いよいよ発売されたボス"MEシリーズ"の最新モデル、ME-25。質・量ともにアップした内蔵エフェクト、音質向上、シンプルな操作体系など、前モデルME-20から一層の進化を果たしており、「ビギナーから上級者までが楽しんで使える製品」に仕上がっていると感じました。
ME-25の製品コンセプトは?
ME-25は、MEシリーズのエントリー機としての位置づけになる製品です。まずは、前モデルのME-20と比較してみましょう。
サイズはわずかながら大きくなりましたが、全体がとてもコンパクトにまとめられている印象です。メタリック・ブラックの塗装が、さらなる高級感をかもし出していますね。
手頃な価格帯の製品ですが、サウンド面での妥協は一切ありません。 ME-20では歪みタイプが5種類だけだったのに対し、ME-25は10種類の歪みエフェクター(OD/DS)を搭載しており、新規搭載された10タイプのCOSMプリアンプ(PREAMP)と組み合わせることで、多彩なサウンド・バリエーションが楽しめます。
そしてもうひとつ、ME-25のデザインを見て、すぐに気付いたことがあります。それは、上位機種のME-70とも、コンセプトが明らかに違う製品だということです。
ツマミの数はME-70の方が多く、エフェクターに詳しい方なら、どんどんツマミを触って音を作っていくことができます。それに対してME-25は、エフェクターでの音作りに慣れていないビギナーの方でも、「サウンド・ライブラリー」機能を使うことで、簡単に、いい音を楽しめるように設計されているのです。
さあセッティング!
本体は2電源方式。付属の単3電池で使用するのもいいですが、僕は別売のACアダプターPSA-100を一緒に購入することをオススメします。もちろん、ボス製のコンパクト・エフェクター用にすでにPSA-100を持っている方は、それを使用できます。
電源は、INPUT端子にケーブルを接続することで入ります。

▲写真4:現行モデルのPSA-100。軽くて小さいのが特徴です。
音を鳴らすには、大きく分けると3つの方法があります。
●A:ギター・アンプに接続する場合
[OUTPUT L/MONO]端子とギター・アンプを、普通にケーブルで接続すればOKです。アンプ側のセッティングは、ギターを直接つないだ時に歪まないようにクリーンとなるように設定します。
リハスタなどによくあるアンプを使うなら、ローランドJC-120を使えば簡単です(※注1)。その他のアンプを使う場合は、クリーン・チャンネルを選択します。なお、マーシャルを使用する場合は、アンプ自体の特性としてやや硬いサウンドとなるので、【TREBLE】は下げ目に、【PRESENCE】は「0」に設定してください。
この場合、ヘッドホン端子には何も接続しないでくださいね(※注2)。
※注1:
JC-120を使用する場合は、[BRIGHT]スイッチはオフ、トーン・コントロールはすべて12時の方向(センター)に設定してみてください。なお、右端のコーラス・スイッチがオフになっていることも確認してね。
※注2:
ME-25は、[PHONE]端子にプラグが接続されると、「スピーカー・シミュレーター」機能が自動的にオンとなります。これは、ヘッドホンやオーディオ機器などのスピーカーを使用した場合に、ギター・アンプらしいサウンドに変化させてくれるありがたい機能なのです。ですから、ギター・アンプで鳴らす場合は、ヘッドホンを接続しないで使いましょう。
●B:本体にヘッドホンを接続
ヘッドホンを使用しても、とても気持ちのいい音で演奏できます。手軽に演奏を楽しみたい場合にいい方法ですね。
●C:ライン接続
オーディオ機器やPC用スピーカーに接続するのもOKです。ただし、この場合はちょっとした技を使いましょう。方法は2つあります。
・[PHONE]端子を使う場合は、接続先(オーディオ機器など)の入力端子に合わせたステレオ・ケーブル、またはY字ケーブルなどが必要になります。これらのケーブルは、家電量販店などでも購入できると思います。
・[OUTPUT]端子を利用する場合も、接続先の入力端子に合わせたケーブルが必要となります。さらに[PHONE]端子に、ヘッドホンか変換プラグなどをダミーで挿しておきましょう。すると、先ほど紹介した「スピーカー・シミュレーター」機能がオンになります。

▲写真5:こうすることで、ギター・アンプがない環境でもバッチリ楽しめます。
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