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Vol.09:東京ブラススタイル (フジワラミエ) グルーブを大切にし、みんなが知っている曲を、東京ブラススタイルならではのアレンジで聴かせます!

管楽器プレイヤーを中心に結成された女の子11人によるブラス・ユニット「東京ブラススタイル(通称:ブラスタ)」。3月12日には、最新アルバム『ブラスタ甲子園 』をリリースする。今回は、ブラスタの大勢の管楽器奏者の中で唯一のキーボーディストとして活躍するフジワラミエさんに、デジタルピアノRD-700GXとシンセサイザー JUNO-D Limited Editionを試奏していただき、製品の印象をたっぷり語ってもらった。また、バンドの中でのキーボードの位置づけや今後の展望など興味深いお話しも伺った。

RD-700GXは、ゆっくりと押した時に「カクン」ってなるところがピアノらしくて凄くリアルですね

─ まず最初に、新製品のRD-700GXを試奏していただきましたが、印象はいかがでしたか?

フジワラミエ(以下、F):実は、以前RD-700を持っていまして、今はRD-600を使っているんですけど、今までのRDと比較すると今回試奏したRD-700GXは、鍵盤のタッチがすごく良くなっていると思います。ゆっくりと押した時に「カクン」ってなるところがピアノらしくて凄くリアルですね。これがないと、どこまで押せばいい音が出るのか分からなくて、生ピアノよりもストロークが深く感じられてしまうんですよ。それと象牙風の白鍵と黒檀風の黒鍵の表面の質感がいいです。もうずっと触っていたいくらい(笑)。他のキーボードによくある普通のプラスチックの鍵盤は滑りますし、すぐにテカテカになるというか、いろんな人が触ったものだとネットリとした感じになっていたりするんです。このRD-700GXの鍵盤はサラっとした感触で、先の「カクン」も含めて非常に弾きやすいと思います。

音がいいと想像力が沸き、音楽性が刺激される!

─ 新しいアコースティック・ピアノのサウンドはいかがですか?

F:アコピは、高音域のニュアンスがとてもリアルに感じました。これまでのPCMのピアノのように単純に音程が高くなっていくのとは違うところが好きですね。家で弾く時やブラスタで4ビートの曲をプレイする時はしっとりとした音色が、スカやファンクみたいな派手な曲をプレイする時は華やかな音色が欲しいんですが、RD-700GXにはそれに応えてくれる音色が揃っていて、特にしっとり系の音色”Ulitmate Pno”が気に入りました。しかも音色ごとに、たとえば大屋根の開き具合とか、セッティングを細かく調整できるのが面白くて、生のピアノの感覚に近いと思いました。やっぱり音がいいと想像力が沸くというか、音楽性が刺激されるというか、全然違うんですよ。家で指のトレーニングをする時も、気持ちよく弾く時にもRD-700GXのアコピはいいと思います。ブラスタでは「エレピを弾きたい」という場面もあるので、エレピの音も重要なんです。ソウルやロックなど、減衰が速くない音が欲しい時やキラキラさせたい時はエレピの音色を使うんです。

RD-700GXのエレピの音はリアルで温かみがある。

─ RD-700GXはエレピの音色にも力が入ってるんですよ。

F:私はエレピがとても好きで、本物が欲しいなって思っているくらいなんですよ。特に、ウーリッツアーの音が凄く好きなんですが、RD-700GXのエレピの音はリアルで温かみがあっていいですね。あまり詳しい方ではないんですけど、本物のローズやウーリッツァを弾かせていただくと、「やっぱりシンセのエレピとは違うんだな」って思うんです。スピーカー・キャビネットや中のピックアップの状態によって1台ごとに音色が違ったりとか、その楽器ならではの音があるので奥が深いなと思っています。その点でもRD-700GXには、そういった部分が調整できる機能が用意されているので、マニアックなこともできて面白そうです。知識は必要になりますが、本物の魅力だと思っていた部分が再現できるので是非研究してみたいですね。

エディットしたい機能にすぐに触れるツマミが並んでるのは魅力的です。

─ 普段からご自分で音色のエディットなどはされるのですか?

F:レコーディングやライブでは、音色をエディットしたいというシチュエーションは結構あります。特に、ライブ中に簡単にできたらいいですね。その理由は、ステージやホールによって音の鳴り方や響き方が違うので、その場その場に合わせて音色を微妙に変えたいんですね。特にリバーブの深さは重要で、演奏にかなり関係してきますから簡単に調整できると便利なんですよ。その点、RD-700GXのツマミはいいですよね。パッと見ただけで分かります。私、ホントに機械に弱くて、説明書を読んでも分からないことが多いんですよ(笑)。例えば、メニューを選んで、さらに奥に入っていかないといろんな設定ができない機種だと苦しくなっちゃうんです(笑)。だから、エディットしたい機能にすぐに触れるツマミが並んでるのは魅力的ですね。

RD-700GXなら録音したバンドの音を一緒に再生できる

─ RD-700GXは、USBメモリーに保存したオーディオを再生できるオーディオ・キーという機能があるのですが、こういう機能はいかがですか?

F:これは凄く使ってみたいです。遊びっぽくはなりますけど、効果音として掛け声や合いの手のような人の声とか、手拍手を入れておくと面白そうですね。ブラスタのステージでも将来的にはそういうことができたら楽しいですね。今、リハーサルで録音した演奏と合わせて自宅などで練習する時に、イヤホンを耳に入れてその上からもう1つヘッドホンをして、音を2重に聴きながらやっているんですよ(笑)。でも、RD-700GXなら録音したバンドの音を一緒に再生できるし、ヘッドホンも1つで済みますから、この練習方法はすぐにでも試してみたいですね。