Top > mnavi Academy Guitar > 第28回:Legendふたたび ~FRV-1を徹底チェック~

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ファースト・インプレッション

正直に言うと、音を出してみるまでは、「サーフィン・サウンドを求めるごく一部のギタリスト向きの製品なのでは?」と思ってました。でも、実際にFRV-1を使ってギターを弾いてみると、その心地よさからフレーズがどんどん思い浮かびます。先にも書いたように、エグいと思えるほどの極端なサウンドから上品で暖かい響きまで、とても幅広いサウンドを、簡単に作り出せるのです。

まずは、楽器店などで試奏することをオススメします。ピッキング・ ニュアンスの違いによるサウンドの変化も、ぜひ体感してみてくださいね。

その他のレジェンド・シリーズの実力も再チェック

「TOKYO GUITAR SHOW 2009」でボス・レジェンド・シリーズを演奏してみて、改めて「FBM-1&FDR-1は、アンプそのものである」ということを感じました。クリーン・サウンド&歪みサウンドといった単体でのバリエーションだけでなく、歪み系エフェクターとの組み合わせもバッチリ。最初に紹介した「Monthly Pickup #20」のムービーで僕が演奏している組み合わせは、Micro-CUBEなどの小型アンプで鳴らしてもOK。つまり、家でも楽しめるオススメのセッティングなんです。こちらもぜひ、お試しください。

▲写真9:スライドにピッタリな、「オーバードライブ」→「FDR-1」→「FRV-1」といった組み合わせ。

▲写真10:「ファズ」→「FBM-1」→「FRV-1」。シングル・コイル系でも図太い歪みが得られるジミヘン的設定。

すっかりレジェンド・シリーズにハマってしまった僕は、モデリング元であるフェンダー製の実機と改めて比較したくなり、先日、スタジオで試奏してきました。

●フェンダー・ベースマン vs ボスFBM-1

▲写真11:これはベースマンの実機。

名機と呼ばれるだけあって、確かにベースマンはいいアンプです。クリーン・サウンドも深みがありますし、ドライブ系のエフェクターとの相性もバッチリ。でもワンボリュームなので、アンプで歪ませるには大音量で鳴らすセッティングが必要となります。しかし実際にそうすると、音量が大きすぎて音色が分かりにくくなってしまいました。

その点、FBM-1とJC-120を組み合わせれば、アンプで作る歪みの音色をキープしたまま、音量が調整できます。つまに、ベースマンのアンプで作った歪みサウンドのまま、好みの音量で鳴らせるわけです。このメリットは、かなり大きいと思います。

●フェンダー・デラックス・リバーブ vs ボスFDR-1

▲こちらはデラックス・リバーブの実機。

これもいい音ですね~。実機は22Wという仕様なので、クリーン・サウンド時の音量は、かなり小さいです。バンドの中で使うとすると、場合によってはややパワー不足になりそうです。

対して、FDR-1。クリーン時のコンプレッション感は、実機とそっくり。歪ませた時のサウンドは、実機の方がややブライトに感じましたが、それはアンプの個体差によるものかもしれません。【TREBLE】を操作した時の高域&低域の変化具合も、とてもリアルです(※注)。

※注:
ギター・アンプは「トレブルを上げると、低域がカットされる」というように動作する製品が少なくありません。フェンダー社製のアンプもこのような特性を持っているものが多いので、覚えておくといいでしょう。

なお、以前に楽器店などで配布されていたボス製品紹介ムービー「BOSS COMPACT EFFECTSパーフェクト・マスターVOL.4(長いタイトルだ~・笑)」が、ローランド・サイト内でご覧いただけます。今一度、レジェンド・シリーズのサウンドを確認したい方は、こちらもどうぞ!

■『BOSS COMPACT EFFECTSパーフェクト・マスターVOL.4』~LEGEND SERIES編

番外編:「BOSS COMPACT EFFECTSパーフェクト・マスター」の舞台裏

今回の本題からは外れますが、たまにはこんな話題はどうでしょう? と言うことで、VOL.1からVOL.3まで、DVDとして楽器店でも配布されていた「BOSS COMPACT EFFECTSパーフェクト・マスター」の撮影舞台裏を、ちょっぴりと明かしてみましょう。

▲写真13:映像は複数のカメラを同時に回して収録してます。

音声は、ボスBR-1600CDを使って、ダイナミック・マイクとコンデンサー・マイクをオン/オフ・マイクとして使い分け、それらをミックスしてレコーディングしました。イコライザー等のエフェクトは、音色的に不要な低域をカットする程度で、ほとんど使っていません。音色によってはBR内蔵のリバーブを薄くかけているものもあります。

▲写真14:BR-1600CD。同時に8trまで録音できるので、ライブ・レコーディングもバッチリ!

各エフェクト紹介の最初に流れるベース&ドラムは、ボスのリズム・マシンDR-880です。プリセット・パターンの中からフレーズを選んで、そのまま鳴らしているだけなんです。

▲写真15:僕にとっては手放せない機材、DR-880。

映像をよく見ると、実は途中からシャツが変わっていたりします(笑)。これは、新製品が出たタイミングで追加撮影を行っているからなんです。さらに注意深く見ると、撮影時期によってピックも変わっています。

▲写真16:楽器店で配布されていたDVD「BOSS COMPACT EFFECTSパーフェクト・マスター」のVOL.1~VOL.3。

このようにして撮影した製品紹介ムービーが、VOL.4からはWeb版になって、見たい部分だけを選んで見れるようになりました。デモ・ソングもスライサーを使った新しい曲になっていますので、よかったら見てくださいね。

次回予告!

9月1日に、遂に発表されたローランド/ボスの秋の新製品の中から、次回は注目の「eBand JS-8」の発売直前情報を速報レポートをします。ご期待ください!!

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Profile

中野 豊(なかの ゆたか)

中野 豊(なかの ゆたか)

現在KANのサポート・ギタリストとしてツアーやレコーディングに活動する多忙なギタリスト。ファンキーなリズム・ワークからロック・フィール溢れるソロ・ワーク、呼吸感のあるオブリガードなど幅広い音楽性を持つギタリスト。エフェクターを含む楽器・機材への造詣も深く、全国展開中のBOSSや Rolandのワークショップの講師として、実践的なクリニックが好評を博している。

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