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第53回:コンパクト・シリーズの新作BC-2&FB-2登場! 第53回:コンパクト・シリーズの新作BC-2&FB-2登場!

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久々にコンパクト・シリーズの新作が発表になりました。ループ・ステーション「RC-3」の発売はありましたが、コンパクト・エフェクターとしては、昨年のパワー・スタック「ST-2」やハーモニスト「PS-6」以来! 今回は、発表された2つの新機種、コンボ・ドライブ「BC-2」とフィードバッカー/ブースター「FB-2」を中心に解説してみようと思います。

なお、BC-2とFB-2を使ったデモ・ムービーを、製品解説ムービーのページで視聴できます。 この連載と併せてチェックしてみてください!

▲写真1:BC-2

コンボ・アンプ系のサウンドを表現できる「BC-2」

BC-2は、イギリス製コンボ・アンプ系の音を表現できるエフェクターです。そのサウンドはまさに“ブリティッシュ”をイメージさせるような独特のサウンド。アメリカ製アンプのカラッとしたイメージとは一線を画します。

一番右側にある[SOUND]ツマミで歪みの量をコントロールできますが、歪み量だけでなく、サウンド・キャラクターもシームレスに切り替わっていくところが大きな特長です。

昨年の発売以来大ヒット中のST-2と同様に、簡単な操作で好みのサウンドが楽に得られる印象です。ST-2がクランチ系サウンドからハイゲインまでをカバーしているのに対し、BC-2はクリーンも含め、さらにサウンドの幅が広いところもGoodです。

早速、JC-120と組み合わせてテストしてみました。

▲写真2:ストラトとJC-120の間にBC-2をセッティング。

JC-120を使ってBC-2試奏インプレッション!

●クリーン系サウンドも“使える音”

ボスのレジェンド・シリーズのクリーン系サウンドも好評を博していますが、それとは明らかに異なるUKなイメージの音が得られました。スプリング・リバーブ・サウンドが特長のFRV-1と組み合わせれば、いっそう1960年代初頭のブリティッシュ・ビートやヨーロピアン・インスト・バンドの気分が味わえます。シャドウズや初期ビートルズの曲を弾いて遊んでしまいました。

▲写真3:低音弦を弾くとガッツのあるサウンドを体感できます。

●コード弾きやアルペジオが映えるクランチ

この機種がもっとも得意とするクランチ系サウンドは、アタックが非常にハッキリして音抜けがいい、という印象です。同系統のエフェクターとしてはBD-2がありますが、比較すると、もう少しミッド・レンジが出ていて、サステインも長いですね。

▲写真4:これぞ王道のクランチ・サウンド。弾いていて気持ちいいセッティングです。

また、ギターの種類の使い分けや、ギター側のボリューム操作、タッチの強弱によって得られる音色変化もいい感じです。弱めのピッキング時にもコモり感がないのも好みです。

[SOUND]ツマミをどの位置に設定するかによって、[BASS]や[TREBLE]といったトーン・コントロールの効き方も変化します。[SOUND]ツマミを、歪む直前あたりに設定して、[BASS]と[TREBLE]でおいしいポイントを微調整すれば、どんなギターを使用している場合も、極上のクランチ・サウンドが得られると思います。

●1台のエフェクターではあり得ない歪み感

さらに[SOUND]ツマミをアップさせると歪み量は多くなってきますが、ハイゲイン系の激しい歪みではなく、歪み系アンプをエフェクターでブーストさせた時のようなキメの細かいオーバードライブ・サウンドが、これ1台で表現できます。特に出力の低いシングル・コイル系ピックアップ(例えばストラトのリア・ポジション)でも十分にファットなサウンドが得られるのは、特筆すべきポイントだと思いました。

▲写真5:[BASS]と[TREBLE]のトーン・ツマミを12時にセットすると、ミッド寄りのサウンドに聴こえます。

他の歪み系エフェクターとの組み合わせも含めれば、無限にそのバリエーションを楽しめそうなエフェクターでもありますね。僕も早速ライブで使ってみようと思っています。

歪み系エフェクターをメインに使うメリット

ビンテージ仕様のアンプは、ほとんどが1ボリューム・タイプですよね。好みのサウンドと実際の音量を一致させるのが難しいと感じる方も多いのではないでしょうか? 音色はいいのに、ドラムが入ると聴こえなくなってしまったり、逆にギターが大きすぎてボーカルの邪魔になってしまったり……。

エフェクターを使って歪みサウンドを作った場合、音色をあまり変えずに音量調整が可能になります。僕もライブ時にはJC-120とST-2をメインに音を作るようにしてから、環境に合わせてフレキシブルに対応できるようになりました。BC-2も実際のステージで大いに活躍してくれそうです。

▲写真6:レジェンド・シリーズ、ST-2、BC-2を並べて撮影してみました(左からST-2、BC-2、FBM-1FDR-1)。お好みで使い分けてはいかがでしょう?

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Profile

中野 豊(なかの ゆたか)

中野 豊(なかの ゆたか)

現在KANのサポート・ギタリストとしてツアーやレコーディングに活動する多忙なギタリスト。ファンキーなリズム・ワークからロック・フィール溢れるソロ・ワーク、呼吸感のあるオブリガードなど幅広い音楽性を持つギタリスト。エフェクターを含む楽器・機材への造詣も深く、全国展開中のBOSSや Rolandのワークショップの講師として、実践的なクリニックが好評を博している。

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