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Vol.52:JIM(THE BAWDIES)

リトル・リチャード、レイ・チャールズを敬愛し、リズム&ブルースやロックンロールをルーツとしたエネルギッシュかつストレートな音楽で話題沸騰中のバンド、THE BAWDIES。現在、バンド史上最多となる全国ツアーを展開中のJIMに、バンド結成時のエピソードを交えながら、10/19リリースのシングル「RED ROCKET SHIP」と11/27の日本武道館公演について、たっぷりと語ってもらった。

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ツアー前半戦にみんなからもらった感動やパワーで、すぐに新曲を作りたかった

─ 6月8日に3rdアルバム『LIVE THE LIFE I LOVE』をリリースして、すぐにツアーが始まったわけですが、その中で今回のシングル「RED ROCKET SHIP」は、どのように制作を行ったのですか?

JIM:7月上旬でツアーの前半戦が終わって、7~8月はフェスが中心だったんですが、フェスって週末が多いので、平日にみんなで集まってシングルを作っていました。THE BAWDIESって、曲をため込まないバンドなんですよ。その時に、新たに曲を作るんです。今回も、ツアーの前半戦を終えて、いろんな場所でいろんなお客さんと触れあっていろいろと得るものがありましたから、すごく制作意欲も湧きましたし、みんなからもらった感動やパワーで、すぐに新曲を作りたいねっていって、制作をスタートさせました。

─ アルバムの制作時とは、また違ったモードで新曲が作られたんですね。

JIM:そうですし、アルバムの曲自体も、ライブですごく変化していってるんですよ。ツアーの中で揉まれることで、贅肉が落ちて曲がタイトになってきたというか。ツアーに出ると、テクニック的にも、メンタル的にも、やっぱり1つ上に行ける感覚はありますね。

─ そんな中で生まれた新曲は、THE BAWDIESらしい勢いのあるロックンロールと、バンド・アンサンブル面での丁寧さのバランスが絶妙だと感じました。

JIM:ありがとうございます。まず、自分たち自身がすごく気に入ったアルバムを完成されられたことが大きくて。THE BAWDIESの土台にあるルーツ・ミュージックを前面に出した、硬くて強いアルバムが作れたことで「次の扉を開けられる」という感触を持てたんです。だからシングルは、新しいいろんなチャレンジもしつつ、面白いことをやろうと思って作りました。

─ THE BAWDIESの音楽は、ルーツは明確でありつつも、それだけでなく、実にさまざまなフレーバーが込められている点が魅力の1つですよね。

JIM:僕らには愛してやまないルーツ・ミュージックがあるんですが、その時代の人間ではないし、言ってしまえば人種も、育ってきた環境も全然違いますから、まったく同じものを作るのは絶対に無理じゃないですか。そこに憧れを持って、努力して近づこうとはしますけど、今、この時代に生まれて、この時代に育ってきたから、そのニュアンスは自然と入ってくるものだと思うんですね。ただTHE BAWDIESを結成した当初は、そのニュアンスを出さないように、ずっと閉じていたんですよ。

─ と言うと?

JIM:まだロックンロールが身体に染み込んでない時に、何か訳のわからないものが自分たちから生まれてくるのが嫌だったし、それがTHE BAWDIESのオリジナリティだって言いたくない気持ちが強くて。まず1度、きちんとルーツ・ミュージックができるようになってから、少しずつオリジナリティが出てくればいいと考えていたんです。ここ何年かで、そのルーツ・ミュージックが自分達の血肉になってきました。だから今は、開いてるんです。ルーツ・ミュージックに自分達の色を加えると言うよりも、開くという感覚ですね。

▲THE BAWDIESのメンバー。左から、JIM(Gt)、TAXMAN(Gt)、MARCY(Dr)、ROY(Vo&Bs)。

─ なるほど。では、これまでの3枚のアルバム、そしてこのシングルと、作品ごとに閉じる感覚、開く感覚が違っていたのですね。

JIM:メジャーの1st(『THIS IS MY STORY』)でルーツ色の濃い、THE BAWDIESサウンドの原点と言える強いアルバムを作れたんです。そこで「今の自分達は何をやってもブレない」っていう自信を持って2ndアルバム(『THERE'S NO TURNING BACK』)を作りました。そうしたら、やっぱり自分達の色、パーソナルな部分が出せたし、すごく開けたアルバムにできたと感じていて。じゃあ、その自信で、もう1回さらに強いアルバムを作ってみようと考えたのが、3rdアルバムだったんです。だから今は、また開いていく時期で、その1発目として、こういうシングルを生み出せたと思っています。

─ プレイヤー目線で言うと、JIMさんとTAXMANさんとのツイン・ギターならではのフレーズや音色のバランス感も、THE BAWDIESらしさを生み出しているポイントですよね。

