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第40回:パワー・スタック『ST-2』新登場!

楽器を弾くには暑くて辛かった今年の夏もようやく終わり。やっと涼しくなって、思う存分ギターを弾きまくれますね(……たぶん。これを書いている時はまだまだ猛暑!笑)。

今月は、新たに発売されたボスのコンパクト・エフェクター2機種の中から、パワー・スタックST-2をご紹介します。

ST-2

▲写真1:ST-2

スタック・アンプのパワー感が得られるST-2の基本性能をチェック

ST-2は大型スタック・アンプの歪みを簡単に再現できるエフェクターです。さらに、幅広いサウンドと繊細なニュアンスを共存させることに成功した、今までになかった新感覚のエフェクターなのです。

▲写真2:ちょっとザラツキ感のある塗装。箱もブラック!

使い方は簡単。他の歪み系エフェクターと同様、普通にギターとアンプの間にシールドで接続するだけです。ユーザーは感覚的にツマミをコントロールすることで、さまざまな歪みサウンドを作ることができます。でも回路的には、ツマミの位置や弾き方によって音が敏感に変化するよう、かなり複雑な処理を行っているそうですよ。

例えば、【SOUND(サウンド)】というパラメーターは、歪みの量をコントロールするだけではなく、ツマミの位置によって歪みのキャラクターや質感自体が変化します。

▲画像3:歪みのキャラクターを変化させるSOUNDパラメーター。

▲写真4:実物のパネル部分のアップ写真。

これによって、フェンダー系コンボ・アンプを感じさせるクランチから、王道のスタック・サウンド、よりモダンなハイゲイン・サウンドまで自由自在にギター・サウンドを操れます。

そして、この【SOUND】をどの位置に設定するかによって、【BASS(ベース)】や【TREBLE(トレブル)】といったトーン・コントロールの効き方が変化するようになっています。

特に、【BASS】ツマミの効き方が絶妙。【SOUND】ツマミを「CRUNCH」から「DRIVE」の間に設定した状態では、実際のビンテージ系真空管アンプのように低域成分をコントロールするとともに、コンプレッション感をも調整することができます。

【SOUND】ツマミを「ULTLA」側に上げていくと、【BASS】は歪ませたサウンドの低域を増減できるようになります(つまり低域のポストEQとして動作します)。

言葉で説明すると難しく感じてしまうかもしれませんが、このような内部処理を行っているのにもかかわらず、ユーザーにはそれを意識させずに、直感的な音作りができるようになっているところが、このエフェクターの特徴の1つなのです。

ギターのボリューム操作によっても、歪みの量だけでなく、音質自体が本物のスタック・アンプのように変化します。ST-2のツマミの位置にもよりますが、ボリュームを絞るとバッキング向きの、ややドンシャリな傾向になります。これによって、ボリューム・コントロールだけでバッキングからリードまでのサウンドを得られるのです。

ここで注意して欲しいのは、ST-2はラインで使用することを想定した、いわゆるアンプ・シミュレーターとは異なります。基本的にはアンプに接続するか、ライン録音などの場合は、COSMプリアンプを搭載した機材を併用してください。

さて、最軽量のアンプとも言えるST-2を早速ライブで使ってみました。次のページでは、その時のインプレッションを紹介しましょう。

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Profile

中野 豊(なかの ゆたか)

中野 豊(なかの ゆたか)

現在KANのサポート・ギタリストとしてツアーやレコーディングに活動する多忙なギタリスト。ファンキーなリズム・ワークからロック・フィール溢れるソロ・ワーク、呼吸感のあるオブリガードなど幅広い音楽性を持つギタリスト。エフェクターを含む楽器・機材への造詣も深く、全国展開中のBOSSや Rolandのワークショップの講師として、実践的なクリニックが好評を博している。

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