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mnavi Interview
> Vol.54:Galileo Galilei

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V-Drumsは作り溜めておいた音色をそのままレコーディングで使えるのですごく重宝している

─ 「わんわんスタジオ」ではV-Drumsも使っているそうですが、練習やプリプロ以外で、V-Drumsをレコーディングで使用することはありますか?

和樹:今、制作中の次の楽曲では、ほとんどの曲をV-Drumsで録ってます。

─ その場合、V-Drumsはオーディオで録るのですか? それとも、MIDIデータですか?

和樹:オーディオです。V-Drumsの音源(TD-20X)で音を作り込んで、それをそのままオーディオで録音しています。

雄貴:V-Drumsの音に、コンプやEQだとか、アウトボードのエフェクターでさらに音を作り込むこともできますし、とにかく家でドラムを録れるということが、何よりも一番大きなメリットだと思っています。今までレコーディングをしてきて、ドラムのチューニングに一番時間がかかってたんですよ。「この音じゃない」っていう時に、いちいちヘッドを張り変えたり、チューニングをしたり。もちろん、そうやって音にこだわることは絶対に大事だし、そうやって作った音は素晴らしいんですけど、V-Drumsってボタン操作で簡単にピッチもサイズもすぐに変えられるじゃないですか。それがもう、とにかく楽だし、作業が早くできて。これまでは、和樹がドラムを準備するのにめっちゃくちゃ時間がかかって正直ムカついてたんですけど(笑)、そういう意味でもV-Drumsの存在は大きいし、導入して正解だったと思ってます。そもそも生ドラムって、どれだけ防音しても、バス・ドラムの衝撃音だけはどうしても外に漏れてしまうじゃないですか。でもV-Drumsだとその心配もないので、すごく便利ですよ。

▲取材後にはGAIA SH-01を試奏し、そのサウンドはもちろん、内蔵エフェクトやDビーム、フレーズ・レコーダー機能などを熱心にチェックしていた。

─ 実際にプレイしてみての、V-Drumsの印象はいかがですか?

和樹:V-Drumsは、ずっと憧れてました。普通はドラムって、叩きたくなったらスタジオに行かないと演奏できない楽器ですけど、V-Drumsなら、電源を入れて、ヘッドホンをすれば、いつでも周りに迷惑をかけずに演奏できますし、1人でずっと叩いてても楽しいです。パッドの打感もすごくいいですし、それに自分がいいと思って作り溜めておいた音色を、レコーディング時にそのまま使えるので、すごく重宝してます。

─ それでは最後に、読者にメッセージをお願いします。

岩井:新曲「明日へ」は、音楽の知識がすごく深い人からすると、常識とは違う部分があるかもしれませんけど(笑)、それだけ自由性や柔軟性に富んだ曲に仕上がったと思っています。だんだん横ノリが出てきたり、いい感じになってくるので、そこを聴いて欲しいですね。

和樹:3曲ともドラムを打ち込みで作ったことで、かえってリズムとリズムの隙間というものが分かるようになりました。生ドラムの“生感”もすごくいいし大切なものですが、打ち込みに目を向けることで、新しいリズムを見つけられたし、それを生ドラムのプレイにつなげていけると思っています。そういった部分も聴き取ってくれると嬉しいです。

佐孝:僕自身、宅録でDAWソフトを触り始めて1年くらいなんですが、今はパソコンがあれば、1人でも音楽作りのすべての作業ができちゃうじゃないですか。もうスタジオを手に入れたのと同じ状況だし、パソコンがバンドのメンバーのような感覚なんです。だから、今からバンドをやろうとしている人で「シンセって、バンドの中ではカッコ悪い」とか「打ち込みってよく分からない」と思ってる人たちに「そうじゃないよ」っていうことを伝えたいと思っています。シンセやパソコンを使えるようになることで、もっと柔軟性に富んだ自由度の高い音楽が作れるし、僕らのように宅録でも、こういった音楽が作れるということを、この曲で知って欲しいですね。

雄貴:もしパソコンを使わなくても、例えばボスのループ・ステーションでも曲が作れますよね。あれ、めっちゃ便利で、よく使うんですよ。ギターでリフをループさせて、そこにバッキングを重ねていったり、シンセも入れられるし、ベースを重ねれば、それで1曲できちゃいます。実際にそうやって作った曲もたくさんあるんですよ。でもよく考えたら、昔から同じことをやっていたということに気付いて。父親が8トラックのでっかいカセットMTRを持っていて、それにカセットテープをループ再生できる機能があったんです。子供の頃にそれを使って、漫画のキャラクターをバカにした曲をふざけて作って、友達を笑わせてたんです(笑)。そのMTRで録った歌にボスGT-8のリバーブをかけて、そのままCDにしたり。父親がボン・ジョヴィ好きで、GT-8を使ってギターを弾いてたんですよ。そこから始まって、同じことがパソコンのフリー・ソフトを使えばできるということを知って。とにかく、何かを「知る」ということが、すごく楽しくかったんです。それは、今も同じです。だから、仁司も言ってたように、Galileo Galileiを通して音楽作り、宅録の面白さを知ってくれる人が増えて欲しいし、十代でデビューするバンドがどんどん増えて欲しいですね。すごく期待してます。そういった十代のバンドが作る面白い音楽を聴いて「めっちゃいい!」って思いたいし、それに対して僕らも返していける音楽を作りたいと思っています。そういった流れの中に、Galileo Galileiの音楽をしっかりと作っていきたいですし、みんなにも、面白いことをどんどんやって欲しいですね。

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Profile

Galileo Galilei

音楽や映像が大好きだった尾崎雄貴(Vo/Gt)と尾崎和樹(Dr)の兄弟が母体となり、2007年、佐孝仁司(Bs)と北海道・稚内で“Galileo Galilei”を結成。2008年8月、10代限定フェス「閃光ライオット」で初代グランプリを受賞する。前ギター脱退を期に、Galileo Galileiの盟友バンドを率いて札幌を中心に活動していた岩井郁人(Gt)が、サポート・メンバーを経て、2009年11月に正式加入。2010年2月にミニ・アルバム『ハマナスの花』でメジャー・デビューすると、今年2月に1stフル・アルバム『パレード』、その後に2枚のシングルをリリース。4月には、Galileo Galileiの楽曲から誕生した映画『管制塔』(監督:三木孝浩)が公開されるなど話題を集める中、12月7日に6枚目のシングル「明日へ」が発売される。

オフィシャル・サイト:
http://www.galileogalilei.jp

Information

CD

『明日へ』

2011年12月7日発売
【期間生産限定盤】
SECL-1032 ¥1,300
【通常盤】
SECL-1031 ¥1,223

『さよならフロンティア』

SECL-998 ¥1,223

LIVE
『rockin'on presents COUNTDOWN JAPAN 11/12』

12/28(水) 幕張メッセ国際展示場

※詳細は、上記オフィシャル・サイトをご覧ください。

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