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Vol.41:SCANDAL

ポップかつキュートなルックスでアグレッシブなロックを展開する、大注目のガールズ・バンドSCANDAL。全国ツアーを終えたばかりの4人に、新曲「スキャンダルなんかブッ飛ばせ」と11月にリリースされるカバー・ミニ・アルバム『R-GIRL's ROCK!』のレコーディング秘話を披露してもらいつつ、楽器ビギナーへの貴重なアドバイスも語ってもらった。さらには最新CUBEシリーズの試奏と、"スキャンダル"な話題満載のインタビューだ。

新曲には、ベースを始めたばかりの人にも勉強になる
フレーズがたくさんある(TOMOMI)

─ まずは全国ツアー(『SCANDAL TEMPTATION BOX TOUR 2010~YEAH!って言えいっ!~』)おつかれさまでした。今回のツアーは、いかがでしたか?

HARUNA:すごく充実したツアーでした。今回は、毎日4人だけで「明日は、もっとこういう風にしよう」というミーティングをしたんです。以前は、どうカッコよく演奏するか、どう魅せるかということを中心に考えていたんですが、今回は「お客さんに何を伝えるか」という点をすごく考えたツアーでした。

TOMOMI:ミーティングでいろいろと反省した後のライブって、やっぱりモチベーションも全然違ってくるし、ライブ中のアイコンタクトも自然と増えてくるんですよ。それでまた、4人のテンションが上がることも多くて。

─ そうして迎えたファイナルのZepp Tokyo公演は、超満員のお客さんでしたね。

MAMI:どの会場もそうでしたけど、お客さんが自分たちの曲を口ずさんでくれているのが、すごく嬉しくて。楽曲が愛されているんだなって感動して、笑顔でいようって思っていたんですが、思わず泣いてしまいました。

─ 満員の観客だけでなく、3人の背中も見ながら演奏しているRINAさんにとって、今回のツアーはどのようなものでしたか?

RINA:日々、バンドが進化していることを実感しましたし、メンバーからも刺激を受けました。バンドの中でのドラムのポジション、自分の役割ということもすごく考えたし、だからこそ「楽しい」とか「頑張る」とかいう自己満足の次元ではなくて、ステージに立つ人間として、日頃の行動から体調管理まで「もっとしっかりしないと!」って、強く思いました。

─ バンドとしても大きく成長できたツアーだったようですね。そのタイミングでリリースされた新曲「スキャンダルなんかブッ飛ばせ」は、作詞作曲が阿木燿子&宇崎竜童というゴールデン・コンビによる楽曲ですが、どのように曲を仕上げていったのですか?

HARUNA:最初は、まだ曲も歌詞も完成形という状態ではなくて、阿木(燿子)さんに書いていただいた歌詞と、メロディとリズムが入ったシンプルなデモをいただいて、そこから、「もっとリアルさを出すには、どういう言葉を使ったらいいんだろう?」って、阿木さんと一緒にミーティングをしながら言葉を考えていきました。

─ これまでのような等身大の世界観から、一歩も二歩も上を行く大人っぽさがありますし、歌詞もすごく強いですよね。

HARUNA:はい、強いです(笑)。ただ、その歌詞自体に自分たちのリアルさがあるわけではないので、「歌詞の中の世界を演じる」という意識で歌いました。"SCANDAL"って、自分たちのバンド名でもあるし、いろんな意味を持つ言葉ですから、その中でイメージを広げていこうと考えました。

▲HARUNA(Vo&Gt)

─ PVも拝見しましたが、ダンスがあったりトリプル・ボーカルであったりと、SCANDALらしさも満載ですね。

TOMOMI:ボーカルは、最初は1人ずつ別録りしたんですが、最終的にHARUNAとMAMIと私の3人でブースに入って、一緒に歌って録ったんですよ。3人一緒だと、その時の空気感というか、テンションが共有できるので、より生々しくもなりましたし、歌に勢いが出せましたね。

─ 楽器の演奏面で意識したところは?

MAMI:ボーカルが感情を込めてその役になりきっているので、ギターも感情を込めて弾きました。サビは歌と同じリズムで弾いているんですが、そこは歌いながら弾くことで、さらに音に気持ちを込めました。個人的には歪んだ音が好きなんですが、それとは対照的なクリーン・トーンとのかけ合いも、好きなポイントですね。

─ 「バレたとこ勝負~」という歌詞の部分での、HARUNAさんとMAMIさんのギターのかけ合いですね。リズムに関しても変拍子もあったりして、新しいチャレンジも多かったのでは?

