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第55回:RCシリーズのフラッグ・シップ・モデルRC-300登場! 第55回:RCシリーズのフラッグ・シップ・モデルRC-300登場!

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ループ・ステーションRC-300がいよいよ発売になりました。前モデルのRC-50も強力な製品でしたが、さらにそれを上回るモンスター・マシンに仕上がっています。思いついたアイデアはどんなことでも実現できる、そんな印象です。

▲写真1:RC-300

RC-300を紹介する前に、現行RCシリーズのおさらい

RC-300の活用法をご紹介する前に、まずは現行RCシリーズ(RC-3/RC-30)の基本スペックから、おさらいしておきましょう。

●現行RCシリーズに共通するスペック

・最大3時間、99パターンのフレーズをメモリー可能
・リズム・トラック搭載
・ペダルによる簡単オペレート
・USB端子を搭載。パソコンとのデータ・コンバートもOK
・タイム・ストレッチ機能搭載

などが主な仕様です。
では続いて、RC-3とRC-30の特長をご説明しましょう。

●コンパクト・タイプのループ・ステーションRC-3の特長

RC-3は手軽にループを楽しめる、シンプルな(とは言っても、いろんな使い方ができますが)製品です。RCシリーズってどんなもの? という方は、バックナンバー『第51回:リニューアルされたループ・ステーションの実力を探る~RC-3』で取り上げていますので、こちらの記事もぜひご覧ください。

▲写真2:RC-3

●ツイン・ペダル・タイプのループ・ステーションRC-30の特長

RC-30は2本のトラックを搭載しており、録音後にトラックごとのレベル調整も可能。XLR端子でマイク接続にも対応し、ボーカル、ラップ、ボイス・パーカションなどと、ギターなどの楽器演奏とミックスしながらの使用もできます。つまり、RC-300と同様に3系統のインプットが用意されていますので、マイクとライン接続した楽器演奏とのミックスが可能。すべてを1個のトラックにミックスしてレコーディングすることもできます。また、5種類のLOOP FXも搭載しています。

ほかにも、

・ギターやベースはもちろん、ステレオ・アウトを備えたシンセやリズム・マシンも接続可能なINST IN
・XLRマイク入力を装備。ファンタム電源にも対応しているので、コンデンサー・マイクの使用もOK
・ミニ・ステレオ・ジャックによるAUX IN

などの機能やスペックを装備しています。こちらの詳細は、バックナンバー『第52回:RC-30と、RCシリーズを賢く使うアイデア』でご紹介しています。

▲写真3:RC-30

RC-300の魅力を前モデルRC-50と比較しながらチェック~前半戦~

ここまで紹介してきたように、RC-3やRC-30も十分に強力なスペックを持っているのですが、RC-300には、さらに便利&楽しい機能が加えられています。前モデルRC-50との比較も含めて、ご紹介していきましょう。

●3つのステレオ・トラック仕様

基本的には「RC-3が3台分内蔵されている」と想像していただければOKです。しかも、ひとつのパッチ内のステレオ×3トラックの音を“同期して”鳴らすことさえ可能なのです。

トラックというとボスBR-800などに代表されるMTR的な機能を想像されるかもしれませんが、MTRが1本のトラックに1個の素材を録音するのに対し、RC-300の場合はリアルタイムにバウンスしながらレコーディングできる点が異なります。

同じトラックにオーバー・ダビングするか、別トラックに分けるかも自由自在。録音後の個別処理を行うかどうかで判断するのが基本だと思います。ループ再生の他に、ワン・ショット再生やフェード・アウトの設定もできます。

各トラックのレベルは専用のスライダーで簡単に設定が可能。液晶ディスプレイを搭載しているので定位やリバース再生などの設定も楽々です!

▲写真4:各トラックのレベルを調整できる3つのボリューム・フェーダーを搭載。

また、録音するフレーズの長さが、トラックごとに異なっていてもOK。短いフレーズと長いフレーズの組み合わせでも問題なくループします。テンポが違うフレーズさえも同期してしまうんですから!

各トラックに分けて録音できるメリットはいろいろありますが、楽曲の展開に合わせて音のミュートなどを個別にできる点が最大の魅力です。コントラストを付けてアレンジを行えば、聴き手を飽きさせることなく、ループ素材を音楽的に扱うことができるでしょう。

●マルチ・モードとシングル・モード

3本のトラックを並走させて同時再生する方法の他に、「シングル・トラック・プレイ」と呼ばれる再生も可能です。これは特定のトラックを選択した場合に、トラックを切り替えて再生することができる機能。曲の構成をリアルタイムに構築していくような使い方が想定されますが、スイッチを踏んだ時にすぐ切り替わる【IMMEDIATE】と、フレーズが終わるのを待ってから再生する【LOOP END】という2つのモードがあります。

●進化したユーザー・インターフェース

前モデルRC-50と大きく異なるのはペダル・スイッチ部です。洗練されて操作性に優れていることが一目で分かります。各トラックの録音と再生/停止がそれぞれに搭載されたことで、直感的に操作することが可能になりました。また、独立した[ALL START/STOP]ペダルでフレーズをブレイクさせることで、テンション感溢れるパフォーマンスも行えます。

▲写真5:シンプルにして分かりやすいフット・スイッチ。

液晶ディスプレイが採用されているので、機能の呼び出しや設定も簡単に行えます。いろいろ触っているだけでどんなことができるのか、取扱説明書を読まずにすぐに理解できました。

内部構成も分かりやすく整理されています。各トラックの[EDIT]ボタン、3つのトラックをどのように鳴らすかを設定する[MEMORY EDIT]ボタン、RC-300全体の設定を行う[SYSTEM]ボタンなど、それぞれが独立しているので、まったく迷うことなく操作できると思います。

RC-300に新たに搭載された機能で個人的にうれしかったのが、小節数の指定が可能になったこと。フレーズの長さがあらかじめ決まっている場合に、ループのタイミングを気にすることなく演奏に集中できそうです。つまり、ペダルをまったく使わなくても、録音を開始して録音を終わらせることさえできてしまうのです! もちろん、従来のRCシリーズのように、ペダル操作でそれらを行うように設定することも可能です。

▲写真6:トラックごとに異なる設定にすることもできます。

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Profile

中野 豊(なかの ゆたか)

中野 豊(なかの ゆたか)

現在KANのサポート・ギタリストとしてツアーやレコーディングに活動する多忙なギタリスト。ファンキーなリズム・ワークからロック・フィール溢れるソロ・ワーク、呼吸感のあるオブリガードなど幅広い音楽性を持つギタリスト。エフェクターを含む楽器・機材への造詣も深く、全国展開中のBOSSや Rolandのワークショップの講師として、実践的なクリニックが好評を博している。

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