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第52回:RC-30と、RCシリーズを賢く使うアイデア 第52回:RC-30と、RCシリーズを賢く使うアイデア

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前回はリニューアルされたRCシリーズの新モデルの中から、主にコンパクト・タイプのRC-3の基本スペックについて解説しました。今回はその応用編ということで、RCシリーズを使ったさまざまな使い方、そして、さらにグレード・アップされたツイン・ペダル・タイプのRC-30の特長をご紹介してみたいと思います。

▲写真1:RC-30

強力な機能を満載したRC-30

まずはツイン・ペダル・タイプのRC-30から。前回もご紹介しましたが、コンパクト・タイプのRC-3と共通する仕様は以下のとおりです。

・最大録音時間=3時間
・最大99種類のステレオ・ループ・フレーズのメモリー
・分かりやすいLEDディスプレイ表示
・全10種類の多彩なリズム・ガイド
・USB端子の搭載
などです。

▲写真2:左がコンパクト・タイプのRC-3、右がツイン・ペダル・タイプのRC-30。

それでは続いて、RC-30とRC-3との違いを見ていきましょう。

●ツイン・ペダル搭載

2つのペダルを使えば、録音、再生、停止などの操作がより簡単に行えます。録音の開始は左ペダル、録音を終了し、再生モードにするには右側のペダルを踏みます。長押しや2度踏みにもさまざまな機能がアサインされています。最初は戸惑うかもしれませんが、慣れてしまえば非常に便利に使えると思いますよ。

●2トラック&フェーダー仕様

パネルに2本のボリューム・フェーダーが見えますね。実はツイン・ペダル・シリーズとしては初めて、2つのステレオ・トラックを搭載しています。トラックを分けて録音することで、あとで片方のトラックのフレーズを入れ替えたり、音量の調整を行うことも可能です。MTR的な使い方もできそうですね。

●マイク端子の搭載

マイク入力にも対応するようになったので、ギター/ベースだけではなく、ボーカルやラップ、ボイス・パーカッションなど、声や生楽器の録音/再生が可能です。こちらもアイデア次第で可能性が広がるでしょう。しかも、コンデンサー・マイクにファンタム電源を送ることも可能です。

●強烈な効果を生む5種類のエフェクターを搭載

ベンド・ダウン、ローファイなどインパクトの強いエフェクターが内蔵されています。インテンポで演奏した場合は、テンポ・ディレイのタイムは自動的に同期します。

●完全ステレオ対応

これはRC-3と同様ですが、マイクやライン音源の使用時は、PAやレコーダーなどに直接出力することで、ハイファイなループ・サウンドを楽しむこともできますね。

▲写真3:リア・パネル部。マイク用XLR端子&USB端子を装備。

実際にアコギとマイクを使ったデモ・ムービーもご覧いただけます。ぜひどうぞ!

RCシリーズを上手に使用するためのコツ

それでは、実際にRCシリーズを上手に使うためのコツをいくつか書いてみたいと思います。

●接続順(エレキをギター・アンプに接続する場合)

特殊な使用法を試す場合以外は、RCシリーズ以降をクリーンなセッティングに保つ方がうまくいくと思います。RCシリーズを歪み系のエフェクターやアンプの前に繋いでしまうと、音が重なってきた場合、音が飽和してしまい、分離が悪くなります。

RCシリーズより後のエフェクトは、録音したフレーズとリアルタイムに演奏するものの両方に効果がかかることを頭に入れておいてください。ディレイはRCシリーズの前にかけるほうが特定のフレーズにだけ効果を得られますが、録音方法によってはフレーズの終わりが不自然になることもあります。ちなみにRC-30内蔵のディレイに関しては再生音にだけエフェクトがかかる実用的な仕様になっています。リバーブはRCシリーズの後に接続してもOKです。

まずは基本的な、

歪み系>RCシリーズ>クリーンな設定のアンプ

という接続順で始めてみてはどうでしょう。ステレオのエフェクターを使う場合も、JC-120のセンド/リターン端子を利用すれば、1台のアンプでいけますね!

▲写真4:例えばこんな接続順がオススメです!

●音量バランス

音を重ねながら1人パフォーマンスを行う場合、特に伴奏パターンを作成後にソロを弾くようなシチュエーションでは、最後の演奏の音量がオケに埋もれないようにすることが大事です。もちろん、録音した素材の音量を下げることもできますが、あまりスマートに見えません。伴奏パートのタッチや音量を控えめにするとか、ソロ・パート用のエフェクターのレベルを少し上げ目にするなどの方法で回避できます。

●スイッチングのタイミング

前回ご紹介した、リズム・ガイドを利用する方法なら、正しいタイミングでループできると思います。ですが、リズム・ガイドを使わずに演奏したい時、この場合はループがスムーズにつながるかどうかは、スイッチングのタイミングに依存します。最初は演奏とスイッチングの両方に集中できず、失敗することもあるかもしれませんが、すぐに慣れると思います。経験を重ねていけば大丈夫。ぜひ、頑張って練習してみてください!

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Profile

中野 豊(なかの ゆたか)

中野 豊(なかの ゆたか)

現在KANのサポート・ギタリストとしてツアーやレコーディングに活動する多忙なギタリスト。ファンキーなリズム・ワークからロック・フィール溢れるソロ・ワーク、呼吸感のあるオブリガードなど幅広い音楽性を持つギタリスト。エフェクターを含む楽器・機材への造詣も深く、全国展開中のBOSSや Rolandのワークショップの講師として、実践的なクリニックが好評を博している。

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