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GUITAR 第22回:マルチ・エフェクターのスタンダード、ME-70登場! 中野豊

いよいよ発売となった、最新マルチ・エフェクター、ボスME-70。2月に開催された「ローランド サウンド・スパーク2009」では、出演したギタリストのほとんどがME-70を使って演奏していたのですが、同じ機材を使いながらも、それぞれのプレイ・スタイルや個性の違いが見事に表現されていて、なかなか興味深いステージでした。

▲写真1:ローランド サウンド・スパーク2009にて。ME-70で演奏中の図。

もちろん僕もME-70を使って演奏しましたが、素晴らしいサウンドを手軽に手に入れられるうえに、多彩なジャンルに対応でき、さらにあらゆる状況に応じて、すぐさま対処できる便利な機能が満載されていることを実感しました。

それでは早速、このME-70をご紹介していきましょう。

ME-70がやってきた!

我が家に最初にME-70が到着した時の写真を撮っておきました! 新品の楽器の箱を開く際のワクワク感は、何度経験してもよいものです。

▲写真3:外箱だー!

▲写真4:中身を取り出し......。

▲写真5:ジャーン!!

ボディのカラーは、メタリックな塗装が施されたブラック。写真では少々分かりにくいかと思いますが、実物を見ると、かなりゴージャスな外観です。

せっかくなので、これまで使用していたME-50と並べた写真もパチリ。サイズや重さは、わずかにME-70のほうが大きいですけど、ほとんど同じと言ってもいいでしょう。

▲写真6:ME-50(上)&ME-70(下)

最近は、分厚くて読むだけでも大変な取扱説明書が多いですが、ME-70の取扱説明書は薄い! ここからも、「この製品は、簡単に操作できるんだろうな」ということが想像できます。

▲写真7:ME-70の取扱説明書。わずか20ページ以下!!

ここがスゴイ!
~ME-70のファースト・インプレッション~

まずは、ME-70を実際に使ってみた感想を、前モデルのME-50と比較しながら書いてみたいと思います。

一番気になるのは、何と言ってもそのサウンド。最新のDSPチップを搭載したことによる音質の向上具合は、想像以上でした。

もともと評価が高かった空間系サウンドはもちろんのこと、歪みの完成度も素晴らしく、しかも10種類の歪みエフェクトを活用することで、より多くのバリエーションが楽しめます。新規搭載のPREAMP(プリアンプ)と組み合わせることも可能ですから、あらゆるタイプの歪みサウンドを本体だけで生み出すことができそうです。

操作性に関しては、ME-50と同様にほぼすべてのパラメーターが独立したツマミで用意されており、コンパクト・エフェクター・ライクな音作りが楽しめます。ME-50では3個だったフット・スイッチ部も4個に増え、エフェクト操作やパッチの呼び出しも、よりしやすくなりました。

サウンドは、36種類のプリセット・パッチ(4パッチ×9バンク)の他に、自分で作ったパッチも36種類まで本体に記憶させることが可能になりました。これだけあれば、普通に使うには十分過ぎると言ってもいいスペックですね。

搭載されているエフェクターの種類自体も増えていますし、随所に開発者のこだわりが感じられる機能が散りばめられています。

RCシリーズGT-10でお馴染みの「フレーズ・ループ機能」も、ついに搭載。パッチを切り替えながらの1人パフォーマンスは、時間を忘れてしまうほど楽しいです。