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第44回:ギター・シンセの新製品、GR-55最速レビュー!

遂に出ました! GRシリーズの最新作GR-55!! ギター・プレイヤーにとって、これまでの常識を覆す可能性を秘めた強力な製品の登場です。こちらのコーナーでは、今回から数回にわたって、この新製品をじっくりとご紹介していきたいと思います。

▲写真1:GR-55

まずはGR-55の機能概要をザッと紹介!

これまでもGRシリーズ(=ギター・シンセ)は、GKピックアップを搭載したギターを使用することで、シンセサイザーのサウンドを手軽に楽しめる製品として、多くのギタリストに愛されてきました。鍵盤での演奏が苦手というギター・プレイヤーでも、さまざまな楽器のサウンドをギターで簡単に演奏することができる画期的な製品なのです。

しかし! 新製品のGR-55はそれだけにとどまらない、まったく新しいコンセプトによって作られているところに注目してください。

●PCMトーンとCOSMギター・モデリングの融合によるまったく新しい音源部

「PCMトーン」は、ピアノやオルガンなどの鍵盤楽器、管楽器、弦楽器などの生楽器、分厚い or 繊細なシンセ・サウンド、SE的な特殊なサウンドなど、900種類以上の音色を搭載しています。2系統のシンセ(PCM1&2)を重ねて鳴らすことも可能です。前モデルGR-20とは異なる、より完成度の高い新しい音源を搭載しています。

▲写真2:GR-55(右)とGR-20(左)。デザイン&サイズを比較してみてください。前モデルとは大きく異なります。

一方、VGシリーズに搭載されている「COSMモデリング・トーン」も搭載。ストラトキャスター、レスポールといった代表的なギター・サウンドはもちろん、12弦ギターやエレクトリック・シタールといった特殊なギターやアコースティック・ギター、バンジョー、ベースなどのサウンドを、GKピックアップを搭載したギター1本で表現できます。

そして、これらのサウンドを切り替えるのではなく、同時にミックスして出力できるところがスゴイのです。その中身がどうなっているかを見てみましょう。まず、[EDIT]ボタンを押してみます。すると写真3のような画面が、大型LCDに表示されます。

▲写真3:どの音源の、どのトーンが、どんなレベルで出力されるかが一目瞭然。

このように、どんな音が重ねられているかをひと目で確認できますし、その音量バランスもすぐに調整可能です。画面写真の4段目にあるように、ギター本体のノーマル・ピックアップのサウンドも重ねられます。それもギターのアウト・ジャックとGKピックアップを接続するだけでOKです。

例えば、ピアノとストリングスとアコギとエレキを同時にミックスして出力する、なんてことができてしまうんですね。

●多彩なサウンド・メイキングが可能なエフェクター部

ボスGT-10相当のマルチ・エフェクターに加え、シンセ用のマルチ・エフェクターも搭載。ストラクチャー画面でルーティングを選択することで、どの音源にどのようにエフェクターをかけるか(あるいはバイパスするか)を設定できます。

▲写真4:ルーティングの自由度もかなり高い。

●エフェクター感覚のペダル操作が行えるコントローラー部

本体のCTLペダルやエクスプレッション・ペダルなどに、あらゆるパラメーターをアサインしてサウンドに変化をつけられます。

●プリセットも豊富なパッチ・メモリー

これらの要素(組み合わせ)をメモリーさせたものを「パッチ」と呼びます。GR-55には270種類のプリセット・パッチが用意されており(ベース・モードのプリセット・パッチは90種類)、それらを選ぶだけで楽しく演奏することが可能です。もちろん、選んだ「パッチ」のサウンドを調整したり、自分で新たに音色を作って保存することも可能です。

●ディバイデッド・ピックアップGK-3

GR-55を鳴らすためにギターに装着する専用のピックアップです。GR-55には、GK-3とGKケーブル(5m)がセットになったパッケージ商品も用意されていますから、初めてGRを購入する方はそちらを選べば、別々に購入するよりもお得です。既にGK-3をお持ちでギターに装着済みの方はもちろん、前モデルGK-2Aでも問題なく使えます(GK対応のピエゾ型もOKです)。

GK-3の取り付け方法は、とても簡単です。

▲写真5:僕はこんな風に取り付けています。

他にも「USBオーディオ機能」、「USB MIDI機能」、「USBメモリー」、「フレーズ・ループ」、「オーディオ・プレーヤー機能」などが搭載されていますが、この辺は次回以降で詳しくご紹介します。

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Profile

中野 豊(なかの ゆたか)

中野 豊(なかの ゆたか)

現在KANのサポート・ギタリストとしてツアーやレコーディングに活動する多忙なギタリスト。ファンキーなリズム・ワークからロック・フィール溢れるソロ・ワーク、呼吸感のあるオブリガードなど幅広い音楽性を持つギタリスト。エフェクターを含む楽器・機材への造詣も深く、全国展開中のBOSSや Rolandのワークショップの講師として、実践的なクリニックが好評を博している。

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