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> 第54回:ギタリスト目線で観た『2011楽器フェア』~ローランド・ブースをレポート~

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充実! ローランド・ブース内 特設ステージのイベント!

特設ステージでも多くのアーティストによるライブや製品セミナーが繰り広げられました。テクニカルな演奏から製品を使用したコンテストまで、盛りだくさんのイベントをレポートしましょう。

●矢堀孝一(篠田元一スペシャル・セッション featuring “JUPITER-80”)

篠田元一さんのバンド・メンバーとして登場した矢堀孝一さん。GRシリーズの第一人者による、さすがの演奏を聴かせてくれました。いつもながらスゴイ!!

▲写真10:矢堀孝一さんの超速弾きにもしっかり追従する、GR-55のレスポンスのよさも偉い!!

●Syu “GR-55&New BOSSコンパクト”スペシャル・ライブ

GalneryusのギタリストであるSyu君のライブ・パフォーマンス。残念ながら僕と出演時間が重なってしまったため、本番は聴けなかったのですが、リハーサルを見せてもらいました。こちらも圧巻のプレイ。どうやったらあんなに速く弾けるようになるのでしょう。

Syu君もGR-55と新製品のコンパクト、フィードバッカー/ブースターFB-2とコンボ・ドライブBC-2などを使用。どちらもメチャいい音でした。

▲写真11:ステージ写真は撮れなかったので、Syu君と一緒に記念撮影。役得です。

●Gacharic Spinスペシャル・ライブ

注目のガールズ・バンド"Gacharic Spin"。元気いっぱいのステージを見せてくれました。ギタリストのTOMO-ZOさんは、パワー・スタックST-2CUBE-80XL、そしてGR-55を使用してのサウンド・メイク。ステージング同様のパワフルなサウンドです。

●第2回 BOSS Loop Station チャンピオンシップ イン ジャパン 決勝

『2011楽器フェア』最終日となる11月6日には、沢山の応募の中から一次審査を通過した6組による「第2回 BOSS Loop Station チャンピオンシップ イン ジャパン 決勝」が開催されました。ループ・ステーションRCシリーズを使った素晴らしいパフォーマンス、とても面白かったです。せん越ながら、僕も審査員として参加させていただきました。

「ループ・ステーションはギタリストだけのものじゃない!」とばかりに、二胡やフルート、三味線(4弦仕様?)まで登場。それぞれに個性も豊かで、聴いていてとても楽しい、気持ちのよいサウンドを響かせてくれました。

惜しくも入賞はなりませんでしたが、ギタリスト2人を擁する“Labolakka”は、インスト・ロック・バンド形態にループ・ステーションを持ち込んでの演奏。打ち込みではなく、リアルタイムに録音したギターによるシーケンス風フレーズやSE的なサウンドは可能性を感じました。客席で見ている以上に演奏するのは難しかったはず。見事な演奏でした。

優秀賞を獲得したNanas1(ナナシ)さんは、1人でのパフォーマンスでしたが、次々に重ねられたフレーズはどれもが厳選したであろう音色。そこに見えたものはギターという楽器の無限の可能性に他なりません。

▲写真12:Nanas1さんの演奏風景。僕はデコレーションされたGKケーブルに愛を感じました。

パソコンの音源(ドラムとボイス)をドラム・パッドでトリガーしていた以外は、足元のRC-50とVG-99、VGでMIDI制御された音源モジュールSonicCellで演奏されたそうです。

▲写真13:Nanas1さんの機材はVG-99&RC-50。演奏後のバック・ステージで撮影しました。

最優秀賞のTSUKASAさんは、すでにプロのような余裕のパフォーマンス。ボスのギター・エフェクツ・プロセッサーGT-8によるローファイなボイス・サウンドは、ライブとは思えない完成度でした。

注目の新製品ソフト『R-MIX』をレポート!

さて、最後にギタリストにとっても注目の新製品『R-MIX』をご紹介しましょう。ローランド・ブース内SONARステージでも驚異的なデモが行われていました。

▲写真14:鈴木悠平さんによる「R-MIXデモンストレーション」。ビックリでした!
R-MIXの詳細はmnavi Academy Computer Musicでも取り上げられています!

パソコン用ソフトR-MIXは、今までの常識を覆すような製品です。なんと、2ミックスされている音源から、特定の楽器の音だけを抽出したり、除外したりすることができるのです。当日のデモでは、CDの音源からボーカルを消したり、ボーカルだけをいとも簡単に抜き出して聴かせてくれました。

圧巻だったのは、曲中のレベルの小さなバッキング・ギター・フレーズだけを抜いて聴くことができたり、2ミックス内の特定の楽器にだけリバーブをかけられるという機能。本当に驚かされました。

フレーズトレーナー機能のようにテンポ変更やトランスポーズ(移調)も自由自在。リミックスに使えることはもちろん、ギタリストにとっては耳コピをする時に便利ですし、自分の好きな音源データをCDなどから取り込み、R-MIXを通して聴くことで、その作品の秘密に迫れるところも魅力的です。

さらに、ユーザー・インターフェースの完成度も注目です。取扱説明書を読まなくてもすぐに使いこなせそうなところも好印象。「これは僕も手に入れなきゃ!」と思いました。

『2011楽器フェア』にお越しいただいたみなさま、 きっと楽しんでいただけたことと思います。 ありがとうございました! さて、次号からは通常の楽器使いこなし情報紹介に戻ります。この11月に発売されたループ・ステーションのフラッグシップ・モデル『RC-300』をご紹介する予定です。では!

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Profile

中野 豊(なかの ゆたか)

中野 豊(なかの ゆたか)

現在KANのサポート・ギタリストとしてツアーやレコーディングに活動する多忙なギタリスト。ファンキーなリズム・ワークからロック・フィール溢れるソロ・ワーク、呼吸感のあるオブリガードなど幅広い音楽性を持つギタリスト。エフェクターを含む楽器・機材への造詣も深く、全国展開中のBOSSや Rolandのワークショップの講師として、実践的なクリニックが好評を博している。

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