JIM:そこは自分でも、面白いなと思いますよ。レコーディングは、いつも一発録りなんですけど、お互い、相手が飛び込んでくる感覚とか、すごく意識するようになりました。もちろんダビングでギターを重ねることもあるんですが、THE BAWDIESでは、僕とTAXMANの間で「3本目のギターは本当に必要性が生まれてくるまで出さないでおこう」という絶対的なルールがあるんです。そうでないと、まずライブで演奏できないという要素も大きいんですが、ギターを重ねることで、たとえ面白味や音の厚みを加えられたとしても、曲そのものが死んでしまうことが多い。だから、余計なものは極力そぎ落とすんです。ライブで2人だけで表現しなきゃいけない形とレコーディングは、同じイメージでありたいんですよ。

─ だからこそ、シンプルで勢いのあるロックンロール感が生み出せるんですね。

JIM:3rdアルバムで、ギターのアレンジやフレーズ、サウンドをすごくシンプルに持っていった時に、これがとても上手くいって。でも、シンプルなものって、やっぱり一番難しいんですよ。音色ひとつをとっても、それこそエンジニアさんと相談を重ねたし、アンビエンス成分をどれだけ加えるか、そのバランスだけでもギター・サウンドの“こく”が変わってきますから。そういったシンプルな音作りの中での発見が、すごく楽しかったんですよ。ロックンロールはシンプルであって欲しい。ただその中で、こだわれるポイントはいくらでもあるんです。そういう意味で今のTHE BAWDIESサウンドは、シンプルに作るっていう方向性がすごく楽しいし、まだまだ“のびしろ”があると感じています。

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Profile

THE BAWDIES

小学校からの同級生であるROY(Vo&Bs)、JIM(Gt)、MARCY(Dr)と、高校からの同級生TAXMAN(Gt)によって、2004年1月1日に結成。2006年3月、インディーズ1stアルバム『YESTERDAY AND TODAY』をリリースし、翌年にはオーストラリア・ツアーを敢行。2009年4月に、NAOKI (LOVE PSYCHEDELICO)初プロデュース曲を含む、メジャー1stアルバム『THIS IS MY  STORY』をリリースし、30本に及ぶ「THIS IS MY  STORY TOUR」を大盛況に終わらせる。2011年6月にメジャー3rdアルバム『LIVE THE LIFE I LOVE』をリリースし、現在はバンド史上最長となるツアーを開催中。9/14には初のクリップ集DVD『KEEP ON MOVIE』、そして10/19にはシングル「RED ROCKET SHIP」を緊急リリース。11/27開催の“日本武道館公演記念盤”として、武道館の総キャパシティとなる「12,898枚」が完全限定生産される。

オフィシャル・サイト:
http://thebawdies.com/

Information

CD

『RED ROCKET SHIP』

10月19日発売
日本武道館 公演記念盤CD
VIZL-443 ¥1,890

『LIVE THE LIFE I LOVE』

VICL-63746 ¥2,800

DVD

『KEEP ON MOVIE』

VIBL-614 ¥2,990

LIVE
「LIVE THE LIFE I LOVE」TOUR 2011

6/12(日) 札幌・ZEPP SAPPORO
6/18(土) 仙台・ZEPP SENDAI
6/22(水) 富山・CLUB MAIRO
6/24(金) 大阪・ZEPP OSAKA
6/25(土) 大阪・ZEPP OSAKA
6/27(月) 高松・OLIVE HALL
6/29(水) 周南・TIKI-TA
7/01(金) 名古屋・ZEPP NAGOYA
7/03(日) 福岡・ZEPP FUKUOKA
7/05(火) 大分・DRUM Be-0
7/08(金) 東京・ZEPP TOKYO
7/09(土) 東京・ZEPP TOKYO

9/17(土) 水戸・LIGHT HOUSE
9/19(祝・月) 郡山・HIP-SHOT JAPAN
9/21(水) 盛岡・CLUB CHANGE WAVE
9/22(木) 弘前・MAG-NET
9/24(土) 酒田・MUSIC FACTORY
9/29(木) 長野・CLUB JUNK BOX
10/01(土) 金沢・EIGHT HALL
10/02(日) 新潟・LOTS
10/05(水) 高崎・CLUB FLEEZ
10/08(土) 静岡・SOUND SHOWER ARK
10/09(日) 浜松・窓枠
10/11(火) 岐阜・CLUB-G
10/13(木) 滋賀・U-STONE
10/15(土) 高知・BAY5 SQUARE
10/16(日) 松山・SALONKITTY
10/22(土) 広島・CLUB QUATTRO
10/23(日) 広島・CLUB QUATTRO
10/25(火) 長崎・DRUM Be-7
10/27(木) 鹿児島・CAPARVO HALL
10/29(土) 熊本・DRUM Be-9 V1
10/31(月) 岡山・CRAZYMAMA KINGDOM
11/02(水) 神戸・WYNTERLAND
11/03(祝・木) 京都・磔磔
11/05(土) 大阪・堂島リバーフォーラム
11/10(木) 沖縄・桜坂セントラル
11/27(日) 東京・日本武道館

※詳細は、上記オフィシャル・サイトをご覧ください。

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