ME-25のサウンドを聴いてみよう!
前置きが長くなりました。それでは音を鳴らしてみましょう。
最初は、サウンド・ライブラリーの音を聴いてみてください。本体の[CLEAN]ボタンを押して、[VARIATION]ツマミを「1」に設定すれば、図7の「1.StanderdClean」の音になります。同様の操作で、サウンド・ライブラリーのいろんな音を試してみてください。
このサウンド・ライブラリーを含め、トータル180個もの音色を、実際に音で確認できるスペシャル・サイト『ME-25 サウンド・ライブラリー・ページ』が用意されています。
ここでサウンドをチェックしてみて、好みの音が見つかったらその音色を試してみる、なんていう使い方をしていただければいいと思います。本連載と併せて、スペシャル・サイトのサンプル・サウンドもぜひ聴いてみてください(ちなみに、スペシャル・サイトの90%以上のサウンドは、僕が演奏させていただきました)。
好みの音色を選んだら、音色はそのままに、いろんなフレーズを弾いてみてください。コード/カッティング/リフ/単音フレーズなど、音域も変えながらじっくりと弾くことで、そのサウンドのよさがきっと実感できるはずです。好みのサウンドを探す時は、ただ闇雲に音色を切り替えるよりも、このようにじっくり弾くという方法がオススメです。
選んだ音色の微調整は、本体パネル面に用意されている[DRIVE]、[TONE]、[VOLUME]の3つのツマミで簡単に行えます。このように、ME-25はボタンとツマミを組み合わせて操作するだけで、すぐに好みのサウンドにたどり着けるように作られているのです。
メモリー(音色)について
サウンド・ライブラリーに用意されている60音色の他に、ME-25には60個のメモリー(エフェクトの設定をひとまとめにしたもの。いわゆる、パッチのことです)が用意されています。これらはサウンド・ライブラリーとは重複していないので、全部で120種類の音色がME-25にはあらかじめ内蔵されているというわけです。
メモリー・エリアでは、お気に入りの音色に並べ替えたり、自分で作ったオリジナルの音色に差し替えることもできます(メモリー・ライト機能)。

▲写真8:メモリーは、フット・スイッチ(MEMORY ▲/▼)で切り替えられます。
この120音色以外にも、先に紹介したサイト『ME-25 サウンド・ライブラリー・ページ』では、新規サウンド・ライブラリー音色が公開されていて、ダウンロードによって音色を入れ替えることが可能となっています。
ME-25のサウンドのよさを実感
僕がME-25を使ってみて驚いたことは、自宅でラインで鳴らした時のサウンドのイメージが、そのままスタジオでギター・アンプを鳴らしても再現できるということです。かつて、自宅で一生懸命に音作りをしたのに、いざ現場に行ってギターを弾くと、自宅でイメージしたのとは全然違うサウンドが鳴って、ガッカリすることもありました。ところが、最近のボスのマルチ・エフェクター、中でも特にこのME-25は、スピーカー・シミュレーターの完成度が非常に高く、ラインで鳴らしてもギター・アンプと同様の感覚で音作りができると感じました。
そこで、ME-25のラインの音とアンプで鳴らした音を聴き比べてみましょう。もちろん、同じギターを使い、同じフレーズを同じ音色で弾いています。一方は、ME-25のライン録りしたもの、もう一方は、アンプ(JC-120)にマイクを立てて録音したものです。
まずは、ストラトでプリアンプ・タイプを【MS Vintage】に設定した場合です(70s Riff)。
▲ライン録りした音
▲アンプをマイク録りした音
もちろんマイク録音の場合は、使用したマイクの種類や録音環境によって音質が左右されるので、まったく同じサウンドというわけではありませんが、どちらの場合も違和感なく、いい音に聴こえると思います。
次に、レスポールでプリアンプ・タイプを【TWIN】に設定してみました(CryingBluesLead)。
▲ライン録りした音
▲アンプをマイク録りした音
いかがでしたでしょうか? これなら、自宅でもライブでも、楽しく使えそうでしょう? 先入観で「コンパクト・エフェクターと比べて、マルチは音が悪い」なんて決めつけている方にこそ、ME-25のサウンドを、ぜひ一度試してみていただきたいと思います。
簡単に使える、そこがME-25のいいところ。でも、それだけではありません。より細かい設定を行いたい方には、プリアンプの【BASS】【MID】【TREBLE】を含めたフル・パラメーターを調整することで、自分だけのサウンドをとことん追い込んでいくことも可能です。
次回は、ME-25に搭載されているエフェクターを詳しく解説する予定です。読者のみなさんが、ME-25のサウンドを自在に扱えるように頑張って書きますので、次回もぜひお付き合いください。
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