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ライブを重ねて「自分がこのバンドの指揮者なんだ」
という感覚を持つことができた(RINA)

─ みなさんは元々、大阪のボーカル&ダンス・スクールに通っていて、そこで「1週間で曲が演奏できたらステージに出れる」ということでバンドを結成したんだそうですね。その時、どのようにして今の楽器を選んだのですか?

HARUNA:「楽器をやってみたら?」って言われた時に、「ギターをやってみたら?」っていう風に聞こえたんです。私の中では「楽器=ギター」という感覚だったんですね。でも、もちろんギターは触ったこともなかったし、実際に弾き始めたら、こんなにも手先の器用さが必要なのかとビックリして。しかも、演奏しながら歌うなんて、こんなに難しいことだとは思ってなかったので「バンドをやってる人って、すごいな」と思いました。

─ そのギターを面白いと感じたのは、どのような瞬間でしたか?

HARUNA:やっぱり、バンドで曲を演奏できた時ですね。しかも最初の「1週間で演奏する」という達成感が、今までギターを続けてこれた理由だと感じています。

MAMI:私は、最初から「ギターをやってみたら?」って勧められたんですよ。テレビでも、やっぱりメインで映るのはボーカルとギターで「ギターは目立つ楽器なんだ」という印象を持っていたので、自分でもカッコよく弾けるかな、って(笑)。だから、音を出すことは楽しかったんですが、コードもまったく分かってなかったし、ギターにもいろんな音色があるとか、いろんなことが分かってくると「これは難しいかも」って焦り始めました。それでも、いろいろと勉強できて、面白かったですね。

▲MAMI(Gt&Vo)

─ ギターを始める前と後で、何かイメージが変わったようなことはありましたか?

MAMI:最初は、コードを押さえる左手が一番大切だと考えていたんです。右手は上下にジャカジャカと動かしてればいいと思っていて(笑)。でも実際は、右手の動きがすごく大事だということに気が付いて、それからはいろんな弾き方を勉強しました。ギターって、他の楽器以上に音に表情を付けられる楽器だと思うんです。強弱はもちろん、マイナーや7thといったコード感もそうですし、さらに歪みだとかいろんな音色で感情を表現できると気付いた時に、すごく魅力的な楽器だと感じて、それから演奏が楽しくなりましたね。

─ TOMOMIさんは最初からベース希望だったのですか?

TOMOMI:いえ、実は私もHARUNAと同じで、「楽器=ギター」を思い浮かべて、最初はギターをやってみたんですよ。でも指が痛いし、「こんなもん、できるわけないやろ!」って思って(笑)。そうしたら、楽器屋さんでギターに似た形で弦が少ない楽器を見つけて、「ギターよりも簡単かな」と思ってベースを始めたんですよ(一同爆笑)。でも、当時はベースっていう存在自体もあまり知らなくて、まだバンドへの興味もあまり持ってなかったので、まったく未知の楽器でした。

▲TOMOMI(Bs&Vo)

─ それが、ここまでベースにハマったきっかけは?

TOMOMI:レッド・ホット・チリ・ペッパーズのライブDVDを見て、すごく衝撃を受けたんです。「こんなにカッコいい音を出せる楽器なんや」ってことに気が付いて、これは続けたい、極めたいって強く思ったんです。ベースって、ギターとドラムの要素のちょうど中間にあって、その2つをつなぐ役割りじゃないですか。バンドには、なくてはならない存在だと思うんですよ。その重要さがプレッシャーに感じた時期もあったんですが、今回のツアーを経て、さらにベースが好きになりました。楽器を変えれば音色も変わるし、エフェクターを増やすといろんな音が作れるということにもすごく興奮しますし、こういう感動は、一生、無限に続くんだろうなと思っています。

─ RINAさんは、元々はピアノを習っていたそうですね。

RINA:3歳からピアノを弾いていてたので、ジャズも好きなんです。だから最初は、バンドをやるならキーボードがよかったんですよ(笑)。

─ それが、どうしてドラムを?

RINA:スクールに電子ドラムが置いてあって「叩いてみなよ」って勧められたんです。もちろん、叩き方も分からないし、「ハイハットって、何?」っていうぐらいでしたけど、まったくゼロの状態からのスタートだったから、かえって「これを叩くとこんな音がするんや!」っていう発見があったり、「8ビートが叩けた!」って上達していけるのが楽しくて。でも、スタジオの練習だとみんな一緒という感覚だったんですが、ステージに立つとみんなと距離があるし、ドラムだけ3人とは見える風景も違っていて、勝手に孤独を感じていた時期もあったんです。でも、ライブを重ねていくうちに「自分がこのバンドの指揮者なんだ」という感覚を持てるようになったんです。リーダーはHARUNAだけど、音でみんなを引っ張っていくのは私なんだ、って。私は、スネアのヘッドに「地下1階キック」っていう言葉を書いてるんです。みんながビルの1階で演奏しているとしたら、私は地下1階で演奏する。そのくらいの気持ちの上げ方をしていかないと、ライブを最後まで終えられないと感じているんです。それで、このおまじないの言葉をスネアに書くようにしたんです。

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Profile

SCANDAL

2006年8月、大阪のボーカル&ダンス・スクールで出会った女子高生4人で結成。2008年3月にアメリカ、7月にフランス、8月に香港でライブを行うなど、世界的に注目を集める。同年8月にインディーズ・ミニ・アルバム『YAH!YAH!YAH! HELLO SCANDAL』を発売し、10月に「DOLL」でメジャー・デビューを果たすと、同曲が40局ものFM/AM/CSでパワー・プレイを獲得。2009年10月にリリースしたデビュー・アルバム『BEST★SCANDAL』はオリコン初登場5位を記録し、同年の日本レコード大賞新人賞を受賞する。そして2010年10月6日に8枚目のシングル「スキャンダルなんかブッ飛ばせ」をリリース。間髪入れずに、11月17日にカバー・ミニ・アルバム『R-GIRL's ROCK!』が発売される。

オフィシャル・サイト:
http://www.scandal-4.com/

Information

■CD
『スキャンダルなんかブッ飛ばせ』
(初回仕様/通常盤)

ESCL-3548
¥525

『R-GIRL's ROCK!』

11月17日リリース
ESCL-3562
¥1,835

■LIVE
『大阪電気通信大学大学祭』

11/6(土) 大阪電気通信大学中庭ステージ

『QUATTRO MIRAGE VOL.1 〜ROCK'N'ROLL ADDICTION〜』

11/29(月) 大阪府・心斎橋クラブクアトロ

※詳細は、上記オフィシャル・サイトをご覧ください。