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第51回:リニューアルされたループ・ステーションの実力を探る~RC-3 第51回:リニューアルされたループ・ステーションの実力を探る
~RC-3

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今や世界中で大人気のループ・ステーション『RCシリーズ』。近年のエフェクター・カテゴリーのなかでも、存在感が増しているアイテムですね。そのRCシリーズが先日リニューアルされて、コンパクト・タイプのRC-3とツイン・ペダル・タイプのRC-30として発表されました。基本的な使い方や歴史的背景も含めて、今回は新しいコンパクト・タイプのRC-3の魅力に迫ってみたいと思います。

▲写真1:RC-3

ループ・ステーションが生まれた歴史的背景

●それはデジタル・ディレイのホールド機能から始まった!?

僕が、そして多くの方が、デジタル・ディレイの「ホールド機能」の可能性を知ったのは、故ジャコ・パストリアスによる素晴らしいパフォーマンスを見た(聴いた)ことからだったのではないでしょうか? ノイズも含めてリズミックに音を重ね、その上で弾きまくる驚異の1人パフォーマンスに、みんなが度肝を抜かれました。

当時、非常に高価だったデジタル・ディレイは、現在では誰でも気軽に使えるエフェクターになりました。ボスからは、コンパクト・タイプのDD-3DD-7、ツイン・ペダル・タイプのDD-20がラインナップされていることは、すでにご存じでしょう。それぞれのモデルで録音可能時間は異なりますが、そのすべてに「ホールド機能」が搭載されています。デジタル・ディレイを持っている方は、ぜひ一度、遊んでみてください!

▲写真2:左から、DD-20 、DD-7、DD-3。すべて「ホールド機能」を搭載したデジタル・ディレイです。

●ループ・ステーションとは?

その「ホールド機能」に特化した製品が、ループ・ステーションです。2001年にツイン・ペダル・タイプのRC-20が登場して以来、世界中のユーザーが、工夫を凝らした素晴らしいパフォーマンスを繰り広げています。

もちろんループ・ステーションは「ループ機能」に特化した製品ですから、単なる「ホールド機能」だけではなく、ユーザーをサポートする多くの機能が搭載されています。しかも、操作はとても簡単。では、次の項ではRCシリーズの新製品RC-3 & RC-30に共通するスペックを見てみましょう。

▲写真3:左がツイン・ペダル・タイプのRC-30、右はコンパクト・タイプのRC-3。

RCシリーズの新製品RC-3&RC-30に共通するスペックを解説

●最大99種類のステレオ・ループ・フレーズがメモリー可能

ディレイの場合、録音した素材は再生をストップした時点で消去されてしまいますが、RCシリーズではメモリーに保存可能です。新RCシリーズの場合、99フレーズを記録しておけます。

●最大3時間の録音が可能

DD-7の場合は40秒、前モデルRC-2の場合は17分、これが最大録音時間でしたが、新RCシリーズはなんと3時間! 短いフレーズを単に録音/再生するだけではなく、大量の、そして長時間のフレーズを記録できます。

●豊富なパターンのリズム・ガイドを搭載

本体にはプリセット・リズム・マシンが搭載されています。全10パターンの「リズム・ガイド機能」に合わせて演奏すれば、リズム・キープも万全です。

●LEDディスプレイを装備

コンパクト・タイプ&ツイン・ペダル・タイプのRCシリーズとしては初めて、7セグメントのLEDディスプレイが搭載されました。前モデルから操作性も飛躍的に向上して、とても見やすくなりました。

▲写真4:左がRC-2、右が新モデルのRC-3。LEDディスプレイ&ボタンで操作性が格段にアップ!

●ステレオ入出力に対応

ステレオ・エフェクターを駆使したシステムはもちろん、ステレオでのオーディオ接続など、あらゆる状況で使える仕様になりました。いろいろアイディアが膨らみます。

▲写真5:こちらは入力側ですが、出力もステレオ仕様です。

●AUX IN端子&USB端子も装備

AUX INとしてステレオ・ミニ・ジャックを備えていますから、オーディオ・プレーヤーを直接接続することが可能。前モデルRC-2にもこの機能はありましたが、今回はステレオのまま録音できるところが進化しています。そして、ついにUSB端子も搭載。これにより、パソコンからのデータのインポートができるだけでなく、録音した素材をパソコンに転送することもできます。う~ん、至れり尽くせりです。

▲写真6:AUX IN 端子&USB端子はパネル上部にあります。

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Profile

中野 豊(なかの ゆたか)

中野 豊(なかの ゆたか)

現在KANのサポート・ギタリストとしてツアーやレコーディングに活動する多忙なギタリスト。ファンキーなリズム・ワークからロック・フィール溢れるソロ・ワーク、呼吸感のあるオブリガードなど幅広い音楽性を持つギタリスト。エフェクターを含む楽器・機材への造詣も深く、全国展開中のBOSSや Rolandのワークショップの講師として、実践的なクリニックが好評を博している。

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