ブライアン・カルバートソンが、
ライブでフル活用するRD-700GXの魅力

─ 今回、ラリー・グラハムとの来日公演では、メインにRD-700GXをお使いですが、このキーボードのどんなところがお気に入りですか。
B:とにかくサウンドが素晴らしいね。それに、アイボリー・フィールの鍵盤も気に入っているよ。鍵盤のトップが汗を吸ってくれるから、ステージでの演奏が白熱して手に汗をかいても、鍵盤が滑らないんだ。こんな風にとてもよく考えられたキーボードで、ボクは今までにたくさんの楽器を使ってきたけれど、そのなかでも最高のライブ・キーボードだと思うよ。

─ RD-700GXがリリースされる前に、ローランドのスタッフに要望を出されたそうですが。
B:USB端子はぜひ付けて欲しいとお願いしたよ。それまでのRDシリーズにはUSB端子がなかったから、ボクはいつもノート・パソコンを持ち歩いて、ツアー先でデータをロードしなきゃならなかった。その点、USB端子があれば、セットアップのデータをロードしたUSBメモリーを持ち歩くだけで済むからね。もちろん、同じような要望はボクだけじゃなく、他の多くのプレイヤーからも出ていたと思うよ。
─ サウンド面についてはいかがですか。
B:サウンドはもともとすばらしかったからね! 前のモデルのSXもすばらしかったけれど、GXではさらに良くなっている。
─ SuperNATURALテクノロジーを使った、エレクトリック・ピアノのサウンドはいかがですか。
B:大いに気に入っているよ。打鍵の瞬間にハンマーがトーン・バーを打つ音が聴こえて、それでサウンドに暖かみが感じられるし、実際にRDがそのように発音しているかのような感覚が得られるからね。欲を言えば、音を出した時に楽器の振動が鍵盤から伝わってくるところもシミュレートできれば、さらに完璧になると思うんだけれどね(笑)。
─ ステージで実際に利用しているリアル・タイム・コントロール機能はありますか。
B:イコライザーとリバーブはときどき調節しているよ。ノブをいじると、すぐにパラメーターがLCD画面に表示されるから使いやすいね。
─ いちいちエディット・メニューに入らなくても済むわけですね。
B:まさにライブ仕様というわけさ。メニューに入る必要のあるセットアップは家で済ませて、データをUSBメモリーに保存しておくんだ。そうすれば、ツアー先でRD-700GXを用意してもらいさえすれば、ボクはUSBメモリーを持ち歩くだけで、どこでもすぐに自分のセットアップが呼び出せる。これは便利だよ!

─ 最近のローランドのキーボードでは、他にどのモデルをよく使っていますか。
B:ライブでのピアノ類以外のサウンドは、ボクのバンドで11年間セカンド・キーボードを担当してくれているエディ・ミラーが、Fantom-G6と、ピアノ鍵盤のFantom-G8でプレイしている。これらは、万能のシンセだからね。あと、ホーン・セクションがフルで揃えられない時には、2人いるホーン・プレイヤーのどちらかがFantom-G7を弾くことになっているから、ボクのステージでは全部で3台のFantom-Gが並んでいるんだ(笑)。あと、ボクの自宅には、ビンテージのものを含めてローランドのシンセサイザーがたくさんある。音源も、JV-1080やXV-5080、Fantom -XRから、MKS-70やMKS-20まで、いろいろ持っているよ。ローランド製品は高校生の頃から使っているからね。初めて買ったローランド製品はMT-32だった。その後U-220、R-8、D-70と買いそろえていったんだ。15年ぐらい前に買ったマスター・キーボードのA-90は、今でもシーケンサーで作曲する時にMIDIコントローラーとして愛用しているよ。ボクはD-50が出て以来のローランド・ファンなんだ(笑)。