RINA:いつも私は、新曲を演奏する時は譜面を書き起こすんですが、この曲は変拍子ということもあって耳コピーがいいと思ったんです。「このギター・フレーズがきたら、あのフィル!」って。キメだけしっかり押さえておけば、自由にプレイできるところも多いので、もしこの曲をコピーしてくれるのなら、耳コピーがオススメですね。

─ みなさんの楽曲をコピーしているアマチュア・バンドは、本当にたくさんいますよね。せっかくなので、この曲をコピーする際のポイントを教えてください。まずはギターはどうですか?

MAMI:Aメロはリズムに合わせつつ、ちょっと後ろ気味にして重量感を出しています。それと、グリスがすごく重要だと思ってます。"ブン!"っていく感じがカッコいい曲なので、そこでギターやベースのカッコよさが出せると思います。

HARUNA:あとは、歌いながら弾くことですね。歌と楽器のアクセントが一緒になっているところが多いんです。特にBメロは、フレーズの終わりと次の頭に同じ言葉が来ていて、そこで突っ込むようなリズムになっているので、歌うように弾くといいと思います。

─ ベースは、タイトに弾いたりグルーヴィーになったりと、1曲の中でさまざまなシチュエーションがありますね。

TOMOMI:そうなんです。だから、ベースを始めたばかりの人でも、すごく勉強になるフレーズがたくさんあると思います。16分で刻むBメロはリズムの練習になるし、サビはグルーヴィーになるので、弾いていても楽しいですね。

─ RINAさんは、歌のバックでドラムを叩くという点で、普段から何か意識していることはありますか?

RINA:私はいつも、全曲フル・コーラスを歌いながら叩いています。ドラムって、自分が楽しい時は楽しい音が出るし、感情をそのまま表現してくれる楽器だと思うので、必ず一緒に歌うんです。そうすることで、スネアのショットの入れ方であったり、ハイハットの音色も変わってくるんですよ。

─ 11/17にリリースされるカバー・ミニ・アルバム『R-GIRL's ROCK!』では、実際にRINAさんがリード・ボーカルを担当したそうですね。

RINA:「Sunny Day Sunday」で歌ったんですけど、すごく緊張しました(笑)。これまでも、ライブのお楽しみコーナー的なところで、サプライズで私が歌うことは何度かあったんですが、自分の歌がCDになるのは初めてなので、このミニ・アルバムで改めてデビューするような気持ちです(笑)。

HARUNA:私が推薦したんですよ。ぜひRINAに歌って欲しいって。

RINA:最初は、HARUNAとTOMOMIのツイン・ボーカルで、MAMIがハモリといういつもの編成だったんですけど、HARUNAから「歌ってよ」って言われて。

HARUNA:この曲だからこそ、RINAのよさが出るんじゃないかなと思ったんです。自分では出せない、RINAならではのものがあると思って。

RINA:これまで、ファンの方から「歌わないんですか?」っていう質問が多くて、それがちょっと心に刺さっていたんです。だから、歌えてよかった(笑)。ライブで歌うのも楽しみですね。

▲RINA(Dr&Vo)

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Profile

SCANDAL

2006年8月、大阪のボーカル&ダンス・スクールで出会った女子高生4人で結成。2008年3月にアメリカ、7月にフランス、8月に香港でライブを行うなど、世界的に注目を集める。同年8月にインディーズ・ミニ・アルバム『YAH!YAH!YAH! HELLO SCANDAL』を発売し、10月に「DOLL」でメジャー・デビューを果たすと、同曲が40局ものFM/AM/CSでパワー・プレイを獲得。2009年10月にリリースしたデビュー・アルバム『BEST★SCANDAL』はオリコン初登場5位を記録し、同年の日本レコード大賞新人賞を受賞する。そして2010年10月6日に8枚目のシングル「スキャンダルなんかブッ飛ばせ」をリリース。間髪入れずに、11月17日にカバー・ミニ・アルバム『R-GIRL's ROCK!』が発売される。

オフィシャル・サイト:
http://www.scandal-4.com/

Information

■CD
『スキャンダルなんかブッ飛ばせ』
(初回仕様/通常盤)

ESCL-3548
¥525

『R-GIRL's ROCK!』

11月17日リリース
ESCL-3562
¥1,835

■LIVE
『大阪電気通信大学大学祭』

11/6(土) 大阪電気通信大学中庭ステージ

『QUATTRO MIRAGE VOL.1 〜ROCK'N'ROLL ADDICTION〜』

11/29(月) 大阪府・心斎橋クラブクアトロ

※詳細は、上記オフィシャル・サイトをご覧ください。