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第43回:新CUBE-XLシリーズのハイエンド・モデル「CUBE-40XL&CUBE-80XL」の魅力

前回は、この秋リニューアルされたCUBE-XLシリーズのCUBE-15XLCUBE-20XLを試奏レポートしましたが、今回も引き続きCUBE-XLシリーズ特集です。ハイエンド・モデルであるCUBE-40XL&CUBE-80XLを中心にご紹介したいと思います。まずは最上位機種CUBE-80XLと同等の音色と機能を搭載した40W出力モデル、CUBE-40XLの特徴から見ていきましょう。

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▲写真1:CUBE-40XL

さまざまなシーンで高品位サウンドを響かせるCUBE-40XL

同クラスの前モデルであるCUBE-30Xより、音質的にも機能的にもかなりグレード・アップされている印象です。ギター・アンプらしいガッツのあるサウンドで、しかも演奏しやすい素直さも併せ持っているように感じました。アンプ・タイプをセレクトすることで、さまざまなサウンドが得られますが、どのタイプを選んでも上記の特徴が維持されているところが、とても優れていると思います。

しかも、出力は40Wに増強されたので、バンドのライブでも普通に使えると思います。

●COSMテクノロジーを駆使したアンプ・サウンド

JC CLEANとLEADの2チャンネルの切り替えが可能です。CUBE-15XL/20XLと異なり、両チャンネルともにCOSM技術を駆使したアンプ・モデリング仕様です。どのアンプ・タイプもいいのですが、僕的には「TWEED」と「CLASSIC STACK」は、出色の仕上がりだと感じました。

また、「BLACK PANEL」と「JC CLEAN」による2種のクリーン、「BRIT COMBO」と「TWEED」と「CLASSIC STACK」での3種のクランチ、「METAL STACK」と「R-FIER STACK」に新タイプ「EXTREME」を加えた3つのハイゲインというように、同系統でも複数のアンプ・タイプが搭載されているので、自分の好みや状況に合わせて選択できるのもうれしいですね。

旧モデルにもありましたが、ボリューム操作やピッキングの強さによって、クリーンとハイゲインの2つのアンプ・サウンドをシームレスに切り替えられる「DYNA AMP」も搭載されています。

▲写真2:アンプ・タイプは2チャンネル合わせて、全10タイプ。

●4チャンネル的に使うことが可能なSOLO機能

そしてサウンドだけでなく、非常に多くの機能が追加されています。SOLOはパネル部分のすべての設定を記憶しておくことができる機能なのですが、何と! JC CLEANとLEAD、それぞれにサウンドをメモリーさせておくことができるのです。つまり、2つのチャンネルに加えて、それぞれのチャンネルのSOLO機能で作ったトーンを合わせた、合計4つのトーンの切り替えが可能になっているのです。

使い方は簡単です。まず、どちらかのチャンネルをセレクトしてメモリーしたいサウンドをパネルで作り、その設定を記憶させておきます(その際、エフェクトやイコライザーなど、すべての設定がメモリーされます)。そのうえで別のサウンドを設定すれば、その2つのサウンドをSOLOの[ON/OFF]スイッチで瞬時に切り替えられます。

具体的な例を挙げながら説明してみましょう。JC CLEAN側で「【A】ディレイとコーラスがかかった太めのアルペジオ向きサウンド」を作ってメモリーし、「【B】ドライでややブライトなカッティング向きクリーン」を再設定します。この場合、SOLOの[ON/OFF]スイッチをオンにすると【A】のサウンド、オフにすると【B】のサウンドが得られることになります。

【B】の方のエフェクトはモジュレーション系や、 【A】とは異なる設定のディレイやリバーブのオン/オフなど、自由自在に設定できます。

▲写真3:切り替えは[ON/OFF]スイッチを押すだけです。メモリーさせる場合は2秒間長押しします。

これと同様の設定方法で、さらにLEAD側で「【C】バッキング向きのクランチ」と「【D】リード向きのディレイがかかったハイゲイン・サウンド」を作って、【D】をメモリーさせれば、何と!【A】、【B】、【C】、【D】の合計4個のサウンドを自在に呼び出して、演奏することができるのです。

音量はSOLO部のツマミで簡単に再設定できるので、「本番になったらレベルが小さかった」or「大きかった」なんていう場合にもすぐに対処することが可能です。ぜひ、ガンガン使ってみてください。

●エフェクト機能に新開発のHEAVY OCTAVEを搭載

EFXセクションには、コードが弾けるオクターバーが搭載されました。「EXTREME」などのアンプ・タイプを設定してヘビーなサウンドを作った上に「HEAVY OCTAVE」を使えば、普通のレギュラー・チューニングのギターでも、低域の増強された強烈なサウンドが得られます。

●最大80秒のフレーズが録音できるLOOPER機能を装備

フレーズを録音(最大80秒)してループさせることが可能な「LOOPER」は、多くのローランド/ボス製品に搭載されている機能なので、mnavi読者にはお馴染みだと思います。その「LOOPER」が、遂にこのクラスのアンプにも搭載されました。1人パフォーマンスや練習、サウンド・チェック時などに便利に使えますね。

▲写真4:LOOPERはDELAY/LOOPERセクション内にあります。ツマミを最大にすると、録音したときと同じ音量で再生されます。

●DELAYとREVERBの同時使用が可能!コントロールも独立!!

前モデルCUBE-30Xは、ディレイとリバーブのどちらかを選択する方式でしたが、CUBE-40XLは両方の同時使用が可能なうえ、コントロールも独立。ディレイはディレイ・タイムの設定もできます。リバーブには「SPRING」も搭載されており、クリーンなリバーブとド派手なスプリング・リバーブを切り替えて楽しめますよ~!

●各機能のリアルタイム・コントロールが可能なFOOT SW

リア・パネルのジャックに、オプションのFS-6などのフット・スイッチを接続すれば、
・チャンネル切り替え
・EFXのオン/オフ
・DELAYのオン/オフ
・LOORERの録音/再生/ダビング/ストップ/消去
・REVERBのオン/オフ
・SOLOスイッチの操作
を、すべて足元で行うことが可能です。

▲写真5:リア・パネルには入力/出力端子が充実。

●小音量でも大迫力が得られるPOWER SQUEEZER

前回と同じく、CUBE-40XLも自宅でも使ってみました。CUBE-15XLやCUBE-20XLと同様に「POWER SQUEEZER」機能を使えば、小さい音量でも迫力あるサウンドが楽しめます。

▲写真6:POWER SQUEEZERは、音量を下げるだけではありません!

CUBE-40XLはアンプ・タイプも多いですし、イコライザーも使いやすいので幅広いサウンドが自宅でも得られます。しかも、ヘッドホンの使用やライン録音も可能なので、 バンドを組んでいてライブもやるけど、家での練習にも使いたい、なんて方には、うってつけのアンプだと思います。

サウンド的にも機能的にも大満足な結果となりました。 僕は普段家ではMicro-CUBEを使っているのですが、「これはちょっと欲しいかも!?」なんて思っちゃいました(笑)。

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Profile

中野 豊(なかの ゆたか)

中野 豊(なかの ゆたか)

現在KANのサポート・ギタリストとしてツアーやレコーディングに活動する多忙なギタリスト。ファンキーなリズム・ワークからロック・フィール溢れるソロ・ワーク、呼吸感のあるオブリガードなど幅広い音楽性を持つギタリスト。エフェクターを含む楽器・機材への造詣も深く、全国展開中のBOSSや Rolandのワークショップの講師として、実践的なクリニックが好評を博している。

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