッド・サンプリング機能

パッドを叩いたタイミングで次々とサンプリングできる新感覚の機能が、「マルチ・パッド・サンプリング」だ。これは、既成曲などから必要な部分を取り出してループ・フレーズのキットを作りたい時などに便利なんだね。オーディオ機器やPCと接続し、曲を流しながらパッドを叩くと、そこからサンプリングが開始。他のパッドを叩くと、そのタイミングで最初に叩いたパッドのサンプリングが終了し、次に叩いたパッドのサンプリングがスタートするという具合だ。そして終了する時には、すでにサンプリングされているパッドを叩けばOK。

この機能を使えば、1つのパッドは「イントロ」だけのループ・フレーズ、次のパッドは「Aメロ」、そして次のパッドが「サビ」、「間奏のリフ」、というように、曲の中の使いたい部分を一度で各パッドに割り当ててサンプリングできるんだね。

▲画像4:パッドを叩いたタイミングで次々とサンプリングできる「マルチ・パッド・サンプリング」。

サウンドの編集ができる

サンプリングした2つの音を1つの音にまとめたり、エフェクトをかけてサンプリングし直したり、また1つの音を切り分けることもできるんだ。これで思いどおりの音が作れちゃうよね。その他にもボリュームやピッチの変更、逆再生など、いろんな編集が可能なんだ。

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Profile

山崎 彰(やまざき あきら)

山崎 彰(やまざき あきら)

大阪府池田市出身。熱いファンク・グルーヴを得意としながらも、宮本亜門のミュージカルから、LOVE PSYCHEDELICOの全米ツアーなど、ジャンルの壁を越えて活躍するドラマー。また、V-Drumsのデモ・パフォーマンスを日本全国及び海外でも公演するV-Drumsの伝道師?!でもある。自己のバンドLIFE ON EARTHで、2006年、日本人アーティストで初めてザ・ローリング・ストーンズ中国・上海公演のオープニング・アクトで演奏するなど、現在も様々なアーティストのレコーディングやライブでも活躍中。

Akira Yamazaki Official Website:
http://home.catv.ne.jp/nn/akira/

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