mnavi Interview

Vol.07:小林香織 CD-2eは、機械に強くない私でも「すぐに使える」っていう手軽さがいいですね。愛用のR-09はライブや練習で活用しています。今はR-09やPCR-800、FA-66といったデジタル機器に囲まれて作曲にチャレンジすることがとても楽しいです。

キュートなルックスから奏でるポップで馴染みやすいメロディが魅力のサックス奏者、小林香織。彼女は、日頃からエディロールR-09を愛用し、自身のライブや練習に利用しているという。そこで、今回のインタビューでは、彼女ならではのR-09活用方法を教えてもらいつつ、手軽に高音質で録音できてすぐにCDにすることができるローランドの新製品SD/CD RECORDER CD-2eをいち早く体験してもらった。この画期的な新製品CD-2eの印象をはじめ、彼女の今後の展望など、興味深い話題をたっぷりうかがった。

CD-2eは、いろんなことができるのにシンプルなのが凄く嬉しい

─ 小林さんには今回新製品のCD-2eを体験していただきましたが、印象はいかがでしたか?

小林香織(以下、K):CD-2eは、最高ですね。欲しかった機能が全部詰め込まれているって感じです。便利でひとつひとつの機能のクオリティが高いですよね。先ほどCD-2eで録音したものを聴かせていただきましたが、内蔵マイクだけなのに非常にいい音で録音されますし、それを聴くスピーカーの音もいいですね。そして何よりも操作が分かりやすい。「機械=難しい」って思ってる人もまだまだたくさんいると思いますし、私もそんなに機械は強くないんですけど「すぐに使える」って感じました。こんなにいろんなことができるのにシンプルなのが凄く嬉しいです。よくこういうのを作ってくださったなって(笑)。

─ CD-2eで特に気に入った機能は何ですか?

K:「マーカー機能」ですね。今「90分1発勝負」っていうライブをよくやってるんですけど(笑)。ライブは必ずR-09で録音しているのですが、ライブ中ずっと録りっぱなしにしているので、1トラックが100分とかになっちゃうんですよね。それで、新しいミュージシャンの方と共演することになった時に、そのデータを次のライブの前にお渡しするわけですが、例えば、「その中の真ん中の2曲だけを聴いてもらいたい」って思っても曲ごとにトラックを分けられなくて。丸ごと1枚のCDに焼いて「申し訳ないですけど、早送りして真ん中の2曲だけを聴いてもらえませんか」って渡していました。

─ 「8分くらいのところから聴いてほしんですですけど……」とか言ってですか?(笑)

K:そうなんですよ(笑)。でも、CD-2eならマーカー機能を使って好きなタイミングでトラックを分けられるので便利ですよね。さらにその中から必要な曲だけを選んでCDにできますし。

─ そうですね。R-09で録音したデータも、16ビット、44.1kHzのWAVEフォーマットであれば、そのままSDカードをCD-2eに持ってくるだけでCDになるんですよ。

K:そうなんですか? 本当に便利ですね。ライブが終わった時って物凄く興奮してますから、自分の演奏を客観的に聴きたいっていつも思ってたんですよ。ステージの中心にいると全体的なサウンドが意外と分からないので、客観的に聴いてどうだったかとか「あの人はこんなにいいプレイをしてくれていたのに気づかなかった」とか、そういうことをその日のうちに知りたいんですよ。

─ その点では、CD-2eはスピーカーも内蔵していますから打ち上げ会場でも聴けますね(笑)。

K:はい。それにこれがあればライブの後すぐにライブ盤のCDを出したくなっちゃいますね(笑)。

CD-2eがあればいくらでも練習ができそうです

─ CD-2eのオススメの使い方を教えていただけますか?

K:そうですね。私は以前クラシックを勉強していたのですが、クラシックでは難しいスケールとかエチュードの練習がメインになると思うんですよ。なので、テンポを落として聴ける機能を使って練習すると便利だと思います。メトロノームもチューナーも内蔵されているので練習がいくらでもできそうですね。 今やっているジャズでは、CDのボーカル部分だけを消して練習したいんですよ。だからボーカルの音量を下げられるっていう機能も魅力的です。やはりテンポを落として聴きながら、「自分はこの音を使ってみよう」とか「ここの音とぶつかっちゃうから変えてみよう」といったようなアレンジの練習もできますね。テンポの変更も、キーを変えないままスピードを落としたり、逆にキーを変えることもできるみたいなのでいいですよね。ジャズの場合は「同じフレーズをオール・キーで練習しなさい」ってよく言われるんですが、そういった練習にも最適だと思います。コピーも同じで、誰かのソロをコピーする練習ってみんなすると思うんですけど、ただたんに「ベラベラベラ〜」って吹いてるのを聴いても分からないんですよ。今まで使っていたレコーダーは、テンポを遅くするとキーまで変わってしまうので結構苦労していたんですけど、CD-2eならキーが変わらないからコピーもしやすいと思います。

─ なるほど。いろんな場面で活用できるわけですね。

K:今の私の音楽生活の中で凄く欲しいものですけど、「これがもし私の吹奏楽時代とか音大時代にあったらどれだけ良かっただろうなぁ〜」って思います。当時はMDで、とても苦労しながら練習してたんですよ。これ1台あったら凄く良かったんじゃないかなって。今の人たちがうらやましいです。

─ そうですね。小林さんのように思ってる人も多いんじゃないかと思います。

K:こういう製品があるということは、きっとこれからの音楽レベルって上がるはずだと思います。上がるはずだし、せっかくいい製品があるわけですから上げていかなきゃいけないですよね。

R-09はライブ録音だけじゃなくて、ライブ用のSE収録にも使います

─ R-09は、ライブの録音で活用されているとお聞きしましたが、それ以外ではどんな使い方をされていますか?

K:練習中も、よくR-09を回しっぱなしにしています。それを後で聴き返して曲になりそうなところがあったら譜面に起こすといった使い方ですね。

小林さん所有のR-09W

▲小林さん所有のR-09W

─ なるほど。サックス以外にも何か録音されるんですか?

K:この間のライブでゲストを呼んだんですけど、そのゲストの方の登場方法がユニークな仕掛けで、MC中に「ピンポーン」っていうインターホンの音が鳴って登場するっていうものだったんですね。その「ピンポーン」は私の家のインターホンの音を使っているのですが、それをR-09で録りました。また、「ウォーク・イン・ザ・ナイト」っていう曲を、ライブでは秋っぽく演出したいと思って、近所の公園までR-09を持って鈴虫の鳴き声を録りに行きました。私は枠にとらわれたくないっていつも考えているんです。将来的には、たんなるライブじゃなくてショーをやりたいんですよ。妹がミュージカルをやっている影響も受けてると思うんですけど。で、ショーにはSEも重要だと思っていて最近興味があるんです。そういうSEのネタを収録するのにR-09はとても重宝していますよ。